大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

京都の旅(庭廻り)

2010-08-08 10:00:00 | 旅行
僕は京都で学生時代を過ごしたのですが、学生時代はあまり観光はしませんでした。いつでもお寺廻りはできると思っていたのかもしれません…。卒業後よくは覚えていないけれど、約三百回は京都へ旅行をしたと思います。ここ数年はだいたい廻るコース(大体3パターン)がいくつか決まっています。先日は、京都駅に着いて一番最初に訪れたお寺さんは国宝三十三間堂でした。はす向かいの京都国立博物館で上田秋成の企画展を観ました(時間があればなるべく企画展を見るようにしています)。その後、大本山 東福寺を訪れて、重森三玲作の方丈 八相の庭をまず鑑賞しました。それから同じ重森三玲によって作庭された市松模様の庭に向ったのですが、いつも究極のミニマルアートだなと感じます。日本人の美意識は本当にすごいと思います。広大な敷地にある東福寺は四季折々、風光明媚なお寺さんでとても楽しめます。その後、東福寺のすぐ近くに赤不動明王を本尊にして祭っている同聚院 東福寺塔頭を訪れました。開山は東福寺第129世琴江令薫。日本最大の大きさを誇る本尊不動明王坐像を拝み、雪舟庭園で有名な芬陀院でお庭を眺めながらお茶をいただきました。住職さんもとても温かい人柄が滲み出ていて感じのいい方です。茶室もとても素晴らしい空間ですね。大体ここまでで所要時間2時間。軽く食事をしてタクシーで蓮華寺に向いました。洛北 蓮華寺は本当に素晴らしいお庭で、今回は2時間近くのんびり寛ぎました。帰りは祇園で軽く食事をして京都駅に向いました。大体こんな感じで一日が終わるのですが、タクシーを上手に使うと密度の濃い京都旅行が楽しめると思います。先日は寄れなかったのですが、百万遍の進々堂でコーヒーを飲むことをおすすめします。このお店の室内の家具とテーブルは、すべて人間国宝の黒田辰秋が制作したもので、重厚で落ち着いた雰囲気を醸しています。1930年に創業された喫茶店でとても素晴らしいですので、行かれたことのない方は是非どうぞ。カレーとコーヒーのセットがおすすめです。



重森三玲作 市松模様の庭

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