大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

理事長は高収入 バター品薄で“ウハウハ”農水官僚天下り組織

2015-06-04 11:30:00 | 学習
理事長は高収入 バター品薄で“ウハウハ”農水官僚天下り組織

2015年5月28日
今年度は7100トンのバター不足(C)日刊ゲンダイ

 今年もバター不足である。酪農・乳業の業界団体「Jミルク」によると、今年度は全国で7100トンのバターが不足するという。

 農水省は海外からの輸入を追加する方針を固めたが、これにウハウハなのが実は農水官僚たちだ。農水省所管の独立行政法人「農畜産業振興機構」がバターの輸入を一手に握っているのである。

「農業ビジネス」編集長の浅川芳裕氏はこう言う。

「輸入業者が海外からバターを購入する際、1キロ当たり最大806円の輸入差益(マークアップ)を上乗せした価格を機構に支払わなければなりません。これは酪農家への助成に使われるとされていますが、機構の役員10人中少なくとも4人が農水省OBや出向者です。理事長の報酬は1600万円以上で、一般職員でも600万円を優に超える。しかも、彼らの仕事といえば典型的なペーパーワークなのです」
 農水官僚にとっては格好の天下り先というわけだ。一方で、上乗せされた輸入差益の806円は実際の価格に転嫁される。ただでさえバターには「価格の29.8%+1キロ当たり179円」の関税が課されている。仮に国際価格500円のバターを1キロ輸入した場合、806円の輸入差益と関税を合わせて1634円になる。実に3倍以上に跳ね上がるのだ。

「富裕層ならいざ知らず、一般の消費者はそんな高いバターは買わないでしょう。困るのは、ケーキ屋やレストランなどです。昔からの味を崩さないためには、高いバターに手を出さざるを得なくなる。その上、品薄で買いだめに走る可能性もあります。コストを押し上げる要因しかないのです」(浅川芳裕氏)

 もちろん、業者のコスト増は価格で跳ね返ってくるのだから庶民はたまらない。

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