福島第一原発3号機 燃料プール 巨大がれき撤去へ
8月2日 4時26分 NHK
福島第一原発3号機 燃料プール 巨大がれき撤去へ
東京電力福島第一原子力発電所3号機で、爆発で吹き飛んで使用済み燃料プールに落下した重さ20トンある巨大な装置の撤去作業が2日に行われます。装置が落下して核燃料が損傷するおそれもあり、東京電力は慎重に作業を進めることにしています。
福島第一原発3号機の原子炉建屋の最上階にある使用済み燃料プールには今も566体の核燃料が残されたままになっていますが、爆発で吹き飛んだ大量のがれきがプールに落下し、核燃料を取り出す大きな支障となっています。
このため、東京電力はおととしからがれきの撤去を進めていて、2日、この中でも長さ14メートル、重さ20トンと最も大きい「燃料交換機」と呼ばれる装置の撤去作業を行う計画です。
現場は放射線量が極めて高く、人が直接作業できないため、大型のクレーン2台を遠隔操作して燃料交換機をつり上げることにしていますが、万が一落下すれば、核燃料が損傷するおそれもあります。
東京電力は、今回の作業に先立って、がれきの状況を詳細に調べて手順を確認するとともに、専用の工具を開発したり、核燃料の上にクッションを置くなどして準備を進めてきました。
東京電力は、敷地内の作業員の安全を考慮して、ほかの廃炉作業を中断するなど細心の注意を払って作業を進める方針です。
8月2日 4時26分 NHK
福島第一原発3号機 燃料プール 巨大がれき撤去へ
東京電力福島第一原子力発電所3号機で、爆発で吹き飛んで使用済み燃料プールに落下した重さ20トンある巨大な装置の撤去作業が2日に行われます。装置が落下して核燃料が損傷するおそれもあり、東京電力は慎重に作業を進めることにしています。
福島第一原発3号機の原子炉建屋の最上階にある使用済み燃料プールには今も566体の核燃料が残されたままになっていますが、爆発で吹き飛んだ大量のがれきがプールに落下し、核燃料を取り出す大きな支障となっています。
このため、東京電力はおととしからがれきの撤去を進めていて、2日、この中でも長さ14メートル、重さ20トンと最も大きい「燃料交換機」と呼ばれる装置の撤去作業を行う計画です。
現場は放射線量が極めて高く、人が直接作業できないため、大型のクレーン2台を遠隔操作して燃料交換機をつり上げることにしていますが、万が一落下すれば、核燃料が損傷するおそれもあります。
東京電力は、今回の作業に先立って、がれきの状況を詳細に調べて手順を確認するとともに、専用の工具を開発したり、核燃料の上にクッションを置くなどして準備を進めてきました。
東京電力は、敷地内の作業員の安全を考慮して、ほかの廃炉作業を中断するなど細心の注意を払って作業を進める方針です。