Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

アウトビアンキ 狭小箇所の工夫(知恵と技)

2012-06-19 21:19:20 | アウトビアンキ A112(レストア)


6月19日(火)、大阪は台風通過で風も雨も強いです。
それでも夕方まで仕事の打ち合わせで忙しい一日でした。

先週のカロッツェリア マチオヤジマの我がアウトビアンキの作業状況です。
指で示す部分のネジをインチからミリのネジに加工して変更しました。

ご覧のように、北米で制作されたこのスペシャルヘッドパーツのネジ類はインチで統一されていますが、狭いスペースでの作業には、技術と知恵が必要になってきます。



この部分のナットを締める為には、この工具を使わないと締まりません。



しかも、この狭いスペースでは、1度に約15度ぐらいづつ、数回に分けで締めるしかありません。
今後のメンテナンスを考慮して、ネジ穴を開けなおして、ネジのサイズ変更をするなどの、工夫も必要になる訳です。
エンジンチューニングには、こうした知恵と技が必要になるわけですね。


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アウトビアンキ エンジンヘッドカバーとロッカーアームの接触

2012-06-18 22:13:58 | アウトビアンキ A112(レストア)


6月18日(月)、午後6時に仕事を終わらせて、大阪に新幹線で移動しました。
今週も大阪出張です。

先週のカロッツェリア マチオヤジマでは、エンジンの改良が各所で行われた。
毎週末、その作業の解説を伺うことで、我がアウトビアンキの構造やネジ1本に至るまで理解することで、自分の物になっていくような気がします。



このエンジンヘッドカバーの隅に削った箇所があります。



矢島氏に「その部分の削り具合を指で確かめてみて・・」と言われて、触診してみました。
アルミをえぐるように削ってあるのです。

なぜ、このような加工をするのかと言うと、ロッカーアームが微妙に当たる為です。



チューニングパーツは、こうした微妙な調整を必要とするようです。
設計者と製造者そして施工者の連携で、チューニングエンジンは組み上がって行く訳です。
単にパーツを集めて、組み立てればOKって訳にはいなかいのですね。

こうしたことも、知識と経験そして技がないとできないわけです。
いやぁ・・勉強になりました。


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アウトビアンキ キャブレターの補強

2012-06-17 22:53:20 | アウトビアンキ A112(レストア)


6月17日(日)、今日は群馬県まで愛車フィアット・パンダでドライブです。
目的は、アウトビアンキの中古車の下見です。
この件は、また後日報告しますが、前橋のWさん(A112の所有者)の人柄の良さに、雑談で盛り上がりました。
Wさん、是非横浜にも遊びにきてくださいね。

ところで、昨日のカロッツェリア マチオヤジマの我がアウトビアンキの作業状況です。

オルタネーター、オイルクーラーの装着も終って、いよいよキャブレターの装着の準備段階に入りました。

ウエーバー40φが2基装着されるこのA112.
その巨大なキャブレターの重量を支える為の補強が必要になります。




このキャブレターの支柱をワンオフしてもらいました。
この補強を行なうことで、インマニとキャブレターのジョイント部分の亀裂などのトラブルを回避することが目的です。



取り付け方法は、こんな感じです。
ボルトで止める方法ですが、走行時の震動もこれで安心です。
チューニングパーツは、ボルトオンなんてことはありません。
設計者、製作者、施工者の阿吽の呼吸がないと、まず使い物にならないのがチューニングパーツです。
北米のスペシャルヘッド&キャブレターのチューニングメーカーの設計者、製作者も、施工するエンジニアの腕と技を信頼するからオーダーに応えるわけです。
微妙な調整を必要とするのがチューニングです。


カロッツェリア マチオヤジマでは、当時のボーイズレーサー、カフェレーサーの復活の兆しがあります。
当時、20代だった青年も今や50~60代です。
そんなチョイ悪オヤジと言われる男たちが今面白い。

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アウトビアンキ オーバーライダーの装着完了

2012-06-16 21:56:38 | アウトビアンキ A112(レストア)


6月16日(土)、一週間が過ぎるの早いものですねぇ。
今週も週末のカロッツェリア マチオヤジマに訪問しました。

仕事も忙しくて企画書をまとめていると、時計と見ると午後4時半です。
急いでガレージに向かいました。
オーバーライダーの装着が完了していました。



オーバーライダーは、純正品のような出来上がりです。
ゴムの衝撃吸収材も装着されて良い感じですねぇ・・。



リアのオーバーライダーの装着もご覧のとおりです。



完成度が高いですねぇ。
リアのオーバーライダーは、知恵の輪のような取り付け方です。
4mmのアルミ板をたたいて、ここまで成形する技には敬服します。

当時のA112のプロトタイプのような、仕上がりがお気に入りです。
ありがとうございます。


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アウトビアンキ グレーのA112(レストア進行中)

2012-06-14 08:05:16 | アウトビアンキ A112


6月14日(木)、先日のカロッツェリア マチオヤジマの作業レポートです。

このグレードのA112、新オーナーが決まって、ボディーワークが進行中です。
このアウトビアンは、すでにエンジン関係には矢島氏が手を加えてあり、すぐにも乗り出せる状態です。



錆びて穴が開いていたこのA112のボディーワークも完了。
新オーナーは、全塗装する計画のようです。
これで、下地が完了した・・という状態でしょうか。



運転席側のドアは、交換されました。
あれだけ錆びていては、交換した方が懸命ですよね。
ドアの補正と同色に塗られました。
あとは取り付けって状態です。

プチレストアですが、これで車検取得ができそうですね。
ボディーワークって、こんな機会でないとできないですが、これで安心して乗れますね。

ガレージ内で静かにしていたグレーのA112ですが、矢島氏は着々と整備していたのです。
昨日、仕事帰りにM隊員と話していたのですが、矢島氏のカレンダーには休日ってないのではないでしょうか?


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アウトビアンキ オーバーライダーの取り付け加工

2012-06-13 04:43:24 | アウトビアンキ A112(レストア)


6月13日(水)、昨日、福島県郡山市の出張から帰って、郡山のお土産「薄皮まんじゅう」を持ってカロッツェリア マチオヤジマに訪問しました。

相変わらず休む間も無く、黙々と作業をする矢島氏。
グレーのA112のレストア作業も進んでいました。
もうじき車検取得が出来そうですねぇ・・・・。

ところでこの写真は日曜日の作業風景です。
撮影はM隊員です。
フロントのオーバーライダーの仮付けが完了したようです。
こんなOLD&NEWな面構えになりました。

バンパーレスの仕上げに、オーバーライダー装着で70年代前半の面構えになりました。
いやぁ~良い感じですよね。
違和感もない仕上がりは、コンセプトのOLD&NEWどおりです。




12日(火)の作業は、前後のオーバーライダー取り付け金具の塗装作業です。




前後の取り付け金具の塗装が完了しました。
後は乾くだけです。
リアの金具の制作は苦労しただろうなぁ・・・。
お見事です。



リアをバンパーレスにすることに伴って、バンパー跡をきれいに製作してもらいました。
この時点ではオーバーライダー装着は想定していなかったのですが、あらゆる可能性を考えて取り付け用のボルトは用意してあったのです。
このボルトに合わせて、オーバーライダー装着用の金具を製作するのですがら、知恵の輪状態の問題解決になったわけですが、さすが矢島氏です。

見事に金具の製作とリアオーバーライダーの加工をするじゃありませんか。



オーバーライダーは、リアの形状に合わせて、切込みを入れました。
微妙な隙間と特殊な金具の形状で、この難題な取り付けを可能にしたわけです。
ん・・・矢島氏すごい!



取り付けるとこんな感じになります。
違和感なく、ぴったりに装着できるオーバーライダーの取り付けの技は、芸術的です。
特許申請できそうなアイデアに敬意を表します。

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アウトビアンキ オーバーライダーの完成(カロッツェリアの技)

2012-06-10 08:05:58 | アウトビアンキ A112(レストア)


6月10日(日)、昨日のカロッツェリア マチオヤジマの我がアウトビアンキのレストア作業状況です。
5月8日に、矢島氏がアルミ板をたたき出しで制作したオーバーライダーの磨きが完成してガレージに到着した。

鏡面仕上げのオーバーライダー。
3mmのアルミ板を八ンマーでたたいて、形にしていく作業をみていた週末クラブ員は、
その技に驚きました。



2枚の湾曲したアルミ板を合わせて、1枚アルミ板を入れて溶接するのですが、矢島氏にはこの完成したオーバーライダーのイメージがあるのでしょうね。
これって、仕事でも相通じることです。
完成形を創造できないと、そのプロセスは考えられない訳です。

矢島氏のレストア作業を見ていると、学ぶことが多いです。
自動車の造形を通じて、自己表現できるのはすばらしいことです。
音楽で表現したり、文章で表現したり、絵画で表現したり・・・・。
アーティストは表現手法がそれぞれですが、私がカロッツェリア マチオヤジマの矢島氏が創り出す作品に感じるのはそこです。

ですから、私が矢島氏の作品としてのアウトビアンキの制作依頼をしたのが、この1台なのです。




これは、オーバーライダー(フロント用)を取り付ける為のステーです。
この微妙な角度が、オーバーライダーをボディーラインに合わせて取り付けることができるわけです。



オーバーライダーの仮付け作業です。
週末クラブ員が見守る中、仮付け作業がはじまりました。



オーバーライダーの仮付けが完了しました。
ぴったり取り付け位置に、まるで純正品のようですね。



養生を外して、遠眼から眺めてみるとこんな雰囲気です。



コンセプトのOLD&NEWどおりの1台に仕上がってきました。

いかにも当時存在していた如くの、面構えになりました。
ステージ1以前のプロトタイプってイメージで制作していますので、完成が楽しみです。

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アウトビアンキ オイルクーラー&オルタネーター装着完了

2012-06-09 22:08:18 | アウトビアンキ A112(レストア)


6月9日(土)、関東も梅雨入りしたようです。
出張の疲れもあったのか、昼食後に横になると夕方まで昼寝してしまいました。
午後4時40分頃に矢島氏から電話をもらって、目が覚めました。
週末クラブ員は、すでに集合していたようです。

急いでカロッツェリア マチオヤジマに到着すると、オルタネーターの配線は済んでいました。



オルタネーター装着時に、取り外したオイルクーラーも取り付け完了。
これで、キャブレター(ウエーバー)の取り付け作業が始まります。

いよいよエンジン装着作業の最終段階に入ってきました。

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アウトビアンキ オルタネーターの装着

2012-06-09 08:36:00 | アウトビアンキ A112(レストア)


6月8日(金)、愛車フィアット・パンダのホイールバランス調整のチェックの為に、首都高速から第三京浜に入って、都筑インターまで。
テスト走行は口実で、 カロッツェリア マチオヤジマまで遊びに行ってきました。
我がアウトビアンキのレストア状況の見学が目的です。

オイルクーラーの装着も完了、ヒーターホースも取り付けてありました。
1週間でかなり作業が進んでいますねぇ・・・。



「お!作業台にオルタネーターが・・。」
このオルタネーターは、ヤジマリビルトのオルタネーターです。
国産オルタネーターを改造してあり、黄色に塗られたオルタネーターには、番号が打刻してあります。
ちなみに、我がアウトビンキ用は「No5」です。

「それじゃぁ~作業開始しますか!」と矢島氏。
特製オルタネーターの装着作業に立ち会うことができました。



この位置に、オルタネーターが設置されます。



狭いエンジンルームです。
一度取り付けたオイルクーラーを取り外して、作業開始です。



取り付けるのも、簡単な作業ではありません。
レストアはネジで始まってネジで終るの如くですね。
このオルタネーターに装備されているこの取り付けネジでは、このアウトビアンキに装着できません。
ネジの長さが足りないのです。



そこで、矢島氏はネジ加工しました。
ネジを切断して、適正な長さに加工した後に、塗装して錆防止です。
この間は、世間話タイムです。



ネジの塗装が乾くとオルタネーターの取り付け。
取り付け作業が完了して、ベルトの装着です。



オルタネーター装着の完了です。
「ん・・・良い感じですねぇ~」



純正オルタネーターよりも、安心度がはるかに高いヤジマ(リビルト)オルタネーターです。

レストアでオリジナルにこだわる方がいますが、私はまったく違います。
より進化しないとダメだと思うんです。
これは生き方も仕事も同じです。

このアウトビアンキのレストアのコンセプトはOLD&NEWです。
矢島氏のチューニングとハンドクラフトで進化した制作をお願いして、1年を経過してきました。
Restored and Handcraftedの挑戦、常に進化するYAJIMA作品の制作に立ち会えることは喜びです。




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フィアット パンダ(ホイールバランスの調整)

2012-06-08 21:23:12 | フィアット パンダ


6月8日(金)、パンダリーノ2012のエントリー前日にタイヤ交換をしたのですが、高速走行をすると80~120kmぐらいで微妙なハンドルの振動を感じる。
先日から気になっていたので、本日の午前中にホイールバランスの調整をしました。



おそらく前輪の右側のホイールだろうなぁ・・・と思うのですが、再度チェックです。



もちろん、タイヤ交換時にホイールバランスは調整するのですが、小径車は特に微妙な調整が必要のようです。

長距離走行が多い私です。
高速走行の振動や異音は気になりますので、何度も調整をお願いしました。



ホイールバランスの調整をしていただいて、首都高を走ってから、再度調整をお願いしました。
ん・・・俺って、うるさい客だよなぁ~と思いつつも、丁寧にお願いしました。



そのおかげで、高速走行しても、問題なし!
ホイールバランスは良い感じですねぇ・・・。
これで来週の福島出張も愛車フィアット・パンダで走行です。
ありがとうございました。


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