山のおもむきⅡ

山に暮らし始めて18年
大好きな自然のようすを写真に撮ってアップしています

温かな風のようなサイ

2010-07-06 16:11:13 | 日記


お気に入りのタワーの中で ショボショボお目目がかわいいの



外で暮らしていた頃 ダイソンのご飯に顔を突っ込んで食べてる



だから 牛乳をダイソンに取られても怒らないで舐めてあげるの



とーしさんのお膝が大好き



手も大好き



シュウとみよんには 苛められ続けたね
だけど窓の外なら怖くないよ~~



なんにでもじゃれるサイ、迷惑顔のソー



サイを枕にして眠るソー
ソー 優しくしてくれてありがとう



エンテルちゃんの妹のシュヴをお気に入り



ひょうきん者



そのあとグッスリ・・・
夢 見てる?



散歩は毎日一緒だったね
この眼、この足、この手



この手も一緒に入れて ずっとこうして撫でていたい

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今朝 サイは玄関先にいなかった

寒い間は私たちの布団の上で寝ていたサイも 暑くなってからは車庫の中で寝るようになっていた
そして明るくなると玄関先のテラスでじっと坐っているのが常だった
夜中は車庫のカゴに入って寝ているとばかり思っていたのに・・・


サイの姿が見えず かごの中にもいないと分かって 胸がドキドキしてきた
ダイソンと散歩していたら道路わきから合流してくるかもしれないと 僅かな希望を持って出かけた
数百メートル下ると急カーブがある

そこを曲がって50mもあるだろうか
なにかがいるのが見えて、『サイ!』と呼んだら カラスだった
カラスが飛びさっても何かが見える

昨日傷の手当てをしたあと巻いた手ぬぐいが目に入り  「サイだ」、と確信して走り寄った
車に撥ねられて頭を打ったらしい

傷は 数日前シュウに襲われて背中に一円玉くらいの赤剥けができていたもの
ちょうど舐められるギリギリのところなので かさぶたが出来ずにじゅくじゅくしていたのだ
軟膏を塗って 手ぬぐいを巻いた
我ながらいい考えだと思ったのに・・・・・・・・・

きっとそれが身体の自由を妨げ 災いしたのだ
硬いサイを夢中で抱き上げ ゴメンゴメンと謝りながら 家に引き返した

泣いても吼えても 元に戻ることはない
生と死の距離は無限に遠い
ああすればよかったのに、こうすればよかったのに、と次々湧いては来るが 考えても何も変わらない

サイは私たちにとって 天使のような存在だったから
うちに来てくれたことに感謝をしよう

沢山の病気もちで ノミまで連れてきて ダイソンにノミアレルギーを起こさせて やっと治りかけたら逝っちゃった
何も残さずに、想い出だけはてんこ盛りに残して

病院へ行った数は一番多い
それでも与えてくれたものの大きさは何物にも代えがたくて 
一年足らずの付き合いだったけど 一生分付き合ったような気がする 

鉛のようなものが胸につかえ、足にもくくりつけられているような この重さ
涙腺にかさぶたが出来るまでは少しかかりそう
舐めないようにしなくては・・・

サイを愛してくださった皆さまに 感謝いたします