土屋龍一郎のブログ

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中野ツアー報告4「パピエ」

2005-12-14 01:06:54 | Weblog
 中野ブロードウェイ3Fにある、「パピエ」は、なんとフレンチコミック専門店である。この小さな店にもはまってしまった。以前から気になっていた絵があったのだが、それはエンキ・ビラル(Enki Bilal)という作家のパンキッシュで未来的画風によるものだったことがわかった。さらにさらに・・あとからこの作家について調べてみたら、なんと「バンカーパレス・ホテル」というこれまた10年位前に出張中に何気なくつけた深夜テレビで見てチェックしていた映画の監督であった。この映画はザミャーチンの「われら」を髣髴とさせる近未来映画(だったと思う)で、私の手帳に「いつか観ること」フォルダにメモしてあった気になる一本だ。
 なんてこった!
 何気なく手繰り寄せた糸が予想もしていないところで結びつく、ビックリ体験をすることができた。
 ここもとても小さな店舗だけれど、しゃれたフレンチテイストの絵本やらポストカードが所狭しと置かれている。
 「パリで開催された宮崎駿とMoebiusの個展の図録が入荷しました!」とHPにかかれている書籍を立ち読みしたけれどマニアにはよだれものだと思う。ただしどこかでフランス語を学ぶ必要があるけれど。あっ!そういえばフランス語を習うのにとてもよい外国語学校が長野にあるぞ!(宣伝です)
 ポストカードは私のささやかなコレクションのひとつだが、映画ポストカードというのはおおよそどの国にも置いてある。それなのに、ここにおいてある「猿の惑星」カードを見てビックリ。このシーンの写真をカードで送る物好きはいないだろう、と思われる一枚があった。遠く丘の上に家畜である人間が磔になっていてその前には2匹(人)の猿人がこちらを向いているあのシーンである。
 恐るべし、フランス魂。