土屋龍一郎のブログ

土屋龍一郎のブログです。

過剰案内

2005-12-26 17:35:40 | Weblog
この写真は、JR高崎駅構内にあるトイレの入り口に設置された表示板である。
男子用女子用トイレの内部に、どのように便器と個室が配置されているかを表示している。
この表示が誰のためになぜ設置されることになったのだろうか?推察してみた。
①早くたどりつかねば「やばい」緊急事態の人が便器に直行できるように。(見てる余裕もないと思うが)
②込み合ってしまって長蛇の列になった後ろのほうの人が内部事情を理解するため。(前が詰まっていればたどり着いたときに状況がわかるはずだが)
③5段ほどの階段を上って行くため、身体の具合が悪い方などが現場でがっかりしない事前情報のため。(がっかりしても使うときには使うと思うのだが)
④警備のため?(むしろ悪いことをたくらむ人にとっては親切になるのでは?)
いずれにしても正解とは思えないから、設置した人の意図がわからぬ。

さて、先日JR品川駅のトイレで、また不思議なことに出くわした。
このトイレの手前では、四六時中「このトイレは向かって左側が男性用、右側が女性用になっています」と音声を流しているのだ。
なぜ?
もちろん最近大変きれいに便利になった品川駅には一目見てわかるような表示板もついているし、人の流れも男性に見える人は表示を見て左に流れている。
この放送を考案した人、放送用の設備を準備した人、録音した声のお嬢さんの労力を考えると、そこまでのサービスがなぜ実行されたのか、なぞは深まるばかりである。

昨年、NYの国連で間違って女性用のトイレのドアを開けてしまったことがある。入ってみて発見したけれど、トイレの場合は男性用と女性用の造りが著しく違っていて、一足踏み入れただけでその違和感がわかる。
温泉のように偶数日と奇数日で男女のお風呂を交換するなんてことはできないのだ。
つまり、万が一にも間違えてしまっても、悪意がなければすぐに「ああ、こりゃ失礼」とわかるのですぐに退散できるのだから、四六時中放送を流す必要を感じないのだ。
無駄だと思うのだ。
まあ、こんなことに熱くなって文字数を稼ぐのも無駄かもしれませんが・・・