土屋龍一郎のブログ

土屋龍一郎のブログです。

ボンダイブルーのi-mac

2005-10-11 07:52:36 | Weblog
 発売当時最新機のメモリは32MB、増設は256MBまで。大容量ハードディスクは4GB。
 パソコンが透けて中が見える。面白みもなかった機械が斬新なブルーカラーのオブジェになっている。
それまでのperfomaという機種のパフォーマンスの悪さに辟易していたので、大枚をはたいて月賦で(確かお買得とはいえ20万円くらいした)ボンダイブルーのi-
macを購入した。ボンダイブルーのi-macは、一世を風靡してWindows一色だった家庭にあっという間に普及した。
64MBに増設したその機種は自宅で、主に子供のナノザウルというゲーム専用機になった。その後我が家はiBook に乗り換えたので、ボンダイブルーのi-macは倉庫に眠ったままになっていた。
ついに、このたび、ボンダイブルーのi-macを下取りにして、パソコンと液晶が一体化した NEW iMacG5(17万円)を買う気になって、長野市郊外のパソコンショップへ行った。
メモリは標準で512MB。ハードディスクは160GBもあるから、40倍の容量だ。

買い換えは通常の下取り価格に10%加算されるという。
ボンダイブルーのi-macを下取りにしたら、いくらになるのか尋ねると、親切そうな店員さんが一瞬ひるんで、
「申し訳ないけれど・・値段がつきませんね」「?」
「廃棄するだけでも4000円かかるのですが、当店では100円にて引き取っております。」「ひゃくえん!」
あの、一世を風靡したボンダイブルー初期型だぜ。
あまりのショックに車から降ろす気も失せた。さっきまで売り払おうとしていたi-macが急に愛しく思えてきた。

さらに言うと、その時i-macG5を買う気も失せてしまった私であった。
このコラム、つづく・・・・

体育の日

2005-10-10 18:30:26 | Weblog
 10月10日は体育の日である。
 久しぶりに国旗を自宅玄関の外に掲げた。
 今日は秋の気配漂う、涼しい気候になって運動日和であった。
 が、昨夜クレーム処理で東京から来てくれたメーカーの役員と食事会をしてずいぶん酔っ払った私は運動する予定をさっさと変更して寝坊を決め込んだ。
 ということで、中学校一年生の長男が出場するサッカー新人戦を応援に行った。
 2-1というゲーム結果で息子のチームが勝った。
 それにしても最近の中学生の技は高度である。20数年前に私が高校生だったころ、あんな難しいスルーパスやらフェイントが出来る仲間はいなかったし、ウィング攻撃(という言葉も死語かもしれない)一本の時代から考えると攻撃の多彩さには舌を巻いた。
 しかしプレーのひとつひとつがちょっと考えすぎの気がする。と、話したら、毎週静岡から子供のサッカー指導のために長野に戻ってくる大学生の轟君も「もうちょっと子供らしくドリブル突破とかしてみろって感じっすね」と言っていた。

 ということで、この写真は同行した次男が落ちていたミッキーとモモの人形を戦わせて、コブラツイストをかけた所です。

小さな幸せ

2005-10-09 18:11:38 | Weblog
 信州大学教育学部附属長野中学校の生徒会主催による「発表会」を見に行ってきた。
 いわゆる文化祭と体育祭が同時に開催されるようなもので、進学校らしい研究発表あり、クラブ発表あり、友人どうしで声を掛け合ったグループによる様々なアトラクションが催された。
 ヒューマンウィークという時間を使って興味を持った雅楽の生演奏に合わせて巫女さん姿で舞を披露する中学生には感激した。大人でさえなかなか触れることの出来ない世界に純粋な気持ちで関わった経験は絶対にこれからの人生に活かされるはずだ。
 また、スウィングガールズ以降盛り上がっているビッグバンド旋風にのって管楽器で演奏するチームの質の高さにはびっくりした。あんな明るい音が出せる大人いないぜ。アカペラは、NHK全国音楽コンクールで銀賞受賞の実力を持つ合唱部のメンバーだろうか、男女混声でとても高度なコーラスを聞かせてくれた。
 圧巻は最後の生徒会長挨拶!中学3年生というのがあんなに落ち着けるものなのか数分間の中に思い出と感謝を一杯に詰めて満場の拍手を誘った。
 若いパワーに圧倒されて近頃大人のイベントでは味わえない満足感を得た。
 会場内装飾も生徒会オリジナルだということだが、「宇宙」というテーマの発表会に合わせてたくさんの生徒が一人一人思いをつづった星が壁を覆っていた。
 「みんなが幸せになりますように」と書かれた一枚があった。この子供たちの幸せを願わずにいられない。

グレンリベット

2005-10-08 17:43:21 | これを喰わず
 バーRITAがオープンしていろいろ試しているうちに知らず知らずシングルモルトに気持ちが傾いていて県外などに出かけても、ホステスとかがいるお店よりも地元にあるひっそりとしたバーなどに行くようになってきた。
 先日訪れた姫路でも仲間と二軒のバーをハシゴした。
 土屋守さんという方が主催しているスコッチ文化研究会の北上支部長でもある友人の小田島君の案内および解説つきでまろやかな味が口の中全体に広がるような酒から舌がしびれるような強烈なものまでウィスキーを楽しんだ。
 国産ウィスキーの、それもお徳用ばかり飲んでいた私が1989年に訪問したイギリスのバーミンガムのバーで夏目さんという先輩から「お酒の種類を指定して飲んでみろ」といわれて推薦されたのがグレンリベットという名前だった。それ以来私の中ではいざというときは「グレンリベットをロックグラスで」と頼むようになった。
 今回の姫路でも同様に頼んだところ、小田島さん曰くグレンリベットのとても珍しいボトルがあったとのこと。10年前の12年ものが入っている古いシリーズのボトルだとのこと。後日詳しい解説mailをいただいた。
『新しい方がうまい日本酒の文化と、もう作れないという理由から古い物をありがたがるモルト文化がある』とのことで、このラベルのグレンリベットを見たら絶対試す価値があるそうだ。
 飲んでみると、なるほどさすがとうなるような味と香り、舌触りがして始めて飲んだ時の味が蘇ってきた!
 というくらいに味がわかるようになりたい。
 実際にはただただ「うまいうまい」と飲んでしまって、微妙な味の違いを楽しむような大人になるにはもう少し研究の時間が必要である。
 小田島君からはスコッチ文化研究会長野県支部を立ち上げるように言われているけれど、もうすこっち待ってね。

刺抜き地蔵の鍼灸師

2005-10-07 20:31:00 | Weblog
 これまた、先日東京へ行った時のこと。
 ついに念願の刺抜き地蔵に参詣した。折りしも界隈が秋祭りでみこしやら神楽が出ていて、たいそうなにぎやかさだった。
 刺抜き地蔵にまつわる高齢者の集団行為が話題になっていて、それだけでも見るのが楽しみだった。
 駅前で団子を売っている若いアルバイトに「巣鴨といえば刺抜き地蔵ですが」と尋ねると、親切に場所を教えてくれた。そこまでの道のりは、店舗コンサルタントが力説するとおり、顧客志向性の高い徹底的にマーケッティングされた世界であった。特に「(名物)赤パンツ」というのがすごい。パンツが赤いのだ。それがどう、良いのかは謎である。
 到着した刺抜き地蔵さんの写真をWEBで探していたら写真紀行という方が(?)詳しく載せていたのでご紹介いたします。
 が、私が言いたいのは長い列に並んだ後にお地蔵様をお参りしたところに立つ、鍼灸師さんだ。おそらく大変昔からこちらでご商売されていると思われるこの方々なのだが、一瞬ぎょっとしたのはつぼを解説しているマネキンである。あの水着、帽子(野球キャップ)はなぜ?
 場所・鍼灸師さん・マネキン・・・ここから伝わる怪しいパワーに圧倒されてしまう県外者は私だけではないだろう。
 まだまだ大人になりきれません。

i-podではない

2005-10-06 20:25:49 | Weblog
 先日、東京へ出張した時のこと。
 原宿の裏通りを歩いていたら近頃良く見るi-podの宣伝によく似たポスターが貼ってある洋服屋があった。新しいシリーズかなと思って近づいてみると、似てはいるけれどもi-podとは関係の無いポスターだった。
 良く見ると極彩色のバックの前に立っているシルエットは、ランチャーを持っていたり、自動小銃や手榴弾を持っている!
 "10,000 Irakis killed.773 US soldiers dead."
 という文字が書いてある、反戦ポスターのようだった。
 「i-podばかりに盛り上げってんじゃねえぞ。戦争中なんだぞ。」という意味にも取れる強烈なインパクトがあるポスターだ。
 さて、その意図は?と思って近づいたが店は鍵がかかっていて入れない。
 朝の11時である。営業時間の張り紙も無いが店内には洋服が陳列してある。
 しばらく待ったがどなたも来る様子が無いので、このポスターの意味はわからなかった。
 「休んでんじゃねえぞ」とは言わないから、ポスターの意図を知りたい。

姫路のプデチゲ

2005-10-05 21:56:24 | これを喰わず
 姫路の大御所NOBBY村角と米谷会頭がお勧めしてくれたのが姫路の韓国料理店「どんぐり」である。超愛想の良い女将さんと若い女衆が、用意してくれたのが、「プデチゲ」である。焼き肉とかちげ鍋というのは長野の韓国料理店でもメニューにある(もちろんだ)。が、このプデチゲ、同行した巨漢UDA氏が説明からトッピングまで韓国語で注文した逸品である。同席した東北の森さん始め韓国語に堪能な人が一杯いてびっくりしたけれど・・・
 まあ、とにかくプデチゲはとっても辛いスープにソーセージ(アメリカの軍隊が食べていた)、野菜がふんだんに入っている。そこへ更に辛ラーメンを2つくらいに割って入れて、附属している辛味もさらに入れる。ラーメンが煮えてきたら取り分けて食べる。余談だがインスタントラーメンを煮込み料理にぶち込む技はフィリピン人もやっていた。本家の日本では下宿の学生の特許だけれど。
 プデチゲは食べると、アツアツ、辛辛である。
 舌の先がぴりぴりして熱いのか辛いのか良くわからない。
 良くわからないからわかるように、マッコリ酒を茶碗に注いで飲む。マッコリ酒にビールを入れると味が引き締まるというウラ技まで教わった。
 みなさん、何で姫路で韓国料理なんだ?と言わず、是非試してみてください。

嗚呼、新幹線のお弁当

2005-10-04 21:24:10 | これを喰わず
 こんなにも直接なストレートなネーミングの弁当があったとは・・・
 姫路の帰路、大渋滞で駅到着がぎりぎりだったのでお土産も駅弁も買わずに新幹線に飛び乗ってしまった。そういう日に限って朝から何も食べていない。さらに新幹線の車内販売は食べ物がすべて売り切れという信じられない状態。
 丁度、森下さんという福知山JCの来年の理事長さんと隣り合わせたのでずっと盛り上がった話をしていて大変助かったが、そうでなかったら空腹で倒れていた。
 新大阪で新しい車内販売員が乗り込んできた。早速弁当を頼むと、なんとそこでも「ただいまこれのみの販売になっております」(なかなかうまい言い回しだな)ということでその他は売り切れ。「これのみ」と言われたのが、写真にある「新幹線のお弁当」である。見事に新幹線700系(だと思う)と東海道新幹線の線路の絵が普通に書かれていて、弁当の中身についてはまったく宣伝が無い。選択の余地のない状況下での弁当である。
 そして、中身は一口サイズのおにぎり3つ(梅・卵巻き?・いくら)とそのほかはこれまた絵に描いたような古式ゆかしい駅弁メニューであった。名古屋まで我慢すればこれでもかこれでもかという内容充実の、たとえばジャンボソースかつ弁当とかがあるのはわかっていたが、空腹とパッケージの怪しさで買ってしまった。
 良い思い出になりました。

姫路の穴子寿司

2005-10-03 19:48:51 | これを喰わず
 姫路滞在中に、名物の穴子寿司を食べた。
 姫路駅前から姫路城に続く大手前通りにある「関西寿司名代すし宗」は今の奥さん(「わたしゃ戦後生まれだよ」と強調していた)で、3代目になる老舗だ。近代的な表通りに面している割には店内は昔ながらの料理店然としていて旅行客も地元の人も落ち着いて食事をしている。この、旅行客だけでもなく、地元民だけでもないところが、良い。買い物途中の主婦がいて、散歩途中のオヤジさんがビールをとっている。お土産だけを買いに来る人も後を絶たない。
 穴子を中心にしたメニューのほかに握りずしもある。巨漢UDA氏が同行していたので、どちらも注文しておいしくいただいた。
 穴子ちらしは、焼いた穴子と蒸した穴子の両方がご飯の上に乗っている。たれをべったりつけた穴子の味に慣れているのだが、こちらの穴子は大変にあっさりした上品な味わいだった。こういった味付けって関西寿司の看板を出すだけのことはある。更にしょうゆが長野と違う。長野のしょうゆはどうしてあんなに濃いのだろう。そばつゆも味噌汁も漬物も濃い味の長野に慣れているけれど、たまにこういったあっさり味に出会うと素材の味が良くわかる。
 う~~ん。ご馳走様でした。

姫路2

2005-10-02 19:33:20 | Weblog
 日本JC全国大会では、いつのころからか40歳で卒業する会員の卒業を祝ってエンターティナーを用意している。しかも誰にもキャストは内緒で、である。今回はあっと驚く「中森明菜」さんがぴかぴかの銀ラメスーツで少女Aとかスローモーションとか懐かしき名曲を披露してくれた。これを自慢してブログに写真をアップしたかったのだが撮影禁止でした。
 最終日の式典では一年間を駆け抜けた役員と来年度に向けて満身創痍の次年度役員が引き継ぎをする華やかな舞台である。5000人以上も式典に参加したメンバーはそれぞれ自分の一年間をステージで行われるスピーチやビデオに重ね合わせて思いをめぐらせる。実はシニアも同じことで一年に一度参加するたびに懐かしい自分の時代を思い起こす。それぞれの卒業生は自分の思い出がほかの誰よりも一番である。その集大成の場が全国会員大会である。盛り上がらせる仕掛けを準備する地元の組織はそれはそれは苦労をする。苦労をするけれどもその分だけ参加した会員は大きな思い出をもってこの姫路で卒業した事を一生の誇りにすることだろう。
 すばらしい大会最終日のプログラムを終えた後、最大の仕掛け人である姫路JC理事長の大西修二君と実行委員長の糶川英毅君がほっとして、満面安堵の表情で歩いているところに出会った。中森明菜より記念になるショットを添付します。
 ご苦労様でした。