個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

自分で見つけること

2017-06-09 16:15:41 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

みなさんは、暗記をするときにどのような環境が覚えやすいでしょうか? たとえば、物音ひとつしない静かな場所でないと無理な方や、小さい音で音楽が流れている方が覚えやすいという方もいるでしょう。私は脳科学者でもないですし、その専門家でもないですので詳しくはわかりませんが、簡単に言えば「人それぞれ」だと思います。おそらく、暗記するのに最も適する環境や方法はあるのでしょうが、すべての人に当てはまるとは思えません。静かな場所の方がいいと言われても、そういう場所が落ち着かず、居心地が悪ければ集中できませんし、体を動かしながらが効果的と言われても、体力がなければ体が疲れてしまって暗記どころではないですもんね。実際私も、どちらかといえば静かなところよりも少しザワザワしているような場所、電車内であったり喫茶店であったり、そういうところの方が受験勉強しやすかったです。ですが、これも自分の体調や気分、そして覚える科目などによっても変化し、シーンと静まり返った場所でないと勉強できないときもありました。そして暗記する方法も、たくさん書いたり、口に出して言ってみたり、線を引いたり、ノートにまとめなおしたりといろいろあると思いますが、これも「人それぞれ」でこの方法が絶対にいいというのは言えないですので、生徒に押し付けたりはしません。ただ、暗記することは、特に高校受験では必要になってきますし、暗記上手になることが合格への近道と言っても過言ではないと思います。

暗記しやすい環境や方法は「人それぞれ」だと思うので、自分が一番覚えやすい暗記方法を見つけることが大切になってきますね。暗記が苦手で全然覚えることができないという生徒の多くは、今の暗記の仕方が自分には合っていないのです。そういう生徒に対しては、「じゃあ次は、この方法で覚えてみよっか」と別の暗記方法を試してもらいます。いろいろと試していく中で、その生徒に合った方法や環境が見つかると後がすごく楽になります。逆に生徒から「家では音楽聞きながら勉強してもいい?」「テレビをつけて勉強してもいい?」と聞かれたときにも、(さすがにテレビ見ながらはアカンやろ)と思いながらも、「うん、とりあえずやってみよか」という返事をします。それで、テレビを見ながらの暗記と、見らずに暗記した場合とではどちらが覚えやすいのかを感じてもらいます。万が一テレビを見ながらの方が効果があった場合はその勉強方法でいいと思いますし、多くの場合はテレビをつけていると覚えにくいとわかるので、自分の意志で暗記するときはテレビをつけないようになってきます。これが正解だからこうするべきと決めつけてしまうと、その方法が生徒に合っていないとき、勉強しているわりにはあまり覚えることができないため、自信も無くしますしやる気もなくなってくるという悪循環になります。受験を経験した高校生などを指導する場合はまた異なってきますが、一度も経験したことのない小学生や中学生にとっては勉強方法から見直した方が良い場合が多いですね。理屈や論理で伝えるよりは、実際にやってもらった方がこの時期の、特に勉強に慣れていない子どもは理解しやすいと思います。私はあくまでも一緒にその方法を見つけていくパートナーであり、サポーターでいようと努めています。「こういう方法もあるよ」と紹介したり、「あきらめずに、次の方法試してみよう」と励ましたり。その結果、生徒たちが自分なりの勉強方法を見つけ、結果を出せるようになるような指導を続けていきたいと思っています。

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