こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
先日、小学校の同窓会がありました。これまでも何度か誘ってくれていたのですが、一度も参加しませんでした。20代は私自身がひきこもっており、人一倍プライドの高い私は今の恥ずかしい自分をみんなに見られたくないという気持ちが強く行けませんでした。それも参加しないという意思を伝えると、同窓生のだれかが誘いに来るかもしれないと思い、出欠の返信ハガキを出さずに捨ててしまっていました。
30代前半は、ようやく仕事が軌道に乗り始め、ほとんど休みなく働いていた時期で参加できず、30代後半になるともう何度もハガキでの返信もしないという、とても失礼なことをし続けていたので、いまさらどの面下げて行けばいいのかわからず、どちらかというと同窓会のお知らせのハガキを見ることさえしんどかった時期が続きました。
しかし、今回自宅に届いたハガキは、すぐに捨てたりせず、ずっとカバンの中に入れていました。出席しようかなと思ったからです。もう何十年も会っていない同窓生たちに、このまま不義理を続けて会わないままというのもずっと気になっていましたし、なにより小4から小6まで担任してくださったE先生が還暦を迎えられ、そのお祝いをするという会でもあり、どうしてもE先生にお会いしたいと思ったからです。
私はこのブログでも何回か書いていますように、学校の先生とはずっとうまくいきませんでした。中学校のときには、先生という人たちに幻滅し軽蔑すらしていました。高校ではほとんどの先生が無関心だったので、全員と衝突したわけではありませんが、懇談で母親が泣いて帰ってくるほど私のことをボロクソ言うほど先生と対立してしまっていました。ですから私は学校の先生という人たちが大嫌いで絶対になりたくない職業でした。
しかし、E先生だけは心から尊敬し大好きな先生でした。他の先生と何が違うかというとはっきりと言葉にするのは難しいですが、E先生は私たち子どもと一生懸命向き合ってくれました。子どもの時期は敏感です。相手が信頼できる大人かそうじゃないかはわかるんです。E先生は100%信頼できる先生でした。ぜひもう一度お礼を言いたい、気持ちを伝えたいと思い、同窓会の1週間前ですけど(-_-;)幹事の子に参加するという連絡をしました。
小学校を卒業してから現在に至るまでのことや、溢れるほどある感謝の気持ちを全部伝えるにはあまりにも時間は短かったですが、E先生はたくさんの優しい言葉をかけてくださりました。E先生は「だれかの真似をしようとしたわけでもないんやで。大学卒業したばかりの自分が誰かの真似をしようとしてもできるはずもなく、その当時の自分にできることを一生懸命しようって思ってただけなんや。そういう気持ちでずっと先生という仕事をやってきたんやで」と仰ってました。
「ああ、そっか。だからE先生は素晴らしい先生なんや」とすぐに気づきました。私も塾の講師をしていますから、生徒の前では自分を大きく見せようとしたり、できないことをさもできるかのように振る舞ったり、そんな先生の気持ちはわからなくはないです。なかなかありのままの自分を見せるというのは勇気が必要です。ですが、そうするからこそ子どもたちは自分と向き合ってくれている先生に心を開けるのです。
私も塾を始めた20年前は確かに「自分をよく見せよう」という気持ちが大きかったように思います。ですが何年か続けていくうちに、それはなんだか違和感を抱くようになっていき、できるだけ素の自分を出すようにしていきました。それから生徒たちとの距離がグッと近くなったような気がしますし、お互いが信頼しあえるという関係を築けた生徒が多くなったように思います。「そっか。私の講師としての基本姿勢は、E先生から学ばせてもらったことなんだ」と気づき、ますます感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私がずっと嫌っていた中高校の先生たちも、当時の私には理解できなかったり、気づかなかったりしただけで、みんな私たち子どものことを一生懸命考えてくれていたかもしれませんね。
また、約30年間何の連絡もしなかった私を、歓迎してくれた同窓生のみんな、本当にありがとう!
なんか、数々の昔の悪行を暴露されて(笑)、「えー、ホンマに俺そんなことしたかー?」と思ってしまうほど、当時はめちゃくちゃしてたのを思い出しちゃいました。みんな、いい感じのおっちゃんとおばさんに、いい感じのお父さんとお母さんになっていましたが、飲み始めてしばらくしたら、すぐに小学生のあの頃の関係に戻り、当時の関係性のまま楽しくはしゃげました。なにか、私がずっと心の奥に残っていたゴミのような塊が一気になくなったような感じがします。
みんな、ホンマにありがとう。また毒を吐くかもしれんけど(笑)、次回もぜひ参加したいんで連絡お願いするね。
そしてE先生、いつまでも元気でいてくださいね。個人的にまた会いに行きますね。
ONE-SのHP
先日、小学校の同窓会がありました。これまでも何度か誘ってくれていたのですが、一度も参加しませんでした。20代は私自身がひきこもっており、人一倍プライドの高い私は今の恥ずかしい自分をみんなに見られたくないという気持ちが強く行けませんでした。それも参加しないという意思を伝えると、同窓生のだれかが誘いに来るかもしれないと思い、出欠の返信ハガキを出さずに捨ててしまっていました。
30代前半は、ようやく仕事が軌道に乗り始め、ほとんど休みなく働いていた時期で参加できず、30代後半になるともう何度もハガキでの返信もしないという、とても失礼なことをし続けていたので、いまさらどの面下げて行けばいいのかわからず、どちらかというと同窓会のお知らせのハガキを見ることさえしんどかった時期が続きました。
しかし、今回自宅に届いたハガキは、すぐに捨てたりせず、ずっとカバンの中に入れていました。出席しようかなと思ったからです。もう何十年も会っていない同窓生たちに、このまま不義理を続けて会わないままというのもずっと気になっていましたし、なにより小4から小6まで担任してくださったE先生が還暦を迎えられ、そのお祝いをするという会でもあり、どうしてもE先生にお会いしたいと思ったからです。
私はこのブログでも何回か書いていますように、学校の先生とはずっとうまくいきませんでした。中学校のときには、先生という人たちに幻滅し軽蔑すらしていました。高校ではほとんどの先生が無関心だったので、全員と衝突したわけではありませんが、懇談で母親が泣いて帰ってくるほど私のことをボロクソ言うほど先生と対立してしまっていました。ですから私は学校の先生という人たちが大嫌いで絶対になりたくない職業でした。
しかし、E先生だけは心から尊敬し大好きな先生でした。他の先生と何が違うかというとはっきりと言葉にするのは難しいですが、E先生は私たち子どもと一生懸命向き合ってくれました。子どもの時期は敏感です。相手が信頼できる大人かそうじゃないかはわかるんです。E先生は100%信頼できる先生でした。ぜひもう一度お礼を言いたい、気持ちを伝えたいと思い、同窓会の1週間前ですけど(-_-;)幹事の子に参加するという連絡をしました。
小学校を卒業してから現在に至るまでのことや、溢れるほどある感謝の気持ちを全部伝えるにはあまりにも時間は短かったですが、E先生はたくさんの優しい言葉をかけてくださりました。E先生は「だれかの真似をしようとしたわけでもないんやで。大学卒業したばかりの自分が誰かの真似をしようとしてもできるはずもなく、その当時の自分にできることを一生懸命しようって思ってただけなんや。そういう気持ちでずっと先生という仕事をやってきたんやで」と仰ってました。
「ああ、そっか。だからE先生は素晴らしい先生なんや」とすぐに気づきました。私も塾の講師をしていますから、生徒の前では自分を大きく見せようとしたり、できないことをさもできるかのように振る舞ったり、そんな先生の気持ちはわからなくはないです。なかなかありのままの自分を見せるというのは勇気が必要です。ですが、そうするからこそ子どもたちは自分と向き合ってくれている先生に心を開けるのです。
私も塾を始めた20年前は確かに「自分をよく見せよう」という気持ちが大きかったように思います。ですが何年か続けていくうちに、それはなんだか違和感を抱くようになっていき、できるだけ素の自分を出すようにしていきました。それから生徒たちとの距離がグッと近くなったような気がしますし、お互いが信頼しあえるという関係を築けた生徒が多くなったように思います。「そっか。私の講師としての基本姿勢は、E先生から学ばせてもらったことなんだ」と気づき、ますます感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私がずっと嫌っていた中高校の先生たちも、当時の私には理解できなかったり、気づかなかったりしただけで、みんな私たち子どものことを一生懸命考えてくれていたかもしれませんね。
また、約30年間何の連絡もしなかった私を、歓迎してくれた同窓生のみんな、本当にありがとう!
なんか、数々の昔の悪行を暴露されて(笑)、「えー、ホンマに俺そんなことしたかー?」と思ってしまうほど、当時はめちゃくちゃしてたのを思い出しちゃいました。みんな、いい感じのおっちゃんとおばさんに、いい感じのお父さんとお母さんになっていましたが、飲み始めてしばらくしたら、すぐに小学生のあの頃の関係に戻り、当時の関係性のまま楽しくはしゃげました。なにか、私がずっと心の奥に残っていたゴミのような塊が一気になくなったような感じがします。
みんな、ホンマにありがとう。また毒を吐くかもしれんけど(笑)、次回もぜひ参加したいんで連絡お願いするね。
そしてE先生、いつまでも元気でいてくださいね。個人的にまた会いに行きますね。
ONE-SのHP