個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

疲れなんて吹っ飛びますね

2018-05-25 10:34:23 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

中間テストの真っ最中です。ONE-Sには、いろいろな中学校・高校の生徒がいますので、中間テストの時期もバラバラです。今回は早い学校は12日から遅い学校は28日からと約3週間テスト対策授業が続きます。

土日もテスト対策授業を行いますので、しばらく休みがない状態です。もちろんテスト対策の問題を作ったり事務作業も多くなりますので、疲れてないと言ったら嘘になりますが、疲れよりもやりがいが勝りますので、テスト期間中はどちらかといえば好きです。

普段は塾での勉強は熱心にしますが、それ以外での勉強をほとんどしない生徒もいます。塾の宿題もしたり、しなかったりの生徒もいます。ですが、テスト前になるとだれもが頭のどこかに「テスト前ぐらいはちゃんと勉強せなあかんよな」という気持ちがあるのでしょう。「しんどいなー。早くテスト終わってほしいなー」と言いながらも真面目に勉強に取り組んでいます。

もちろん親から厳しく言われてしかたなくしている子もいるでしょうが、ほとんどの生徒はそれもありますが、やはり「少しでもいい点数をとりたい!」という想いから頑張っています。テストの結果がかえってきたとき、よくない点数だったら親に怒られてしまうというのもあるでしょうが、いい点数をとれれば気持ちいいですもんね。

良い点数のときは、みんな嬉しそうに自分からテストを見せてくれます。おそらくご家庭でも同じではないでしょうか。そうなんです、嬉しいんですね。逆に悪い点数のときは、おそらく自分自身に腹が立っているのでしょうが、なげやりな気持ちになることもあります。よくない結果になってしまったのは、自分の努力不足が一番の原因だとわかっているんですが、「なんでこんな点数になるの!」と怒られたりすることで素直になれません。

こうして考えてみると、子どもたちはテストというのにきちんと向き合っているんですね。だからこそ頑張ったり、落ち込んだり喜んだりできるんです。

ところでテストの回数は今のように1学期と2学期は中間テスト・期末テスト、3学期は学年末テストと基本この5回のテストというのはいいバランスだと思います。回数が増えればテスト勉強疲れがでるでしょうし、少なければ1回のテストの範囲が広くなりすぎてやる気になれないでしょうから。

テスト前になると生徒の圧がとても強くなります。質問の数も普段の授業の数倍多くなりますし、宿題などの課題をもっと増やしてほしいという子もでてきて、「もっといっぱい教えてほしいー」という気持ちがビシビシ伝わってきます。これは講師でなければわからないと思いますが、心から嬉しいことなんですよね。この生徒たちの熱い気持ちに応えることができるよう、私の方も持てる力をフルに出し切り、テストまでやり残したことがないように必死になります。時間が経つのも早く1時間、2時間があっという間に過ぎていきます。こうなってくると生徒たちの吸収するスピードも一気に速くなりますので、勉強もはかどりますし、長時間勉強しているけれども、その分成果も大きいので普段家でダラダラ勉強しているときよりも、ストレスがかからなく勉強できるという理想の形ができあがります。

とはいえ、このような勉強が何週間も続くはずもなく、テストが終われば、みんな抜け殻のようになりますけどね(笑)

ですが不満が1つ。それは学校の先生のテストの作り方です。以前ある学校の数学の先生が、テストが終わった直後の授業で「今回のテストは難しかったやろ?俺も自分でやってみたけど、時間が足らんかったわ。ははは。」と言っていたことがありました。「はあ?そんなテスト作るなよ!」これが私の最初の反応でした。テストを実際に見せてもらったら、ますます「はあ?」となりました。連立方程式の分野なのですが、計算問題がびっしり詰まっていて、その後に文章問題も8問ほど。その計算問題の多さといったら、まずそこそこ計算が速いというレベルでは計算問題で精一杯で文章問題を解く時間が残りません。ほとんどの生徒は計算問題の途中で時間切れになっており、当然点数が低くなり、学年平均もえらいことになってしまいました。

このテストで先生は何をしたかったのでしょうか?計算力を確かめたかったのでしょうか? 本来は新しく学習した連立方程式の分野をどれだけ理解できているのかを確かめるテストのはずです。計算が正しくできているか、文章題を理解して式を作れているのか。難しい問題を何問か出題し、難易度を高くするのはいいと思います。よく理解できている子とそうでない子の差がはっきり出ますから。しかし、単純な計算問題を鬼のような数出題するというのは、ただの計算力の確認にしかなりません。せっかく子どもたちはテスト前に必死で連立方程式の勉強をしたのに、それが報われない試験を作るというのは一番の罪です。力負けして点数が悪かったのなら子どもたちも納得するでしょうが、そうでなければ「勉強したことが無駄になった」と感じ次からやる気をなくしてしまうことさえあります。

テストというのは先生の自己満足であってはいけません。子どもたちはテストに向けて、いろんなことを我慢して、いろんなものと戦いながら(プレッシャーや遊びの誘惑など)必死で頑張っているのです。そういった子どもたちの頑張りに応えるため、そして正当にその頑張りを評価してあげるための試験でなければなりません。そういったことを肝に銘じて、手を抜くことなく試験作成をしてもらいたいと思います。

テストが終わったみんな、お疲れさま。良い結果の子は本当によく頑張ったね。少し休んで次も頑張っていこうね。残念ながら良くない結果だった子は一緒に何が足りなかったかを考えて次にいかそうぜ。そしてこれからテストを迎えるみんな、気合い入れていこーぜ。最後まで全開でいくよー!


ONE-SのHP
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする