こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
先月29日の日曜日に、大阪狭山市で定期的に開催されているミーティングに参加してきました。
1年半ほど前に、狭山市のNPOさんが、「ひきこもりの経験が強みになっている」というテーマで講演会を開かれ、そのときの講師として私に声をかけてくださり、それ以来このNPOさんと仲良くさせていただいています。その方たちが中心となって定期的にミーティングが開催されるようになりました。
今思えば、その1年半前の講演会が私にとっての大きなターニングポイントでした。というのも、私自身が「ひきこもり」の経験があったというのを、大勢の前に話をするのも初めてでしたし、そもそも講演会という場で話をすることが初めてでしたので、ものすごく緊張もしました。ですが、話をさえていただいたおかげて、「ひきこもり」時代を含めて、自分自身をもう一度見つめなおすきっかけになったこと、そして何十人という人たちの前で緊張しまくりでしたけれども、言いたいことを伝えることができたという自信ができたこと、それらが今現在、仕事においてとても役に立っています。
ミーティングに来られた方々は、私のような個人事業の方もいますし、NPOや行政側の方もいます。私と同じ学習塾をしている方もいますし、ひきこもりの就労支援事業や、発達障がいの方の居場所や働く場所をつくっている方などいろんな方が集まってくれました。
ミーティングといっても、堅苦しい雰囲気ではなく、ご飯を食べながらリラックスして、ときには冗談も言い合ったりして楽しい時間となりました。年齢も違えば、職業や性別も違いますし、それぞれの置かれている環境も異なります。ですから、ある問題について、意見が分かれることは当然あります。大切なのはみんなでそれについて話し合うことです。意見が違うからこの人とは一緒に活動できないと決めつけるのではなく、意見を出し合うことでいろんな発見があったり、逆に一つにまとまったりすることも少なくありません。
自分は今までこういう考えを持っていたけれども、確かにその意見も一理あるな。気をつけていたつもりだったが、もしかすると決めつけていた部分があったかもしれないな。などと自分自身の考えを見つめなおす機会にもなりますし、なにより議論することによって、繋がりがより強固なものになってきます。みんなが同じ方向に歩いていくことができるのです。
現在、子どもたち、若者たちが抱える問題は複雑になっており、もはや1つの機関で解決できるものではありません。それぞれの分野のスペシャリストが協力し、それに対応していく必要があります。同じ志を持った人たちと繋がりを広げるとともに、議論を重ねて繋がりを強めて1つにまとまっていくことはとても意味のあることだと思います。
もともと人と付き合うのが苦手で、どこの組織とも関係を持たずにきました。ですが3年ほど前から、ネットワークを構築することの大切さを感じ、活動を開始した結果、いろんな方と知り合うことができるようになりました。人付き合いが苦手な私がこうしていろんな方と知り合うことができたのは、1人の友人のおかげなんです。彼はとても顔が広く、私が「◯◯の仕事してる人いないかな?」というと「それやったら、こんな人知ってるよ。紹介しよか?」と言ってくれます。私から頼まなくても、彼の方から私に必要だろうと思う人のところに連れて行ってくれたこともありました。彼がいなければ、わたしの活動範囲はここまで広がっていなかったはずです。
そんな彼はひきこもりなんです。正確には、元ひきこもりで、現在は様々な活動をしていますが就労をしているわけではありません。頭も良く、優しくて、とってもいいやつです。ですが、彼をよく知らない人は彼のことを「働いていない変わった人」というレッテルを貼るでしょう。
私はこういう偏見を、少しずつであっても、なんとかして変えていきたいと思ってます。ひきこもりや不登校といっても、1人1人にそうなった理由があり、それぞれ状況は異なるんです。
私1人でできることなんてほんの少しでしょう。誰かを助けることなんて簡単にできません。ですが、私が信念を曲げずに、一生懸命頑張っていくことで、いつか大きな流れができると信じています。それが、いつも私を助けてくれる彼や、大きな力を貸してくれる多くの方への恩返しなると思っています。
先月29日の日曜日に、大阪狭山市で定期的に開催されているミーティングに参加してきました。
1年半ほど前に、狭山市のNPOさんが、「ひきこもりの経験が強みになっている」というテーマで講演会を開かれ、そのときの講師として私に声をかけてくださり、それ以来このNPOさんと仲良くさせていただいています。その方たちが中心となって定期的にミーティングが開催されるようになりました。
今思えば、その1年半前の講演会が私にとっての大きなターニングポイントでした。というのも、私自身が「ひきこもり」の経験があったというのを、大勢の前に話をするのも初めてでしたし、そもそも講演会という場で話をすることが初めてでしたので、ものすごく緊張もしました。ですが、話をさえていただいたおかげて、「ひきこもり」時代を含めて、自分自身をもう一度見つめなおすきっかけになったこと、そして何十人という人たちの前で緊張しまくりでしたけれども、言いたいことを伝えることができたという自信ができたこと、それらが今現在、仕事においてとても役に立っています。
ミーティングに来られた方々は、私のような個人事業の方もいますし、NPOや行政側の方もいます。私と同じ学習塾をしている方もいますし、ひきこもりの就労支援事業や、発達障がいの方の居場所や働く場所をつくっている方などいろんな方が集まってくれました。
ミーティングといっても、堅苦しい雰囲気ではなく、ご飯を食べながらリラックスして、ときには冗談も言い合ったりして楽しい時間となりました。年齢も違えば、職業や性別も違いますし、それぞれの置かれている環境も異なります。ですから、ある問題について、意見が分かれることは当然あります。大切なのはみんなでそれについて話し合うことです。意見が違うからこの人とは一緒に活動できないと決めつけるのではなく、意見を出し合うことでいろんな発見があったり、逆に一つにまとまったりすることも少なくありません。
自分は今までこういう考えを持っていたけれども、確かにその意見も一理あるな。気をつけていたつもりだったが、もしかすると決めつけていた部分があったかもしれないな。などと自分自身の考えを見つめなおす機会にもなりますし、なにより議論することによって、繋がりがより強固なものになってきます。みんなが同じ方向に歩いていくことができるのです。
現在、子どもたち、若者たちが抱える問題は複雑になっており、もはや1つの機関で解決できるものではありません。それぞれの分野のスペシャリストが協力し、それに対応していく必要があります。同じ志を持った人たちと繋がりを広げるとともに、議論を重ねて繋がりを強めて1つにまとまっていくことはとても意味のあることだと思います。
もともと人と付き合うのが苦手で、どこの組織とも関係を持たずにきました。ですが3年ほど前から、ネットワークを構築することの大切さを感じ、活動を開始した結果、いろんな方と知り合うことができるようになりました。人付き合いが苦手な私がこうしていろんな方と知り合うことができたのは、1人の友人のおかげなんです。彼はとても顔が広く、私が「◯◯の仕事してる人いないかな?」というと「それやったら、こんな人知ってるよ。紹介しよか?」と言ってくれます。私から頼まなくても、彼の方から私に必要だろうと思う人のところに連れて行ってくれたこともありました。彼がいなければ、わたしの活動範囲はここまで広がっていなかったはずです。
そんな彼はひきこもりなんです。正確には、元ひきこもりで、現在は様々な活動をしていますが就労をしているわけではありません。頭も良く、優しくて、とってもいいやつです。ですが、彼をよく知らない人は彼のことを「働いていない変わった人」というレッテルを貼るでしょう。
私はこういう偏見を、少しずつであっても、なんとかして変えていきたいと思ってます。ひきこもりや不登校といっても、1人1人にそうなった理由があり、それぞれ状況は異なるんです。
私1人でできることなんてほんの少しでしょう。誰かを助けることなんて簡単にできません。ですが、私が信念を曲げずに、一生懸命頑張っていくことで、いつか大きな流れができると信じています。それが、いつも私を助けてくれる彼や、大きな力を貸してくれる多くの方への恩返しなると思っています。