こんばんは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
このブログでも何度か書いていますように、私は大学卒業後、いったん就職しました。しかし、これを職歴として書いていいのか迷うほどのスピード、わずか2週間で退職しました。そこから数年間のひきこもり生活を経て学習塾を始めて現在に至りますので、会社で働くということはどういうものなのか、どういった仕事をするのか、人間関係がどれほどめんどくさいものなのかということが、経験をしていないのでよくわかりません。また、会社で働くことと、今のように個人で塾を経営することとでは、どちらがやりがいがあり、どちらが幸せなのか比べようもありません。しかし確実に言えるのは、今の仕事に私は十分すぎるほど満足していること、とてもやりがいを感じていること、退職してよかったと思っていることです。
ただ、会社という組織に属していない分、私のようにいい加減な人間には少し困ったことも確かにでてきます。たとえば、健康診断です。組織に属している場合は、定期的に健康診断を受けることが一般的であり、血液検査の結果などでよくない数値が現れた場合は、食生活を見直したり、薬を飲んだりと、比較的早い段階で対処できます。自営業の人でも、毎年きちんと受診している人は多いかと思いますが、私の場合は「まあ、特に調子悪くないし大丈夫やろう」「まだまだ若いし行かんでもええやろ」と長い間健康診断には行っていませんでした。
ですがさすがに45歳を過ぎ、体力的な低下が自分でもはっきりとわかるようになってきたので、今年こそは健康診断に行こうとちょうど1年前に決意し、それから半年後にようやく健康診断に行きました。実に20年ぶりの健康診断です。いざ受診するとなると、「もしかして大きな病気が見つかったらどうしようか?」と不安になり、行くのをやめようかと何度も思いましたが、勇気を振り絞って病院に行きました。
結果は特に大きな問題はなく(運動不足と食生活が悪いため、それらが原因の数値は悪かったですが)安心しました。ですがそれ以外にこの健康診断で驚くべきことがあったのです。
血液検査やレントゲンなどをする前に身長や体重、視力などを測定しました。そしたらなんと身長が178.5㎝だったのです。何が驚いたかというと、高校3年生のときの身長が176㎝、就職したときの身長も176㎝。私の身長はそのあたりでとまっていたはずなんです。それが、24歳から47歳の間に身長が2.5㎝も伸びてたんです。年をとると身長は縮んでいくと思っていたのに、まさか伸びていたなんて。病院の先生も驚いていました。
成人したら身長は伸びないものと決めつけていたけれども、こうして実際に伸びていたんです。「そっか、年をとっても成長する可能性があるねんな」単純な私はそう思いました。「頭の回転もだんだんと鈍くなってきたけれども、ちゃんと訓練すればまだまだ伸びるかもしれん!」うーん、ポジティブシンキング(笑)
実際、私は今年塾を開いて以来、初めて大学受験をする生徒を教えました。小・中学生を中心に勉強を教えてきましたので、高校の分野の大部分は忘れてしまっていました。しかし、せっかっく私を頼ってくれて来てくれてる生徒のためにもという気持ちで、もう一度初めから大学受験の勉強をしました。まだまだこの1年間で取り戻すことはできませんでしたが、それなりのレベルにまでは到達できたと思っています。分野によっては受験した頃よりも理解できているところもあると思います。
「30歳過ぎて新しい勉強しても頭に入るはずがない」そう思っていたので、これまでは大学受験生を受け入れることはありませんでした。卒業した塾生が高校生になって、定期テストがわからないから教えてほしいというようなレベルの勉強は教えたことはありましたが、受験生を教えることはなかったです。ですが今回思いっきていざ挑戦してみると、47歳でもまだまだ頭に入ってくるではありませんか。自分で勝手に自分の限界をつくっていただけではないだろうか。
子どもたちにも同じことがいえると思います。少し出遅れてしまったり、ほんの少し理解が遅かったりしたせいで、テストの点数があまりよくなく、それで自信を失ってしまうケースです。ただ勉強量が少なかっただけで、能力が低いわけでもないのに、先生からも親からもそういった目で見られて追い打ちをかけられ、完全に自分で限界を作ってしまっているのです。この思い込みがやっかいなのです。これがやる気をなくさせ、悪循環を生む最大の原因なのです。「どうせやってもできるようにならないから」そういう限界を自分で作っていると、せっかっく勉強してもその効果が薄いのです。非常にもったいない。
これを完全に取り払うのは難しいですが、少し意識を変えてあげるだけで勉強の効果がずいぶんと違ってきます。前向きな気持ちで勉強できるようになるため、吸収する量がかなり増えます。そしてなにより自信がついてきます。それまであまり勉強してこなかった子どもが、受験前になると何時間も勉強できるようになるのは、合格したい!という気持ちだけが原動力ではなく、自分を信じて勉強し始めたことにより学力が上がったことで自信がつくことも大きな要因です。
ですから、まずは意識を変えてあげることから始めることを私は重要視して指導します。何か1つでも、点数がとれる科目ができると子どもたちは大きく変わります。まだまだこれから無限の可能性がある子どもたちです。限界を作ってしまうのはもったいなすぎます。自信をなくしていた子どもたちが、生き生きと勉強するようになったときは本当に嬉しくなります。
私も48歳になりましたが、まだまだ成長すると信じて頑張っていこうと思っています。人間いくつになってもきっと成長できるはず。「もう年だから」なんて言い訳はせず、頭の運動だけでなく、体力づくりにも励んでいこうと思います。めっきりしなくなってしまった(笑)ウオーキングも再開しよう!
ONE-SのHP
このブログでも何度か書いていますように、私は大学卒業後、いったん就職しました。しかし、これを職歴として書いていいのか迷うほどのスピード、わずか2週間で退職しました。そこから数年間のひきこもり生活を経て学習塾を始めて現在に至りますので、会社で働くということはどういうものなのか、どういった仕事をするのか、人間関係がどれほどめんどくさいものなのかということが、経験をしていないのでよくわかりません。また、会社で働くことと、今のように個人で塾を経営することとでは、どちらがやりがいがあり、どちらが幸せなのか比べようもありません。しかし確実に言えるのは、今の仕事に私は十分すぎるほど満足していること、とてもやりがいを感じていること、退職してよかったと思っていることです。
ただ、会社という組織に属していない分、私のようにいい加減な人間には少し困ったことも確かにでてきます。たとえば、健康診断です。組織に属している場合は、定期的に健康診断を受けることが一般的であり、血液検査の結果などでよくない数値が現れた場合は、食生活を見直したり、薬を飲んだりと、比較的早い段階で対処できます。自営業の人でも、毎年きちんと受診している人は多いかと思いますが、私の場合は「まあ、特に調子悪くないし大丈夫やろう」「まだまだ若いし行かんでもええやろ」と長い間健康診断には行っていませんでした。
ですがさすがに45歳を過ぎ、体力的な低下が自分でもはっきりとわかるようになってきたので、今年こそは健康診断に行こうとちょうど1年前に決意し、それから半年後にようやく健康診断に行きました。実に20年ぶりの健康診断です。いざ受診するとなると、「もしかして大きな病気が見つかったらどうしようか?」と不安になり、行くのをやめようかと何度も思いましたが、勇気を振り絞って病院に行きました。
結果は特に大きな問題はなく(運動不足と食生活が悪いため、それらが原因の数値は悪かったですが)安心しました。ですがそれ以外にこの健康診断で驚くべきことがあったのです。
血液検査やレントゲンなどをする前に身長や体重、視力などを測定しました。そしたらなんと身長が178.5㎝だったのです。何が驚いたかというと、高校3年生のときの身長が176㎝、就職したときの身長も176㎝。私の身長はそのあたりでとまっていたはずなんです。それが、24歳から47歳の間に身長が2.5㎝も伸びてたんです。年をとると身長は縮んでいくと思っていたのに、まさか伸びていたなんて。病院の先生も驚いていました。
成人したら身長は伸びないものと決めつけていたけれども、こうして実際に伸びていたんです。「そっか、年をとっても成長する可能性があるねんな」単純な私はそう思いました。「頭の回転もだんだんと鈍くなってきたけれども、ちゃんと訓練すればまだまだ伸びるかもしれん!」うーん、ポジティブシンキング(笑)
実際、私は今年塾を開いて以来、初めて大学受験をする生徒を教えました。小・中学生を中心に勉強を教えてきましたので、高校の分野の大部分は忘れてしまっていました。しかし、せっかっく私を頼ってくれて来てくれてる生徒のためにもという気持ちで、もう一度初めから大学受験の勉強をしました。まだまだこの1年間で取り戻すことはできませんでしたが、それなりのレベルにまでは到達できたと思っています。分野によっては受験した頃よりも理解できているところもあると思います。
「30歳過ぎて新しい勉強しても頭に入るはずがない」そう思っていたので、これまでは大学受験生を受け入れることはありませんでした。卒業した塾生が高校生になって、定期テストがわからないから教えてほしいというようなレベルの勉強は教えたことはありましたが、受験生を教えることはなかったです。ですが今回思いっきていざ挑戦してみると、47歳でもまだまだ頭に入ってくるではありませんか。自分で勝手に自分の限界をつくっていただけではないだろうか。
子どもたちにも同じことがいえると思います。少し出遅れてしまったり、ほんの少し理解が遅かったりしたせいで、テストの点数があまりよくなく、それで自信を失ってしまうケースです。ただ勉強量が少なかっただけで、能力が低いわけでもないのに、先生からも親からもそういった目で見られて追い打ちをかけられ、完全に自分で限界を作ってしまっているのです。この思い込みがやっかいなのです。これがやる気をなくさせ、悪循環を生む最大の原因なのです。「どうせやってもできるようにならないから」そういう限界を自分で作っていると、せっかっく勉強してもその効果が薄いのです。非常にもったいない。
これを完全に取り払うのは難しいですが、少し意識を変えてあげるだけで勉強の効果がずいぶんと違ってきます。前向きな気持ちで勉強できるようになるため、吸収する量がかなり増えます。そしてなにより自信がついてきます。それまであまり勉強してこなかった子どもが、受験前になると何時間も勉強できるようになるのは、合格したい!という気持ちだけが原動力ではなく、自分を信じて勉強し始めたことにより学力が上がったことで自信がつくことも大きな要因です。
ですから、まずは意識を変えてあげることから始めることを私は重要視して指導します。何か1つでも、点数がとれる科目ができると子どもたちは大きく変わります。まだまだこれから無限の可能性がある子どもたちです。限界を作ってしまうのはもったいなすぎます。自信をなくしていた子どもたちが、生き生きと勉強するようになったときは本当に嬉しくなります。
私も48歳になりましたが、まだまだ成長すると信じて頑張っていこうと思っています。人間いくつになってもきっと成長できるはず。「もう年だから」なんて言い訳はせず、頭の運動だけでなく、体力づくりにも励んでいこうと思います。めっきりしなくなってしまった(笑)ウオーキングも再開しよう!
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