おはようござます。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
充実した夏期講習も終わり、2学期のスタートです!
以前ある生徒と「〇〇はほんまケアレスミスが多いよなあ。なんとかこれを減らしていかなあかんなあ」という話をしたときに、その子が「先生、あのなあ…」とケアレスミスが多い原因がどこにあるのか、何か深刻な事情があるのか、そんなことを言いだすのかと思っていると
「ケアレスミスってそういうことやってんな」という言葉が出てきました。私は最初、何のことを言っているのかわからなかったのですが、その子の次の言葉ですべてを理解しました。
「ずっと、ケアレ・スミスさんという人がいると思ってた」
そうか、そうかなるほどな。「これまでも、学校で周りがケアレスミスばかりやったわあ、というのを聞いて、どこにもケアレ・スミスさんのような人がいないのにおかしいな、と思ってたんやけど、やっと謎が解けたわ」と2人で大爆笑しました。
確かに中学生になると、ケアレスミスという言葉を耳にする機会も増えてくるでしょうが、初めて聞いたときに「それって何?」とだれかに質問しなかったら、いつのまにか周りのみんなが使いだして、今さら誰にも聞けない、という状況になりますよね。あるいは、彼のようにおかしいなとは思いながらも「ケアレ・スミスさん」と信じてしまっているケースもありますよね。
こういうことって、だれにでもあると思うんです。私も昨年の秋頃でしたが同じような経験をしました。運動不足や姿勢の悪さが原因で、ひどい腰痛に悩まされていました。あまりに酷いときには、以前から治療していただいている整体の先生に施術してもらっています。腰や肩の施術が終わり、最後に座った状態で筋肉をほぐすための治療をしてもらうことになりました。
「じゃあ、松下さん。肩をすくめてもらえますか?」と言われたので、その通りにしました。
このとき初めて知ったのですが、「すくめる」って「すくませる。ちぢませる」という意味なんですね。そして慣用句の「肩をすくめる」を広辞苑で調べると「肩をちぢませる。やれやれという気持ちや落胆した気持ちを表す」とありました。
つまり「肩をすくめる」というのは
このような状態で肩や肩甲骨周りの筋肉を縮めて、そこにマッサージ器具をあてて、筋肉をほぐすという施術でした。ところが、そのときの私は「肩をすくめる」というのを
上図のようなことだと思っており、こんな状態で待っていると、部屋に入ってこられた先生が何か言いたそうな困った表情をされていました。
そりゃあ、そうなりますよね。施術しようと部屋に入ると、患者がこんな落ち込んだ様子で座っていたら(笑)
先生は「えっ⁈ どうしたんだろう?」という感じでした。
私の「肩をすくめる」は「肩を落とす」だったんですよね。
先生は言いにくそうに、「あの~松下さん。もうちょっと胸を張って、肩を上にあげてもらえますか?」と伝えてくれました。不思議に思った私は帰宅してからネットで調べてみて、その間違いにようやく気付きました。「やらかした~」という気持ちが湧いてくるのと同時に、恥ずかしさからくる変な汗をいっぱいかきました。
人間、思い込みって怖いですね(笑)。
私にはおそらく他にも間違って覚えていることや勘違いしていることはたくさんあると思います。ですから、これからも知らない言葉を耳にしたり、あれっ?と思うことがあれば、調べたり質問したりしていきたいと思っています。「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」といいますからね。
とはいえ、大人になってからだとなかなか素直に聞けなかったり、今さら恥ずかしいという気持ちも大きくなってくるでしょうから、子どものときにどんどん聞いたり調べたりすることって大切だなと思います。子どもなんだから、知らなくて当たり前なんです。恥ずかしがらずに聞けるようになってほしいですね。そのためには、そういった環境づくりをすることが必要です。「なんでそんなことも知らないの?」など言ってしまうと、子どもは二度と質問できなくなります。これは学校だけでなく、塾や家庭でも大事なことだと思います。子どもが学びやすい環境をつくること、知らないことを恥ずかしいと思わずに、もっと知りたいと思えるようにすること、それを意識して塾生と接していきたいと思っています。生徒たちに質問されることで私もとても勉強になりますし、子どもたちと一緒に学んでいける、そんな塾を目指していきます。
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充実した夏期講習も終わり、2学期のスタートです!
以前ある生徒と「〇〇はほんまケアレスミスが多いよなあ。なんとかこれを減らしていかなあかんなあ」という話をしたときに、その子が「先生、あのなあ…」とケアレスミスが多い原因がどこにあるのか、何か深刻な事情があるのか、そんなことを言いだすのかと思っていると
「ケアレスミスってそういうことやってんな」という言葉が出てきました。私は最初、何のことを言っているのかわからなかったのですが、その子の次の言葉ですべてを理解しました。
「ずっと、ケアレ・スミスさんという人がいると思ってた」
そうか、そうかなるほどな。「これまでも、学校で周りがケアレスミスばかりやったわあ、というのを聞いて、どこにもケアレ・スミスさんのような人がいないのにおかしいな、と思ってたんやけど、やっと謎が解けたわ」と2人で大爆笑しました。
確かに中学生になると、ケアレスミスという言葉を耳にする機会も増えてくるでしょうが、初めて聞いたときに「それって何?」とだれかに質問しなかったら、いつのまにか周りのみんなが使いだして、今さら誰にも聞けない、という状況になりますよね。あるいは、彼のようにおかしいなとは思いながらも「ケアレ・スミスさん」と信じてしまっているケースもありますよね。
こういうことって、だれにでもあると思うんです。私も昨年の秋頃でしたが同じような経験をしました。運動不足や姿勢の悪さが原因で、ひどい腰痛に悩まされていました。あまりに酷いときには、以前から治療していただいている整体の先生に施術してもらっています。腰や肩の施術が終わり、最後に座った状態で筋肉をほぐすための治療をしてもらうことになりました。
「じゃあ、松下さん。肩をすくめてもらえますか?」と言われたので、その通りにしました。
このとき初めて知ったのですが、「すくめる」って「すくませる。ちぢませる」という意味なんですね。そして慣用句の「肩をすくめる」を広辞苑で調べると「肩をちぢませる。やれやれという気持ちや落胆した気持ちを表す」とありました。
つまり「肩をすくめる」というのは
このような状態で肩や肩甲骨周りの筋肉を縮めて、そこにマッサージ器具をあてて、筋肉をほぐすという施術でした。ところが、そのときの私は「肩をすくめる」というのを
上図のようなことだと思っており、こんな状態で待っていると、部屋に入ってこられた先生が何か言いたそうな困った表情をされていました。
そりゃあ、そうなりますよね。施術しようと部屋に入ると、患者がこんな落ち込んだ様子で座っていたら(笑)
先生は「えっ⁈ どうしたんだろう?」という感じでした。
私の「肩をすくめる」は「肩を落とす」だったんですよね。
先生は言いにくそうに、「あの~松下さん。もうちょっと胸を張って、肩を上にあげてもらえますか?」と伝えてくれました。不思議に思った私は帰宅してからネットで調べてみて、その間違いにようやく気付きました。「やらかした~」という気持ちが湧いてくるのと同時に、恥ずかしさからくる変な汗をいっぱいかきました。
人間、思い込みって怖いですね(笑)。
私にはおそらく他にも間違って覚えていることや勘違いしていることはたくさんあると思います。ですから、これからも知らない言葉を耳にしたり、あれっ?と思うことがあれば、調べたり質問したりしていきたいと思っています。「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」といいますからね。
とはいえ、大人になってからだとなかなか素直に聞けなかったり、今さら恥ずかしいという気持ちも大きくなってくるでしょうから、子どものときにどんどん聞いたり調べたりすることって大切だなと思います。子どもなんだから、知らなくて当たり前なんです。恥ずかしがらずに聞けるようになってほしいですね。そのためには、そういった環境づくりをすることが必要です。「なんでそんなことも知らないの?」など言ってしまうと、子どもは二度と質問できなくなります。これは学校だけでなく、塾や家庭でも大事なことだと思います。子どもが学びやすい環境をつくること、知らないことを恥ずかしいと思わずに、もっと知りたいと思えるようにすること、それを意識して塾生と接していきたいと思っています。生徒たちに質問されることで私もとても勉強になりますし、子どもたちと一緒に学んでいける、そんな塾を目指していきます。
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