個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

不登校 親の会

2017-06-17 21:56:02 | 活動報告
こんばんは。堺市西区上野芝にある学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

今日は堺区で不登校の親の会に出席してきました。現在不登校の子どもの親や、以前子どもが不登校だった経験を持つ方や、ご本人が以前不登校だった方、そして学校の元先生など多くの方が出席されていました。

現在悩まれていることや、過去に抱えていた問題などを、みんなで話し合ったり、お互いにアドバイスを送りあったり、とてもあたたかい時間でした。私も今の学校現場や教育問題の観点から不登校についての意見や、不登校に関する考え方などを発表させていただきました。

不登校になる原因や、それを乗り越えるきっかけやタイミングなどそれらはさまざまです。「不登校はこうすればなおる!」この言葉ほど信用できない言葉はないですね。確かにそれも1つの方法でしょうが、方法はそれだけではありません。ほかの方法も無数にあります。不登校という言葉と向き合うのではなく、不登校になっている子どもたち人間と向き合うのですから。こういった親の会に対しても否定的な意見もありますが、私はとても大切なものだと思います。だれもがはっきりとわからないことを見つけていくわけですから、たくさんの人々の意見や情報交換していき、その中で何かヒントが見つかることも少なくありません。

そして何より一番苦しいのは子どもたちです。その子どもたちと向き合っていくご家族の方が元気になられるのはとても重要なことです。たくさんの話を聞き、たくさんの疑問を質問したりすることで、不安感が少しでもなくなり、それがまたご家庭での子どもとのかかわり方に良い影響を及ぼすはずです。まだまだ多くの人が悩まれているの思いますので、もっと多くの場所で開催することができればと思っています。

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先生でめっちゃ変わる

2017-06-16 14:46:12 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です

生徒たちと話をするときに、よく学校の話題になります。学校でこんな面白いことがあったとか、クラブの練習がきつかったとかいろいろと言いますが、勉強のことを聞くと必ず学校の先生の話になります。学校の先生は気分が悪くなるかもしれませんが、悪口が圧倒的に多いです(笑)。「あの先生の授業まったくわからん」「黒板の字が汚すぎる」「進むのが速すぎてついていけん」などなど。いやー、学校の先生は大変ですねー。学力が全く異なる生徒40人ほどの前で授業をするわけですから、全員に満足してもらえるような授業なんてなかなかできませんよね。

それでも、授業で使っているノートを見せてもらったり、複数の生徒からどういった授業をされているのかを聞いたりすることで、ある程度の授業内容は見えてきます。「これは子どもたちにとっては、わかりにくいだろうな」「この説明はしない方がいいかな」と思ってしまうこともあります。そういうときは、ほとんどの場合生徒の評判は悪く、「この授業全然わからへん。だからこの科目は嫌いやねん」という声を耳にします。逆に、「この先生の授業だけはよくわかるし、おもしろい」ということもあります。

当たり前かもしれませんが、子どもたちにとって「よくわからない」と感じている授業の科目は点数もよくありませんし、その科目は嫌いな科目になっていて、逆に「よくわかる、おもしろい」と感じている授業の科目の点数はよく、好きな科目になっています。たとえば、1年生のときの数学が「わからない」授業で、点数もよくなかった生徒が、2年生になって担当の先生がかわり「わかりやすい」授業に変わったとたんに、成績もよくなり、数学はおもしろい科目だと感じるようになるようなことは少なくありません。

小中学校で学習するのは、それぞれの教科の入り口の部分です。そこで興味を持たせてあげれるかどうかで、その後がずいぶんと変わってきます。

私自身のことを振り返ってみると、小中学校では授業が特別わかりやすいも、わかりにくいもなかったです。それが高校に入ると、自己満足のような授業をされる先生が多かったので(笑)、全く勉強がわからなくなりました(もちろん先生のせいだけでなく、私が勉強しなかったことが一番の原因ですが)。そして、浪人してある予備校に行ったときに英語のT先生に出会いました。今まで自分が受けてきた授業はなんだったのかと思うほど、T先生の授業はわかりやすく、面白く、一気に英語が好きになりました。T先生は、少し変わっている方でいろいろ問題を起こしてしまい別の予備校に移られましたが、その授業を聞きたいために私も英語だけはその予備校にわざわざ行くほどでした。

私のように高校を卒業してからでも、素晴らしい先生との出会いによってその教科が好きになり、興味を持ち、そうなると自然に結果も出るようになってきます。もっと早い段階でこのような先生に出会えていたら、もっと勉強を楽しくできたかもしれません。

ONE-Sは小中学生を中心とした学習塾です。勉強の入り口に立っている子どもたちが多いですので、勉強に興味を持ってもらう、思っているほど難しいものではない、そう感じてもらえるような指導を心がけています。子どもたちから「勉強がストレスなく楽しくできるようになった」「塾に来るのが楽しい」という声を聞くととても嬉しいです。一人でも多くの子どもたちに、「この塾に行ってよかった」「この先生と出会えてよかった」と思ってもらえるよう、しっかり自分自身を磨いていこうと思います。


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先入観にとらわれず

2017-06-14 13:42:01 | 不登校
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

「ギャンブル」という言葉からどんなイメージを持ちますか? ギャンブルをする人としない人でも大きく分かれそうですが、いい印象を持っていない方は多くいますね。いくつか理由があると思いますが、何度かニュースなどで耳にしたことがある「違法なギャンブル」が存在していることや、ギャンブルで多額の借金を作ってしまう人がいることなどから、ギャンブル=何かよくないもの というイメージを持たれているのだと思います。もちろん私も違法なことをする人や借金してまでギャンブルにのめりこんでしまう人を見ると「いったい何をしているんだ!」と説教をしたくなります。ただ、そういう感情が独り歩きしてしまって ギャンブルをする人=悪い人・信用できない人というところまでいってしまうことは危険だなと思います。

実は私は競馬歴25年です(笑) 自分が競馬をしているからといって、ギャンブルを肯定してほしいと熱く語っているわけではないですよ(笑) 私の場合は毎週日曜日のメインレースをランチ代ほどのお金で楽しんでいます。競馬の予想をするのはとても楽しく、いい意味で気分転換にもなりますし、時には思わぬ臨時収入になることもあるんですよ。そして学生時代から口下手な私が競馬の話題をきっかけにして大学で友達をつくることができたり、アルバイト先でおっちゃんたちと楽しく話せたりすることもできたのです。ですから私にとっては、競馬は大切な趣味のひとつであり、ギャンブルという言葉に対して悪いイメージを持っていませんが、やはり悪いイメージを持っておられる人も多いかと思いますので、あまり大きな声で「私は競馬が趣味です!」とは発言できないです。

それでは「不登校」という言葉に対してはどうでしょうか? この言葉も同じようにどこかネガティブな印象を持つ人が多いのではないでしょうか?「なんだか問題のある子ども」「甘えている子ども」「関わりたくない」などの声もよく聞きます。私も以前はそのような印象を持っていた時期もありました。ですが実際に不登校の子どもたちと関わっていくことで大きく変化しました。他の子どもたちとどこも違わない、ごくごく普通の子どもたちです。ただ何らかの原因があって学校に行くことができなくなっただけで、ただそれだけの子どもたちなのです。ですが、ギャンブルの話と同じように、不登校の子どもたちの中には確かに事件を起こしてしまったり、他の人に迷惑をかける行為をしてしまったりしている子がいるのは事実ですので、そういったイメージが強く残るため「不登校」という言葉に対いてよい感情を持っていない人が多いのかもしれません。ですから不登校になっている本人はもちろん、そのご家族の方々も他の人に「不登校」の相談ができにくい環境になってしまっているのです。不登校になるのは、本人にものすごく大きな欠点があるからだという世間の空気が、ますます不登校の子どもたちの自己肯定感を失わせ、家族を苦しめているのです。何も犯罪を犯したわけでもなく、ただ学校に行かないという選択をしただけなのに。

私は子どもたちと接する仕事をするうえで大事なものとして、偏った見方を持たないことを心がけています。もちろん、いろいろなことに対して自分の意見は持っていますが、それと対極の意見であっても必ず1回受け止めるようにしています。100%正しいことや間違っていることって意外と少ないかもしれません。自分だけの狭い世界の中だけで決めつけてしまうのは危険なことで、特に子どもに教える立場の人間は頭をいつも柔軟にしておく必要があると思います。

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親育ちの会

2017-06-12 18:25:23 | 活動報告
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

今日は、午前中に新金岡の「親育ちの会」オープンハートカフェに招いていただき、2時間ほど話をさせていただきました。私が一方的に話をする講演という形式ではなく、簡単な自己紹介をさせていただいた後は参加された方々からの質問などに答えていくというものでした。いつものごとくこういう場はとても緊張しましたが、お母さん方がどのような悩みを持ち、どのようなことを考えておられるかなどを私自身も知ることができ、とても勉強になりました。

学習塾である以上、子どもたちの成績を上げていくことは当然ですが、それだけでなく他の部分でも力になることができれば、いえ力になっていきたいと改めて感じました。それが、子どもたちと一緒に夢を見つけていく手伝いであったり、私と話すことや塾に来ることが子どもたちにとっての楽しみの場や落ち着ける場所になることであってもいいと思います。

勉強ができて成績が優秀な子どもはもちろん褒めてあげて、そういった生徒は進学校を志望している場合が多いですので、合格への最短距離を進ませることができるよう指導しています。ただ、そうでない生徒も判断基準を成績の良い悪いだけにするのではなく、いろいろな面から子どもたちを見て、そして理解し、関わっていくことが私だけでなく親子関係でも重要なことではないでしょうか。

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授業がさっぱり理解できないってしんどいですよ

2017-06-10 15:01:23 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

最近では小学校や中学校で、授業中に先生の話を静かに聞かずにペラペラ話をしたりが当たり前になっている学校もあり、ひどいところでは授業中に立ち歩いたりしてることもあるんですね。確かに私の中学校も荒れた学校でしたので、授業中は静かではなかったですが驚くのは大学でも講義中にうるさくしている学生がいるということです。私はこういう話を聞くと、ものすごく腹が立ちます。自分が授業を聞かないのは別に構わないですが、それによって他の学生にどれほど迷惑がかかているのかなぜその年齢になってもわからないのか?話がしたいのなら、教室から出て話せばいいだけなのにそれをしないんですね。

こういうことは、おそらく小中学校で授業中にあまり先生が怒らなくなった、いや怒れなくなったことが大きく影響しているのだと思います。授業中は静かにして、真面目に授業を受けている子の迷惑にならないようにと小学校の時にもっときちんと教えるように指導してもらいたいですね。

一方で授業中に寝てしまったり、他の科目の勉強をしたりするのは、今の学校では仕方ない面もあると思います。というのは、さっぱり理解できない授業は本当に苦痛なんです。私の大学時代がまさにそうでした。浪人の時から理数系に限界を感じていた私が工学部でさらに発展した勉強についていけるはずもなく、また高校の時と同じように受験が終わったという燃え尽き症候群から学校にほとんど行かなくなったこともあり、1回生の前期は単位がとれませんでした。こんな調子でなんとか3回生まではいけたのですが、いよいよ進級が難しくなりこのままではいけないと思い、頑張って授業も受けて勉強を本格的に開始したのですが、教科書を読んでも授業を聞いてもさっぱり理解できなかったんです。なんとか理解しようと必死で聞いていましたが、やっぱりわかりません。いくら聞いてもわからないので時間の無駄だと思いながらも、出席しないと単位がとれない教科もありますので進級するためにはとりあえず授業は受けなければなりません。わからなさすぎて、ノートをとる気にもならず、暇で暇で仕方なかったです。試験前には友だちにお願いして、つきっきりで教えてもらい、過去問などを駆使してぎりぎりの点数で単位を掴み取っていきました。20年以上経った今でも、月に1度くらいのペースで、大学時代のテストの夢をみます。「ああ、明日試験や。全然わからん、どうしよう。卒業できる気せーへん。だれか助けてくれー」という夢です(笑)20歳を過ぎた大人で、しかも卒業するためという目標があるにもかかわらず、理解できない授業を聴き続けるというのは、本当に苦痛でした。ですから、まだまだ精神的にも幼い小・中学生が、ほとんど理解できない授業を静かに集中して聴き続けるというのは、そりゃ無理でしょって思います。それでも、一生懸命授業に集中したい子どもがいますから、立ち歩いたり騒いだりするのは絶対にさせてはいけないと思いますが、退屈で寝てしまうぐらいならゆるしてあげてもいいのではないでしょうか。前で話をしている先生は腹が立つでしょうが、そういう子どももいるということは、わかってあげてほしいですね。

高校生や大学生は自分で選んだ道ですし、嫌なら別の道に進めばいいのですが、義務教育でこのようなことが起きてしまうと、子どもにとっても先生にとっても、どちらもストレスがたまる結果となってしまいますし、なにより時間がとても、もったいなく感じます。たくさんのことを吸収し、成長できる大切な時期をこんなふうに過ごさせてしまっているのが問題です。習熟度別クラスはもちろん、学校で学習する科目や授業形態の見直しなど抜本的な改革が必要になってきているのではないでしょうか。
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