「健康で生きたい」
これは誰もが望むものですね。
この健康でというのは身体的にはもちろんですが、心も健康でなければなりませんし、脳も健康でなければなりません。
何歳になっても脳が健康でいて、認知症にならないようにするために、また認知症の正しい理解をするために、
本日(6月8日)に大玉11区で活動しているTOBUサロンでは認知症キャラバンメイトの方々に来ていただきました。
紹介させていただきますと、左から大玉村地域包括支援センターの渡辺さん、認知症キャラバンメイトの落合さん、伊藤さん、橋本さん、高橋さん、グループホーム満天から沼さんと江川さんです。
まずは
渡辺さんから大玉村の高齢化率が26年12月の数字では県内で上から8番目、つまり比較的若い方が多い村で、介護保険の認定状況等について低い方で元気な高齢者が多い村であるという話があった後に、
沼さんと江川さんから漫談形式で、笑いを織り交ぜつつも分かりやすい認知症の方が2012年で462万人(福島県の人口の約2倍だそうです)いて、これでも多いように感じるのですが、10年後には1.5倍の700万人になるという予想があることの話と、認知症の方への接し方について漫才形式での話がありました。
これがツービートを彷彿させる小気味の良さ、演じてくださったお二人の性別からするうと大輔花子の花子さんからマシンガントークを差し引いて、ちびまる子ちゃんのほんわか具合をプラスした感じと書いた方が伝わるでしょうか。
高橋さんからは認知症にも様々な種類があり、その中でもアルツハイマー型認知症が一番多い事、それぞれの認知症の説明や、認知症になった方への支援と合わせて、家族への支援、そして周りの理解が重要であるという説明がありました。
落合さんからは脳を健康にするためには、外を歩く等体を動かすことによって脳の血流を良くする運動と、バランスの良い食事によるちゃんとした栄養が大事であること、脳を鍛えることによって認知症になりにくくすることが出来るという話がありました。
橋本さんからは物忘れと認知症の違いの話があり、サロン参加者からは自分が時々忘れることがあったり、新しい人や物を覚えるのが苦手なのは決して認知症ではなく、加齢による脳の機能低下であることが判明して、ホッとした様子が見受けられました。
そしてマイクを握っている伊藤さんから地域で包括的に認知症の方を支えていくための体制作りと、認知症にならないために大玉村にあるプール等の社会資源のもっと積極的な活用についての説明がありました。
昨年度の認知症キャラバンメイトの皆さんに来ていただいた際にも落合さんのコメントで締めくくった覚えがあるのですが、今日もサロン参加者の頷きが多かったので書かせて頂きますが、認知症に大事なのは「きょうよう」と「きょういく」だそうです。
皆さん「教養」と「教育」という言葉を思い浮かべたと思いますが、正解は「今日用」と「今日行く」だそうです。
毎日今日の用事、つまりしなくてはいけないことがあって、今日行く所がある人は認知症になりにくいみたいですよ。
是非これをご覧の皆さんも実践してみてください。