三太郎峠 拾より続く。
坂を下るに連れ、谷側に目立ってくるのはタンカン、ポンカンの果樹園と、竹の塊(かたまり)としか呼び様のない密生状態である。
これは、植物用語で株立ち(株立て)と呼ばれるもので、この状態から、正確にはこれらは竹ではなくバンブーと呼ぶべきものかもしれないが、調べるうちによく判らなくなってしまった。
なぜか、いくつかの塊には一本だけ飛びぬけて高いものがある。
画像からは判り難いだろうが、この塊は3m弱の高さの一群に、7~8mの高さの一本が突き出ている。
なお、この竹(ホウライチクの仲間なので、やはり竹なのか?)は水に浮かないので、中国では沈竹(チンチク)と呼ばれる。
昭和30~40年代に生まれ育った人の中には、竹を束ねてイカダを作り、それで水遊びをした記憶がある方も多いと思う。
奄美大島では、少なくとも竹で作るイカダ遊びはできないので、ご注意いただきたい。
さらに付け加えると、未確認だが、この竹でつくった生垣を奄美方言では《キンちェヘェぃガキ》と呼ぶらしい(沖縄方言研究センターHPの項)。
《チンチク》と《キンちェ》、ナニやら近い言葉のようにも思えるが・・・。
旧道を下り終えると、川内(かわうち)川が流れている。
地形から想像するに、この付近一帯は、大きな河口湿地帯であったことだろう。
いつからかそれが干拓され、サトウキビ畑や水田になっていったのではないか。
農業を巡る市場構造の変化やなにより地域の人口流出により、今では想像するほかはない。
坂を下るに連れ、谷側に目立ってくるのはタンカン、ポンカンの果樹園と、竹の塊(かたまり)としか呼び様のない密生状態である。
これは、植物用語で株立ち(株立て)と呼ばれるもので、この状態から、正確にはこれらは竹ではなくバンブーと呼ぶべきものかもしれないが、調べるうちによく判らなくなってしまった。
なぜか、いくつかの塊には一本だけ飛びぬけて高いものがある。
画像からは判り難いだろうが、この塊は3m弱の高さの一群に、7~8mの高さの一本が突き出ている。
なお、この竹(ホウライチクの仲間なので、やはり竹なのか?)は水に浮かないので、中国では沈竹(チンチク)と呼ばれる。
昭和30~40年代に生まれ育った人の中には、竹を束ねてイカダを作り、それで水遊びをした記憶がある方も多いと思う。
奄美大島では、少なくとも竹で作るイカダ遊びはできないので、ご注意いただきたい。
さらに付け加えると、未確認だが、この竹でつくった生垣を奄美方言では《キンちェヘェぃガキ》と呼ぶらしい(沖縄方言研究センターHPの項)。
《チンチク》と《キンちェ》、ナニやら近い言葉のようにも思えるが・・・。
旧道を下り終えると、川内(かわうち)川が流れている。
地形から想像するに、この付近一帯は、大きな河口湿地帯であったことだろう。
いつからかそれが干拓され、サトウキビ畑や水田になっていったのではないか。
農業を巡る市場構造の変化やなにより地域の人口流出により、今では想像するほかはない。
つづく