初夏の加計呂麻を行く 弐拾壱よりつづく。
野見山(のみやま)から秋徳(あきとく)へは、さほど高さのない坂道を上って大きなカーブを回り込めば、あとはだいたい真っ直ぐ下るだけである。
大きく入り組んだ海岸線と標高は低いが、起伏に富んだ地形を持つ加計呂麻(かけろま)島では、比較的近くにある集落同士だといえるだろう。
ところで今回、秋徳集落は、いったん通過する。
集落の南の端には小川が流れ、そこに架かる橋を渡れば、海沿いのダートコースである。
路面は、ほぼフラットで、低回転の扱いに優れたバイクならば、オンロード車でも通行可能だ。
こちらのアダンは、すでに色づいている。
ダートを進むこと1kmほど、静かな入り江に面した無人の浜に出る。
じゅうぶんな準備をして、数人のグループでのんびり過ごすにはいい浜ではないだろうか。
浜は諸鈍(しょどん)湾と呼ばれる大きな湾の口の部分に緩やかな入り江を成しており、陸地から見る限りは透明度が高いように見える。
この浜を通過すると、佐知克(さちゆき)に至る未舗装の《林道神の子線》に入るのだが、今回はパスする。
この林道は、佐知克までの真ん中あたりに位置する採石場のための道路である。
採石場じたいが現時点で運用されているかどうかは判らないが、路面の荒れ方は酷く、「通過した」という達成感以上のものを得られないルートだ。
秋徳集落に戻り、山越えで佐知克を目指す。
集落の北部、諸鈍側の端を折れて、秋徳小学校(休校中?)の横を通っていくのだが、
その小学校の向かい側に神社がある…ように見える。
”見捨てられた神社”というよりは、過疎化と高齢化、なにより植物の成長速度が速い亜熱帯の気候というのが正解だろう。
別な季節にここを通ったことは何度もあるが、鳥居の下には細いがちゃんとした道があることを保証する。
これは、亜熱帯植物の旺盛な成長を表す一例。
鳥居の前に立ち、少し左に目を転じれば、この緑の塊が見られる。
ツタに埋もれたこの木の形、種類を言い当てられる人は、どれほどいるだろうか。
野見山(のみやま)から秋徳(あきとく)へは、さほど高さのない坂道を上って大きなカーブを回り込めば、あとはだいたい真っ直ぐ下るだけである。
大きく入り組んだ海岸線と標高は低いが、起伏に富んだ地形を持つ加計呂麻(かけろま)島では、比較的近くにある集落同士だといえるだろう。
ところで今回、秋徳集落は、いったん通過する。
集落の南の端には小川が流れ、そこに架かる橋を渡れば、海沿いのダートコースである。
路面は、ほぼフラットで、低回転の扱いに優れたバイクならば、オンロード車でも通行可能だ。
こちらのアダンは、すでに色づいている。
ダートを進むこと1kmほど、静かな入り江に面した無人の浜に出る。
じゅうぶんな準備をして、数人のグループでのんびり過ごすにはいい浜ではないだろうか。
浜は諸鈍(しょどん)湾と呼ばれる大きな湾の口の部分に緩やかな入り江を成しており、陸地から見る限りは透明度が高いように見える。
この浜を通過すると、佐知克(さちゆき)に至る未舗装の《林道神の子線》に入るのだが、今回はパスする。
この林道は、佐知克までの真ん中あたりに位置する採石場のための道路である。
採石場じたいが現時点で運用されているかどうかは判らないが、路面の荒れ方は酷く、「通過した」という達成感以上のものを得られないルートだ。
秋徳集落に戻り、山越えで佐知克を目指す。
集落の北部、諸鈍側の端を折れて、秋徳小学校(休校中?)の横を通っていくのだが、
その小学校の向かい側に神社がある…ように見える。
”見捨てられた神社”というよりは、過疎化と高齢化、なにより植物の成長速度が速い亜熱帯の気候というのが正解だろう。
別な季節にここを通ったことは何度もあるが、鳥居の下には細いがちゃんとした道があることを保証する。
これは、亜熱帯植物の旺盛な成長を表す一例。
鳥居の前に立ち、少し左に目を転じれば、この緑の塊が見られる。
ツタに埋もれたこの木の形、種類を言い当てられる人は、どれほどいるだろうか。
つづく