岡山の少女行方不明事件が解決しました。
私は当初は、離婚した父親が娘を勝手に連れていったのでは?
と思っていたのです。
何故か、今回に限ってマスコミが異様に情報を出さなかったから。
(解決後に男の部屋にはアニメのポスターが…っていうのは、お約束なのか?)
この件で、SNSで「行政は子供の安全をもっと考えるべきだ」と言っている人がいました。
大学時代にそう言った事を学んだとか。
スクールバスでの送迎が必要だと仰っておられた。
大都市近郊の、道路や色々な場所が整備された場所ならそれも可能でしょう。
広い道路をまわって、順番に子供を送り届けていく。
理想的です。
ですが、私の地元ではそれが非常に難しい。
なぜなら。バスが入って行けないような狭い橋や踏切がある。
迂回するとなると、市外に出て隣の町の道路を通って4キロ近く大回りしなくてはいけない場所もある。
そして、その集落にはバスの転換が出来るような場所が無い。
つまりは行き止まり。
最寄りの集落までならバスも行けるが、そこから500mは結局人気のない田圃道を歩かねばならない。
それに300人もいるような子供達を送迎するために何台のバスが必要なのか。
登校はまとまっているから良い物の、下校が学年やクラブ活動によって異なる。
学校にはバスを置いておく場所は無い。
市内に10数校小学校があるから、バスの数も数十台になるだろう。
そのバスを駐車させるスペースは?
バスの運行を地元のバス会社に委託するとしても、
地方のバス会社は路線縮小、本数減少で運転士の数も少ない。
行政が補助金を出して、新たに数十人の運転士を雇っても、彼等がスクールバス以外に
路線バスの運転士もこなせるのかどうか。
小さな集落にはタクシーを使う事もありだろう。
それならば、転換もできるし迂回する必要もない。
だが、自治体がどこまでそう言った事をきめ細かく対応してくれるかである。
当然、莫大な予算がかかる。
小学生の親が負担しなくてはいけないケースもあるだろう。
保護者の足並みが揃うとも思えない。(給食費でさえ、あのような状態なのだから)
岡山の事件は自分達の関係ない所で起こった事であり、地元で起こる筈が無いと考える保護者が大半だと思う。
そういう感覚の保護者をどう説得するのか…。
SNSで発言した人の気持ちは充分に理解できる。
しかし、発言した人のように大都市近郊に住むのであれば可能な事も、
地方小都市では非常に大きな課題になり、それが自治体の財政を圧迫することにもなる。
なにしろ、コミュニティバスですら廃止になってしまうような自治体だってあるのだから。
地方の現状を知らない人には2キロの通学路と言うのは遠いのかもしれない。
でも、地方では2キロは普通にある距離なのだ。
片道3キロを歩いて通う小学校だってある。
学校の周囲が道が狭く、バスを停める場所が無いところもザラにある。
そんな状態で全国の自治体に小学生の登下校の送迎を…。
と、言うのは非常に難しい話しだ。
まずは中規模地方自治体でモデルケースを作り、実施してみるのが最良であろう。
平地、川、山間部などを抱いた、10万人から15万人クラスの自治体で。
そこでうまくいけば、活路は見いだせると思う。
個人的な希望と、自治体での行政によるサービスは必ずしも一致しない。
そのギャップをどこまで埋め、よりよい物にしていくのは、その自治体に住まう人達なのだ。
だが、選挙にすら無関心な人々が、こう言った事にまで関心を向けてくれるのだろうかと思う。
結局は地域社会によって子供を見守るしかないのだろうか。
それすらも怪しい時代になっているというのに。
私は当初は、離婚した父親が娘を勝手に連れていったのでは?
と思っていたのです。
何故か、今回に限ってマスコミが異様に情報を出さなかったから。
(解決後に男の部屋にはアニメのポスターが…っていうのは、お約束なのか?)
この件で、SNSで「行政は子供の安全をもっと考えるべきだ」と言っている人がいました。
大学時代にそう言った事を学んだとか。
スクールバスでの送迎が必要だと仰っておられた。
大都市近郊の、道路や色々な場所が整備された場所ならそれも可能でしょう。
広い道路をまわって、順番に子供を送り届けていく。
理想的です。
ですが、私の地元ではそれが非常に難しい。
なぜなら。バスが入って行けないような狭い橋や踏切がある。
迂回するとなると、市外に出て隣の町の道路を通って4キロ近く大回りしなくてはいけない場所もある。
そして、その集落にはバスの転換が出来るような場所が無い。
つまりは行き止まり。
最寄りの集落までならバスも行けるが、そこから500mは結局人気のない田圃道を歩かねばならない。
それに300人もいるような子供達を送迎するために何台のバスが必要なのか。
登校はまとまっているから良い物の、下校が学年やクラブ活動によって異なる。
学校にはバスを置いておく場所は無い。
市内に10数校小学校があるから、バスの数も数十台になるだろう。
そのバスを駐車させるスペースは?
バスの運行を地元のバス会社に委託するとしても、
地方のバス会社は路線縮小、本数減少で運転士の数も少ない。
行政が補助金を出して、新たに数十人の運転士を雇っても、彼等がスクールバス以外に
路線バスの運転士もこなせるのかどうか。
小さな集落にはタクシーを使う事もありだろう。
それならば、転換もできるし迂回する必要もない。
だが、自治体がどこまでそう言った事をきめ細かく対応してくれるかである。
当然、莫大な予算がかかる。
小学生の親が負担しなくてはいけないケースもあるだろう。
保護者の足並みが揃うとも思えない。(給食費でさえ、あのような状態なのだから)
岡山の事件は自分達の関係ない所で起こった事であり、地元で起こる筈が無いと考える保護者が大半だと思う。
そういう感覚の保護者をどう説得するのか…。
SNSで発言した人の気持ちは充分に理解できる。
しかし、発言した人のように大都市近郊に住むのであれば可能な事も、
地方小都市では非常に大きな課題になり、それが自治体の財政を圧迫することにもなる。
なにしろ、コミュニティバスですら廃止になってしまうような自治体だってあるのだから。
地方の現状を知らない人には2キロの通学路と言うのは遠いのかもしれない。
でも、地方では2キロは普通にある距離なのだ。
片道3キロを歩いて通う小学校だってある。
学校の周囲が道が狭く、バスを停める場所が無いところもザラにある。
そんな状態で全国の自治体に小学生の登下校の送迎を…。
と、言うのは非常に難しい話しだ。
まずは中規模地方自治体でモデルケースを作り、実施してみるのが最良であろう。
平地、川、山間部などを抱いた、10万人から15万人クラスの自治体で。
そこでうまくいけば、活路は見いだせると思う。
個人的な希望と、自治体での行政によるサービスは必ずしも一致しない。
そのギャップをどこまで埋め、よりよい物にしていくのは、その自治体に住まう人達なのだ。
だが、選挙にすら無関心な人々が、こう言った事にまで関心を向けてくれるのだろうかと思う。
結局は地域社会によって子供を見守るしかないのだろうか。
それすらも怪しい時代になっているというのに。