今日も地球は周ってる

管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

ラスト・シンデレラ #06

2013-05-17 22:36:11 | 春馬さん
実は、やっと初めてまともにドラマを見ました(激爆)

#01~#03は、毎度のドラマ嫌いのせいで視聴せず。
#04は録画したものの、早送りで春馬さんの出た部分だけ視聴(苦笑)
#05は録画忘れ
#06で、やっと1本普通に見ましたw

私がドラマ嫌いなのは、芝居が出来ない人がドラマに出ているのを見るのが嫌だから。
これに尽きます。

でも、早送りで見た#04で「あ、春馬さんて芝居が凄く上手い」って気がついて。
(長く春馬さんを応援してらっしゃる方と、春馬さんには申し訳ありませんが)

#06を通して見たら…
なんて安定した演技。
くるくると変わる表情、動きのタメ。
きちんとTVドラマである事を意識した芝居。

うわー、子役時代から途切れず仕事してきただけに、本当に芝居が上手い!
新感線の舞台に出るだけあるわー!
と、感服。


一層、春馬さんに惚れました☆ミ


最初は某アニメキャラに似てる。
って、そんなきっかけだったのですが、ありゃー。
完全にアニメキャラと切り離しても、ファンになっちゃいました(笑)


話はドラマに戻って。
千代子さんが義理の妹って…。半分も血は繋がっていないってこと?
と、すると大神家って、
お父さんと広斗は血が繋がってて、
千代子さんは後妻さんの連れ子ってこと?
で、千代子さんは実は広斗のことが好きなんだけど、「兄」だからってことで、凜太郎さんを意識するようにしている。
その千代子さん、難病か何かで先が短いとか…?
もしくは背中の傷に関係あるとか。
だから、千代子さんが呼ぶと、広斗はすぐに駆けつける。

広斗が大神家に呼び戻されたのは、お父さんと後妻さんの間に男子が産まれず、
千代子さんに事情があって、婿も取れないから、だったり。
で、母を亡くした、お父さんのただ一人の実子の広斗が呼び戻された。
って感じなのかな?
ああ、それじゃあ余りに陳腐だよねー(苦笑)

と、そんな妄想をした#06でした。


実は。
最初、春馬さんが某男性オンリー事務所の方だとばかり思っていました。
スミマセン(大陳謝)

「融解」のあとがき

2013-05-15 22:59:17 | GM
昨日アップした「融解」は、以前掲載した「」の後編になります。

マーグの死は非常に悲劇的なものでした。
17歳のタケルは、どうやってマーグの死を受け止め、そして昇華させたのか。
それを自分なりに理解してみようと思って書いたものです。

正直な所、「凍」はまだ書きやすかった。
「融解」は物凄く悩みました。
自分はタケルの心情をどう理解しているのか、
タケルの心情を理解する為の自分の足掛かりとなる物は何か、
そして、タケルにとって悲しみの極地であった、マーグの葬送をどこまで書いて良いのか。

自分が自分で書く物語に囚われ過ぎないように、必死にセーブを掛けながら書いたのが「融解」です。
最初は、もっと生々しい話になる予定でした。
でも、そんな内容を二次創作とはいえ人様に読んで戴いて良いのだろうか?
自問自答を繰り返し、ようやく見つけた着地点が昨日の状態です。

双子のファンにはタケルに思い入れが強い人、マーグに思い入れの強い人、色々な人がいらっしゃいます。
そんな中で、GMファンにとって一番デリケートな部分である19話から20話を自分はどう書けば良いのか。
二次創作でこんなに苦労したのは初めてでした。

これは自分の中で、マーグの死と、それを受け止め昇華させたタケルを書きたいという、自己満足作品です。

あ、言っちゃった←自己満足作品
二次創作は、基本的に自己満足作品なのですけどね。

でも、これでようやく20話での静子さんの台詞にも納得がいったし、
タケルが復讐心を持ったまま地球を出発しなくて良かったです。
(ロゼに挑まれて、復讐心が再燃しちゃうけどw)

それにしても藤川氏の書く言葉の、なんと深いこと。
この年齢にして、やっと20話の台詞が理解できました。
(遅すぎるって?仕方ないです、人の理解力には差がありますから:苦笑)

ちょっとタケルを苛め過ぎたかな?
でも、予定してる次作もタケルを苛めちゃうかもww
私のGM世界で、タケルが幸せになる日はくるのかしらん??
それは誰にも解らない…(ふふふ:謎笑)

融解

2013-05-14 20:35:23 | GM_SS
†始めに。
今回のSSは、ちょっと表現がキツイ箇所があります。
また、マーグの葬送に関わる表現もあります。
出来るだけソフトに表現したつもりではありますが、お気持ちの状態によっては辛いと思われるかもしれません。
ご自身の心身にご留意戴いた上でお読み下さいますよう、お願いいたします。

BLなどの表現は一切ございませんので、そちらの面では安心してお読み戴けると思います。
改行の後、本文となります。


























※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

『ギシン星地球攻撃隊隊長マーグの遺骸について、地球防衛軍、地球連邦政府は共に関与しないこととする』

ケンジがその一報をタケルの許にもたらしたのは、あれから1時間後であった。
薄暗いあの部屋で、1時間前と同じ場所にタケルは心を失ったかのように座り込んだままであった。
ケンジがタケルに駆け寄り、両の肩を揺さぶる。

「タケル、タケル!マーグはもう大丈夫だ。お前の許に還って来たぞ!」

俯いていたタケルの顔がゆっくりとケンジの方を向く。
その瞳には懐疑的な色が揺らめいている。
無理も無い。と、ケンジは思う。
タケルが敵であるギシン星の人間であると判ってから、タケルは何度も地球の首脳陣達に翻弄されてきた。
地球を愛しているタケルの心を利用していると言う事もある。
それらを承知の上で、それでもタケルはギシン星と戦ってきた。
血を分けた双子の兄との辛い戦いにも必死に耐えていた。
その兄が洗脳されている事を知っても、それでも地球を守る為に兄と戦った。

やっと、兄が自分の許に戻ってきた時。
その時は兄の死と引き換えであった。

なのに。
地球はタケルの手からマーグを奪おうとしていたのだ。

ケンジはその地球側の一員である自分に後ろめたさを覚えていた。
軍とは、軍人とはそうでなければならないと判っていても。

「南極基地敷地の隣接部は、まだどの国の主権も及んでいない土地だ。
 地球連邦政府は、その一画をお前とマーグの為に用意すると言っている」

タケルの瞳はまだ暗いままだ。

「地球防衛軍と地球連邦政府は、南極のその地に限ってマーグの埋葬の許可を出したんだ」

ケンジの再度の言葉に、やっとタケルの瞳が揺れた。

「マーグを…地球に?」

ようやく言葉を発したタケルの肩からケンジが手を離す。

「ああ。地球の首脳陣がマーグの地球受け入れを認めたんだ」

タケルの頬をまた新たな涙が伝った。

「兄さんが…俺のところに戻ってきたんですね?」
「ああ、そうだ。タケル」
「…隊長…ありがとうございます」

ケンジの前でタケルが首(こうべ)を垂れた。

「いや、上も行き過ぎだと気づいてくれたようだ。
 残念ながら、ギシン星に還してあげる事は出来ないが、マーグは地球で眠る事ができるんだ」

見知らぬ異星の極地で、マーグは本当に安らかに眠ることができるのだろうか。
しかも、タケルと限られた人間以外、立ち入る事の出来ない場所で。
そう考えたケンジは頭を振って、その考えを一蹴した。
弟であるタケルが育った惑星なのだ。
そして、弟がズールの魔の手から守ろうとしている星なのだ。
きっとマーグにとってはそれだけでも、幸いな事なのだろう。

「兄さんは…マーグはずっと地球に居られるんですね?」

タケルの声が少し上擦る。
そしてケンジに顔を向けた。
そのタケルの表情は、先ほどまでの心を失った状態では無く、僅かながらも瞳に光を宿す物になっていた。

「ああ、マーグは地球で眠ることが出来る」
「良かった…。俺が育った地球を、兄さんにも知ってもらうことが出来るんだ…」

タケルの表情が安堵した物へと変わる。
マーグを敵の攻撃隊長でなく、自分の兄と地球側が認めてくれたことに、言い知れない程の感慨が胸に湧き出してくる。
本当はギシン星に眠る両親の許へマーグを連れて行きたかった。
だが、六神ロボとコスモクラッシャーだけでの宇宙行きでは、それは到底無理なこととタケルも解っている。
だから、地球に埋葬できる事だけでも、心のつかえが取れたも同じことだった。

安堵している様子のタケルを前に、ケンジが表情を少し硬くした。

「ただ、マーグを埋葬するにあたり、防衛軍は一切の関与をしない。
 人員も割けない。必要な機具は貸与してくれるとの事だが。
 だから…俺たちも手伝ってやれないんだ…。
 …済まない、タケル」

今度はケンジが頭を下げた。
この件はタケルのあくまでプライベートと言う事で処理する為に、防衛軍、防衛軍に所属するクラッシャー隊は一切の手出しが出来ないことになったのだ。

「…謝らないで下さい、隊長。
 兄さん…マーグを俺が弔ってあげられるのですから、それだけで充分です。
 色々と御尽力下さってありがとうございます」

タケルは心からの感謝をケンジに伝えた。


南極基地の資材部で、タケルは墓所を作る為に必要な機材の貸出を申請した。
マーグの埋葬の件は関係部署には伝えられている。
しかし、ギシン星人、それも南極基地を襲撃した敵・ギシン星の戦闘隊長の埋葬と言う事で、担当者は言葉も無く、極力関わりたくないという思いが表情に表れていた。
周囲の者達も、タケルに対して冷たい視線を送るだけで、何一つ手伝おうとしない。
それどころか「地球にギシン星人の墓を作るなんて、上層部も気が狂ったのか?」等と、聞えよがしに言う者もいる。
無理も無い。自分達の仲間を殺したギシン星人の墓を作る為に機材を貸出しなくてはならないのだ。
許せるはずも無かった。

「あの、もしあったら、鉄骨の廃材を分けて頂けませんか?それと溶接機器も貸して頂けませんか?」

タケルの頼みに年嵩の担当者がタケルの意を酌んだらしく、タケルが望んでいたような鉄骨の廃材が2本用意された。

タケルは、自分に向けられている冷たい視線を感じつつも、いつも通りに振舞った。
卑屈になってはいけない。兄さんは、他のギシン星人と違って洗脳されて戦わされていたんだ。

それらと機材を、タケルは一人で電動カートに積み、会釈してから、資材部を後にした。


マーグの遺体を引き取りに、タケルは例の部屋へ赴いた。
部屋に入ると、金属製の長い箱が床に置かれていた。
一瞬、足を止めたタケルだったが、ゆっくりとそちらへと近づいて行く。
箱の前にタケルが立った時、横に居た南極基地の隊員が箱の蓋を縦にそっとずらした。

「…」

金属の棺の中に白い布が敷かれ、そこにマーグが横たわっていた。

「…兄さん」

タケルは棺の前で跪き、そっとマーグの頬に触れる。
血の通わぬマーグの頬はまるで白磁のように冷んやりとしている。
暫くマーグの頬に触れていたタケルだったが、一旦強く目を閉じ、何かを決意したかのように、キリリと目を開いた。
マーグのサークレットに触れる。そして、サークレットの中央で青く輝く石に指をかけると、ほんの僅かな超能力を用いて、その石をサークレットから外した。
指先で揺らめく青い光は、マーグの瞳のようだと、タケルは思った。
持参していた小さな強化プラスチックの小さな入れ物にその輝石を入れ、タケルはマーグから託されたクリスタルのペンダントと共に首に下げる。

「(兄さん、これでいつも一緒だよ。一緒にギシン星に行こう)」

タケルが立ちあがったのを見計らって、隊員が棺の蓋を閉めた。
そして、タケルに蓋の封印を促す。
タケルは無言で棺を封印した。
これで、この蓋は開かれることは無い。例え、地球防衛軍であろうと、地球連邦政府であろうと。

建物の外に停めてあるカートまで、先ほどの隊員が一緒に棺を運んでくれた。
タケルは彼に一礼すると、カートをゆっくりと動かし始めた。

偶然通り掛かる隊員が訝し気にタケルの方を見る。
タケルとマーグの事は南極基地では暗黙の了解事項となっているのだ。
仲間をギシン星人に殺された隊員の冷たい視線。
或いは兄弟の不遇を憐れむ年嵩の隊員。
そのような視線を感じながらも、必死に心の平静を装ってタケルは南極基地から出ようとしていた。

「タケル…」
南極基地のゲートの所に、ケンジを除くクラッシャー隊のメンバーが来ていた。
皆、何か言いたそげな気配だが、語ることが出来ずにいる。

「…みんな…」

タケルはマーグの葬送を見送りに来てくれた仲間の姿に少し驚いた。
彼らはタケルと共にマーグを埋葬してやりたくても、上からの命令で一切の手出しを禁じられているのだ。
だから、このように見送りに来てくれているとは思ってもいなかった。

「タケル、これ…。みんなで作ったの」

ミカが小さな白い花を束ねた物を差し出した。
南極の大地には花が咲かない。
紙を折って作られた小さな花に、緑色のやはり紙で作られた茎がつけられている。
それを白いリボンで束ねただけの、小さな花束だった。
受け取ったタケルの瞳が僅かに滲む。

「ありがとう…」

ようやくそれだけ言うと、タケルは小さな花束をそっと胸元に入れ、カートを走らせてゲートを後にした。



****************************************************************************************************


「隊長」

南極基地からギシン星へ旅立つ前の最後のブリーフィングを終えた後、部屋を出たケンジにタケルが声をかけた。
いつもよりも控えめな声で呼び止められたケンジがタケルの方を向いた。

「…ちょっと、マーグに…」

おずおずとタケルが口を開く。
ギシン星への出発を前に、最後にマーグに会いたいのだろう。
兄を地球に置いて、自分だけがギシン星へ向かう。
その事へのタケルなりの色々な気持ちもあるだろう。

「よし、行ってこい」

ケンジはそう察して、許可を出した。
返礼をして、駆け出して行くタケルを見ていたら、傍から声がかかった。

「飛鳥さん、タケルはマーグの所へ行ったのですか?」

タケルの養母・静子だった。
何やら不安そうな表情でタケルが向かった先を見つめている。

「え、ええ。そうです」

その不安そうな表情にケンジは心に引っ掛かる物を感じた。
もしかしてこの育ての母は、自分には判らないタケルの心情を、心の奥深くに沈めた本当の気持ちを察しているのではないか。
タケルをマーグの墓に行かせる許可を与えた自分は間違っていたのではないか。
そんな気持ちにさせられる。

「…飛鳥さん、私もマーグのお墓に行ってみます。
 何だか、今のままタケルをギシン星に行かせてはいけないような気がするんです」

やはり。
この母は気が付いていたのだ。
マーグを亡くし、たった一人で自らの手で兄を埋葬したタケルの心の奥底に秘めた気持ちに。
きっとそれは危うげな物なのだろう。

「はい。判りました。外は少し吹雪いているようですので、お気をつけて。
 埋葬場所はご存知ですね?」
「ええ、知っています。では、少し行って参ります」



静子は防寒着を着て、南極基地のゲートを出た。
昨日は静かだった南極だが、今日は少し吹雪いている。
顔にかかる雪を手で遮りながら、雪で白くなった地面を小走りに駆けて行く。
小さな人影が見えた。

「(タケル…)」

そこからはゆっくりと歩み寄った。
小さな、鉄骨の粗末な十字架。
銘も何も刻まれていない。
刻む事を許されなかったからだ。
何十年を経て、マーグの事を知る人が地球上から居なくなっても、墓碑銘の無い十字架は此処にあり続けるのだ。

静子は頭(かぶり)を振った。

いつか、ギシン星と和平が結ばれれば、マーグはギシン星に還る事が出来る。
そうでなくてはいけない。
静子は一つ息をつくと、タケルに近づいた。

「タケル…」

静子が息子の名を小さく呟く。
墓前に跪いていたタケルがゆっくりと立ち上がり、静子を振り返った。
そのタケルの表情はいつになく厳しく強張り、その瞳は静子ではなく、その向こうに憎い敵を見ているようだった。

「(いけない。マーグの仇を取るつもりでギシン星に行かせてはいけない!)」

「まぁ、怖い顔。まるで敵討ちにでも行くみたい」

静子は感じたそのままを、しかし、少し冗談めかして口にした。
そうでなければ、タケルが放っている殺気に呑まれてしまいそうであった。
タケルがこれほど厳しい表情を見せたことは無い。

「母さん、俺はマーグの…」

低く怒気に満ちたタケルの声が返ってくる。

「(タケルは怒りに囚われている。このままでは平和使節は務まらない)」

「タケル!あなたは、平和使節だと言う事を忘れてはいけません」

静子はマーグの墓前に跪いて手を合わせた。

「でも母さん、マーグの人生は一体なんだったのですか?
 一緒に生まれながら、俺より惨めな、あまりに短い一生は」

タケルは幸薄かったであろう兄の事を思う。
弟の、自分の為に生きて死んでいった兄。
父や母から託された記憶を伝え、そして洗脳され、弟の自分を守る為に自ら命を投げ出した兄。
兄には少しでも幸せな時間があったのだろうか?
それに引き換え、何も知らず、地球で温かな家庭で幸せに育てられた自分。
どうして双子なのに、全く正反対の生き方をすることになってしまったのだろうか。

「そういう運命だったのです。あなたとマーグが入れ替わってもやはり同じ道をたどったでしょう」

静子がマーグの墓と向かいあったまま、タケルに語り掛ける。
そう、この2人は表裏一体。どちらが地球に送られても、同じ運命をたどるしかなかった。

「そうなれば良かった。ズールが俺でなくマーグを地球に送っていたら…」

そうすれば、自分は死んでもマーグは生きていた筈だ。
自分が幸せに育てられた事が、今のタケルにとってはマーグへの負い目でしかない。

「タケル!本当にそう思っているのですか?」

立ち上がり、タケルに向き直った静子の瞳には涙が浮かんでいる。
その静子の表情にタケルはハッとした。

「私は、あなたという子に巡り合えてどんなに…」

自分が言った言葉が静子を傷つけた。
タケルはその事にようやく気が付いた。
正体の判らない、謎の存在だった自分を実の子同様に、慈しんで育ててくれた母を。

「マーグの身体は亡んでも、心はあなたのなかに生きているのよ。
 あなた達は2人で1人。だからこそ、遠く離れていても心は通じ合えたんじゃありませんか。
 マーグが惨めと言うのなら、その分、あなたが幸せにならなくては。
 そうする事でマーグも幸せになるのです。
 あなた達は生まれる時に、たまたま2つの身体に分かれただけで、心は1つなのですよ」

静子に諭されて、ようやくタケルは気が付いた。
まだマーグの存在を知らない頃、タケルを救ってくれた声。
幼い日にも感じていた、もう一人の自分。
それは全てマーグだったのだ。
地球とギシン星、遠く離れていても知らぬうちに自分と兄の心は繋がっていたのだ。

「母さん…」

母は自分とマーグの事を誰よりも理解していてくれた。
自分でも気が付かなかった想いに、気付いていてくれた。
そして、自分とマーグが入れ替わっていたとしても、きっと同じ言葉をマーグに伝えてくれていただろう。
そんな母の気持ちに、復讐で塗り固められた自分の心が解れていくのが判る。
この母は、その存在が判った時から、マーグも自分同様に息子として想ってくれていたのだろう。

マーグを失ってから、渇き、そして凍り付いていたタケルの心にようやく小さな温かい灯が燈された。
それは静子にも伝わった。
タケルがやっと本来の自分を取り戻せたことが。
もう心配はない。

「さあ、お行きなさい。心の中のマーグと一緒に…」

静子はタケルを促した。

「はい」

タケルは静子の言葉に素直に従い、南極基地へと駆け戻って行った。
その後ろ姿を静子は微笑んで見送った。
もう大丈夫。
あの子は平和使節としての役目を立派に果たせる。
夫が言い残した「地球と宇宙を結ぶ大事な絆」の、通りに。

そして静子はマーグの墓に向き直り、再び跪いた。

「あなたとも、一度でいいからお話がしてみたかったわ。
 あの子のお兄さんですもの、私たち、きっと解り合えたに違いないわ。
 どうか、あの子を見守っていてあげてね。
 きっと地球とギシン星の間に平和を築いてくれるでしょうから。
 お願いね、マーグ」

いつの間にか吹雪きは止んでいた。

コスモクラッシャーとゴッドマーズは碧い空に吸い込まれ、小さな輝きを残してギシン星へと旅立った。

進撃の戦艦(MAD)  (本日2回目の記事)

2013-05-13 21:39:44 | ヤマト

進撃の戦艦@ニコ動

ニコニコ動画のアカウントが無いとご覧になれません。
無料登録もできますので、興味がある方は登録しても良いかもしれませんね。

ヤマト2199第五章の動画をメインに作られているようです。
なかなか良く出来たMADだなあと。
バックに流れている曲が「進撃の巨人」の主題歌です。

久々に面白いMADを見ました。

メモ 余部鉄橋

2013-05-13 21:25:24 | トラベル
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130513/wlf13051312150013-n1.htm

JR山陰線の旧余部鉄橋が展望台になったそうです。

行ってみたい!!


が。

高さ40m 幅3m


…無理っす。
自分、超高所恐怖症っす。

とか言いながら、止む無くエッフェル塔の第一展望台まで階段で上りましたけどもね。
ええ、当然、空だけを見て上りましたよ。
下りる時も、踏み外さないよう、手すりにしっかりつかまって、空だけをみて下りました。

エレベーターが1時間だか2時間待ちだったのよ、エッフェル塔。

ヤマト2199 第6話 ネタバレしまくりー

2013-05-12 21:21:30 | ヤマト
ヤマトのカテゴリー分け、した方がいいのかなあ。
しかし、ここまで記事数が増えると、カテ分けが面倒…
分け用が無い物もあるし。

と、言う訳で読んで下さる皆様には申し訳ありませんが、ヤマトはヤマトで行きます(笑)
旧作PART1から復活篇、実写版、2199、どれもヤマトですから。(個人的に2520は除くw)


今日は第6話。
丁度、ニュータイプエースのコミカライズと同じタイミングになりましたね。
メ2号作戦です。

索敵に始まり、ブラボー隊の囮基地、オーロラの向こうの基地本体発見、その後の畳みかけるようなヤマトの攻撃。
艦載機戦から、三式弾、煙突ミサイル(対地ミサイルと南部くんが言ってましたね)、ショックカノン…。
波動砲以外、余すことなくあらゆる武装で攻撃してましたね。
そうそう、潜水艦行動時のミサイルも忘れちゃいけない。

旧作では敵地に潜入しての作戦でしたが、見せ場的には2199の方が良いですね。
これぞヤマト!!って言うぐらい、胸が空くような、そんな感じでした。

そして、旧作で古代くんと共に敵地に侵入した杉山と根本はファルコンの乗員になってたんですね。
杉山さん…(T_T)←旧作でも冥王星でお亡くなりになりました。
根本さんは生還したのかな?

今回はコスモゼロとコスモファルコンのSIDが登場。
メーター系やナビが気になるのは昔の職の名残というか、職業病?(笑)
だから、篠原が「ナビ子ちゃん」って言ってくれるのが妙に嬉しいんだなあ(*^-^*)←変態w

パッと見、ゼロのメーターって、現在の戦闘機の物と言うよりも、車のメーターに近い形状と配置なんですよね。
中に表示するものが違うだけで。
実際に三連メーターの車もありますし。
(そろそろ四連メーターも出るっけ?)
だから、ゼロの操縦席のメーターは物凄い親近感を覚えます(苦笑)
ファルコンのメーターは5つのメーターの中にテンキーみたいなスイッチがある事で、幾分か戦闘機のコクピットぽいテイストを残してるかなあ。って。
確かゼロのHUD(ヘッドアップディスプレイ)って、照準器でしたよね。
非戦闘時にHUDがどう表示されるのか、興味あるところですけども。

ゼロのメーターの外縁部に赤いスイッチのような物があるのですが、これはメーター内の表示と連動しておらず、ただの意匠なのか実際にスイッチとして使うものなのか、判断が悩ましいところです。
ファルコンの方は、メーターの左右下部(画面から切れていますが)に、スイッチらしき物もあって、戦闘機ぽさがやはり感じられるんですよ。
ゼロもメーター左右下部(画面にはほとんど映っていませんが)スイッチらしき物はあるんですよね。
でも、ゼロもファルコンも基本、音声認識によるコマンド入力のようなので、スイッチはあまり重要じゃないのかもしれませんね。

『そのコマンドは入力されていません』とSIDやナビ子ちゃんwが言う度にふるふると笑えてしまうのは、その昔、カーナビの音声認識機能が低かったのを思い出すからです(笑)
あれ、すっごいムカつくんですよー。
今はかなり向上したと思うんですけどね。
篠原、ナビ子ちゃんのコマンドをオリジナル設定にしちゃえば良いのに(笑)
って、汎用機にそんな事させちゃいけませんよね(苦笑)
だけど、きっとナビ子ちゃんはAIだろうから、学習して、篠原の俺様コマンドにも対応していくんじゃないかとw

だあーーーーっ!
ナビ子ちゃんwについて語りたいけど、勤務時代の機密保持違反に触れてしまいそうなので、ここまで。

今日のキャラ作監は長屋侑利子さん。
GM時代は動画担当だった方です。
現在はジーベックで頑張っておられるとか。
あの当時の女性動画さんが、今、作監されてるとか、非常に胸熱でございます。
地道にキャリアを積まれていらっしゃったのだなあ。と。

…ネタバレってよりも、ナビ子ちゃん語りになってる?
ま、そういうのもいいんじゃないかと。←自己満足

そうそう、デスラー総統の入浴シーン、お湯が透けてて、おみ足までは見えてるんですよっ!
肝心な所に湯のゆらめきが…orz
いや、そうじゃなくて。
描写が美しいなあと。

ってなわけで6話の語りはおしまいです。

デ・ジャ・ヴュ(笑)

2013-05-11 16:17:47 | 春馬さん
今週のananの春馬さん





なんだか、遠い昔に見たことがあるような…



あ。
そうだ!
アレだ!!









GM39話、40話でのタケルの私服でした(笑)
タケルの白いTシャツは見なかった事にしてw
色合いが全く同じ。

春馬さんは「青緑」の色がお好きだそうです。
それでananでもこの色を。


あービックリした(笑)
しかし、なんという一致でしょうかw
昔からの好きキャラと、最近好きになった俳優さんで、こんな一致。
こじつけかもしれませんが、私にとってはミラクルです