The ocean Leaves

「落ち葉」のシーカヤック漕ぎとバイクの練習日記

内浦爆漕

2009-08-30 22:54:37 | カヤック漕ぎ日記

8月最後の日曜日・・Y内さん御一家と沼津の内浦を漕いできました。


Y内さんのお父さん、御長男のK君それに一番下の娘さんのKちゃんです
今日も奥様と一番上のお姉さんのSさんも一緒です。


台風11号が近づいているとは思えない程の快晴
ウネリはありませんが風が少し強めに吹いていますね~


とりあえず、正面に見える大瀬崎を目指します


この時点で風速4~5m・・東寄りから追い風、追い波となりました・・・。
帰りが少しきつそうです・・腹案としては最悪な場合、私だけで漕ぎ返り車で向かえに行く事も考えながら進みます・・・



大瀬崎に到着しました。・・・しかし風、波がひどくなっているような・・・
それでも、お父さんとK君は果敢に波間のパドリングに挑戦します。
とてもシーカヤックを始めて数週間とは思えませんね・・・
私は岬の外を覗きに行ったのですが・・もの凄い突風と追い波に押されて・・あっと言う間に50m程爆漕してしまいました・・
っと・・・〔やばいセンサー〕が鳴り響き出したのでUターンしたのですが・・前に進みません・・・ちょっと経験無いかも・・『湖月』で進めないなんて・・大瀬の松林が風に煽られて凄い事になっています・・・。
海神の名?・・を受けた『神威』・・・肘固定の伸腕でマジ漕ぎしてしまいました・・・
で・・冷静を装い皆の所に帰って来たのですが・・・頭の中は・・「やばい・・・マジ俺だけ漕ぎ帰って車を・・・いやお父さんとK君は何とか漕げると思うし・・万が一沈してもレスキューできるし・・でも奥さんは・・・」なんて事を考えつつ・・「いや~帰りヤバそうですね~もう少し様子を見ますか?」・・・   で・・出した結論は・・(奥さんだけは車で向かえに来る)・・でした・・・。   なんかこんなシチュエーション以前にも有ったような・・・
・・ホントに申し訳ありませんでした・・・


画像奥の岬を越えると幾分波風も収まりました・・・さすがに素潜りで鍛えたお父さんです・・息子さんのK君を気遣いつつズンズン漕ぎます。 後ろから少し遅れてK君もあとに続きます


「ケン・・・ここで上がって待つか?」って言うお父さんの指示に・・「いや・・行く」・・と一言・・たくましいです・・高校2年生・・・
お父さんも誇らしげだったのが印象的でした。

しかしこの御家族・・カヤックを3艇購入されていきなり必要なグッズを揃えて・・こんなに形から入る人も珍しいと思っていたのですが・・・
漕ぐ楽しさ面白さ・・より、まずレスキューをほんとに真剣に練習されていました・・・
だから今日の海況でも行けると判断したのですが・・私の見積もりの甘さもあり不安な思いもさせてしまいました・・・でも正解だったと思います。


シーカヤックの世界はホントに狭いですからいろんなカヤッカーと出会えると思います。
お父さんの気さくなお人柄を武器にドンドン仲間を増やして貰いたいです・・・。


・・・オーリブもヨロシクお願いしますね。


 


8月最後の本栖湖?

2009-08-29 21:43:02 | カヤック漕ぎ日記

今日も本栖湖にやって来ました
先々週にお知り合いになったY内さん御一家と御一緒させて頂きました。


Y内さん御一家とY内さんのお友達のカップルさんです
Y内さんとお知り合いになったのは・・先々週、シーカヤックを始められてまだ日が浅く・・今月の12日に船を購入されたと言う事だったのですが・・・その時点では2艇だったと記憶しているのですが・・先週には3艇となっていました・・・
Y内さん御一家全員分のシーカヤックが本栖湖に浮かぶのも時間の問題かと思われます・・・

しかし・・購入先のショップが行うスクールにも参加され、レスキューの練習にも積極的なのは、さすがアウトドア一家・・海の危険性は十分認識されています。


FRP艇奥からオレンジが奥様、レッドが旦那さん、ブルーが息子さんのカヤックとなります。
今日はY内さんのお友達も一緒だったのですが、カヤックはこの日が始めてと言う事で私のファルトの2人艇を急きょ出艇させました
皆さんとても楽しまれたようで、ファルト車に積んどいて良かったです

帰りに本栖湖のすぐ上にある湖仙荘さんでほうとう鍋を頂ました・・・
注文したのは確かにほうとう鍋だったはずなのですが・・ご飯、漬物の盛り合わせ、ソフトクリーム、アイスコーヒー・・・全てサービス・・・ほうとう定食以上のボリュームでした
女将さん本当に有難う御座います・・・4号艇の船名は「湖仙」でいっちゃおうかな・・・

明日はY内さん御一家と沼津の内浦を漕ぎます


ん・・・筋肉痛は・・? 遊びだと気にならないのは・・なぜ・・・



ダブルばかin本栖湖

2009-08-24 19:35:30 | カヤック漕ぎ日記

一昨日の土曜日にatsu君の元同僚の方々と本栖湖を漕いで来ました。


皆さんほぼカヤックは初めてと言う事で、キャンプ場のレンタルカヤックを2艇とatsu君のエルズミアそれに私の湖月とアルフェックの2人艇の5艇で全員分となりました

まずは怖い物見たさ・・・湖月に順番での試乗会となりました


おっかなびっくり・・グラつきながらも気持ち良く楽しんで貰えました


キャンプ場での漕ぎ練を終えた後、本栖湖1週に漕ぎ出します。
私の防水デジカメのザクティの調子が悪い為今日の画像は全てatsu君のデジカメ画像となります


アリュートに乗るお2人さんです・・この場所は本栖湖でもピカイチの透明度のあるポイントで波が穏やかな時にはまるで宙を浮いてる感覚が楽しめます


本栖湖をほぼ半周・・対岸まで漕いで来ました、しばらく休憩を取った後カヤックを交換しました・・・どの船に乗るか物色中の皆さん・・・しかし・・レンタルカヤックでここまで漕いで来る人も珍しいのでは・・・


途中でもう一度休憩を取ったのですが、ここでatsu君のロール練習が始まりました・・・atsu君のロールも完成度が上がり、ほぼ100パーセントの成功率となりましたね~へへ・・・
そこで・・またもや私のアホな思いつきです・・・・・実はatsu君のロール習得を待っていたと言う話もありますが・・・
・・ゆったりマッタリ楽しむ為に存在する、まず沈する事の無いファルトの2人艇・・・こいつでロールしたいぃぃ・・ しかも2人でダブルロール
と言う事でやりました・・・ダブルバカ・・・

連続写真です・・・




しかし・・こんなバカども・・見たことも聞いた事もありませんな・・・・
2人とも殆んど他力本願・・・早く上げないから水舟になってしまっただろ~
この後またしても私のアホさ加減が・・・atsu君を前に乗せたまま一人でロール出来るかな?・・・atsu君・・失敗したら沈脱してね  結果は?・・上がるんですね~
Gパが折れそうになりましたが・・・
でも・・これ、ロール教えるのに良くない?・・・私が前に乗って後ろで動きを真似させれば・・・OK 今度採用~
ついでにダブルスカーリングも試しましたが・・・横になったまま沈没しました・・・

この光景を見ていた皆さん・・「なんか、イルカシヨーみたい」・・・ガクっ・・・
まあ・・楽しんで頂けたって言う事で・・・

・・・ロール体験試乗会実施中~・・・・。

 


内浦キャンプ

2009-08-21 18:14:08 | カヤック漕ぎ日記

一昨日から昨日にかけ沼津の内浦でキャンプして来ました


内浦の若松バンガローです・・・ここを拠点に東に淡島マリンパーク、西に大瀬崎となります。
まずは淡島を目指す事にしました。GO


30分程漕ぐと防波堤に囲まれた人口のビーチがあります。
その名も(ららら・サンビーチ)・・・なんか・・・漕ぎの気力に影響が出そうな名前ですな・・・
まだまだ夏休みと言う事で御家族連れがいっぱいでした。
すると右側の防波堤の上でこちらに向かって手を振っている白い帽子の女性がいます・・・
昨日カヤック体験に参加されたそうで、「変わったパドルですね?」・・お~「パドル」って言いましたよ・・だいたい「オール」って言われるのですが・・嬉しいです。
「パドリング綺麗ですね」・・・お~「パドリング」・・「綺麗」・・・
さすが分かってらっしゃる  これだけで今日ここに来て良かったと思ってしまう単純バカです・・・


それから約10分程漕ぐと目の前に淡島が近くなって来ました。
淡島の右手にマリンパークがあり運が良ければイルカショーを覗く事が出来きるのですが・・・
・・イルカショーの時間ではなかったようです・・イルカさん居ないかな~ってネット越しに覗いていると


どあっ・・・びっくりした~急に現れるんじゃあないよぉぉ~
何とイルカさん・・遊びに来てくれました


も~可愛くて仕方ありません
「チッチチッチチ」って何やら話し掛けてくれます 撫で撫で・・・


5分程でしょうか・・・いろいろお話?した後、ショーの時間が近づいたようです。
またねって言ってウォーミングアップに行っちゃいました・・・
直後に係り員の人に「申し訳ありません、そろそろイベントの時間なんで・・・」と言われました・・・ちゃんと分かってるんですね~
俺よりよっぽど賢いわ・・・


淡島を後にして約1時間半・・・いきなり大瀬崎です。
平日と言う事もあり、海水浴客も、いつもは溢れ返っているダイバーも少なめでした・・・。
しかし・・スクーバダイビングの普及率は凄いものがあります。
それに比べて、しーかやっく・・は・・・  でも、まあ・・今位がいいのかもね?・・・
海や湖がゲレンデみたくなると困るし・・・(絶対ありえないな・・・)


で・・また引き返して約50分、拠点のキャンプ地に帰って飯です・・・。
今日の晩御飯はカレー  コッヘルで米炊いたのですが・・若干芯が残ってしまいました・・・
まあ・・アウトドアの醍醐味と言う事で、贅沢言ってはいけません・・・食します


一人キャンプの好きな私ですが・・・最近は少し寂しさも感じます・・・。  歳か?


翌日は・・快晴 富士山も薄っすらですが姿を見る事ができました。
そして、今日はatsu君も急きょ来てくれました
しかし・・・デジカメのバッテリー切れ・・・
漕ぎは・・行きはベタ凪、帰りはマゾ漕ぎ・・・45分の航程を沖だしで1時間以上も掛かってしまいました・・・


帰りに大嶽さんちにお邪魔しました。
すると大嶽さん・・・工房から防塵マスクに木屑だらけで出てきてOS14を引っぱり出してくれました
ん~カッコいい・・・atsu君・・これを3分割での製作をもくろんでいるようです・・・
そしてなんと・・大嶽さんが私の湖月の設計図を起こしてくれると言ってくれました・・・おぉぉ~いよいよ湖月にも日の当る時が・・・しかし・・・売れないと思いますよ・・・


・・・・・どMにしか・・・。


OS14インプレッション!

2009-08-17 22:13:31 | 独り言

それではOS14のインプレッションです・・・
O崎さんの進水式に大嶽さんが持ち込んで居られたので試乗させて頂きました。


大嶽デザインさんのホームページから頂いたOS14のサイズ表です
全長(約430cm) 全幅(約55cm) 全高(約28cm)でシーカヤックとしてはミディアムサイズとなります。
小柄な男性や女性には丁度良い大きさになるとおもいます。


OS14で爆漕中の大嶽さんです・・・大嶽さんが多分体重約60㎏位だと思われます。喫水線はご覧の通り・・・キャンプ道具を積載しても余裕だと思います。
私で多分約65㎏位、乗った感じはやはり1次安定性はOS16などと同じ位のぐらぐら感はあります 正直に言いますと・・直進性と速度についてはあまり期待していなかったのですが(大嶽さんごめんなさい・・・)  お?・・漕ぎ出しが軽い・・バウの振れも速度が上がるにつれ収まってきます・・それに・・速い
カヤック自体の重量が軽く、マルチチャインという事もあり、このサイズでも中速域での効率の良さが十分発揮されています

バウラダーやスターンラダー、それに重心スケグでの反応が良く旋回性も良いです。
ただブレイスターン時にその2次安定性の良さからくる粘りでリーンが掛けずらいと言う面はありますが・・・(これは長所かも・・・)
湖月に比べデッキが高いのでGパだと漕ぎづらい面はありますが、これは市販のFRP艇でも同じなので、湖月がおかしいのだと思われます・・・
ロールもくるくると軽く回ります・・逆さになった時の浮力が大きいからかな?・・・良く分かりません・・・
私はよくブイを回り込んだり、直前で180度のターンをしてバックでブイの真横にカヤックを着けるというトレーニングとも遊びとも言えない事をするのですが・・・湖月だと風の方向やカヤックの速度を考慮しないとブイから大きく離れてしまうのに対しOS14は小回りが利くため、ターン途中での修正が利きイメージ通りのラインでターンする事が出来ました

湖の様な静水だと船の基本特性が摑み易く、粗も出易いのですが・・OS14は中低速域での運動性が抜群で速度が上がるにつれバウが左右に振れなくなります・・・海でのうねりや波風の中ではまた違った特性も出て来るのでしょうが、かなり楽しめるカヤックだと思います。

大嶽さん・・勝手な事いろいろ言ってすみません・・・(謝

でも、これ欲しいっす・・・マジで・・・   振り回して遊びたい・・・


OS14インプレッション?

2009-08-13 23:09:10 | 独り言

一昨日の本栖湖漕ぎで大嶽さんがOS14を持ち込まれていたので少し試乗させて頂きました・・と、言う事で・・OS14のインプレッションです。
くどい様ですがあくまで私の感じた事ですから・・・
・・と、その前に・・・私の湖月に付けたハッチのインプレッションです・・・



バウとスターンに取り付けたハッチです・・
ジグソーで穴を開け、6本のビスで留めただけの至ってシンプルで簡単なハッチですが・・とかくハッチと言うモノは信用出来ないモノで・・ 多少の水漏れはすると考えた方が良いみたいです。
しかしこのハッチ・・・スクリュー式のシンプルイズベスト あれだけ回っても殆んど水漏れしてませんでした・・
でも・・・欠点が幾つか・・底が浅い為ろくな物は入りません・・・あと・・お弁当が行方不明に・・・


・・今日は眠いのでOS14のインプレッションはまた次の機会と言う事で・・・・


僕の傘・・・だろ?

2009-08-12 21:15:36 | 独り言

atsu君そーですよ・・・


・・・あなたです・・・この後傘がバキバキになって本栖湖の貢ぎ物となったのです・・・
私の傘です・・・


これに対抗したんだよね~ フェザークラフトの・・・サバニだかホバニ・・忘れた
結構な風が吹いてたけど・・漕いだ方が速かったね~・・

 


O崎さん進水式

2009-08-11 19:16:51 | カヤック漕ぎ日記

静岡県民の皆さん、今日の地震の被害は無かったでしょうか?
私は山梨県富士吉田市在住ですが・・・かなりの揺れを感じました・・・
朝起きて携帯をいじっていたところ・・おっ?・・・おおっ・・・おおおお~って感じでした
大体体感的には震度3~4ぐらいだったので、別に気にしていなかったのですが・・天気予報を確認しようとネットをつないで・・びっくり・・・震度6弱 
なに~・・震度6弱と言えば阪神淡路の時とおなじじゃないの?・・・
静岡の方にも仲良しが居るし・・   でも、すぐにくれたので安心しました

今日は大嶽デザインさんのお客さん(O崎さん)の進水式を沼津の内浦で執り行う予定だったのですが・・・地震も有ったし、台風も来てるし・・・無理だよね・・・っと思いつつ、大嶽さんに電話です・・「もう、K林さんは来てるよ、O崎さんももすぐ来よ」・・・・
行くんかい?   しかし・・海はさすがに・・・って事で急きょ本栖湖に変更~


・・この人達に統制というモノは無いのでしょうか?・・・なぜにこうも・・ばらばらぁ?
しかし・・今にも降ってきそうな空模様ですが・・・当たり前でしょ~台風来ているんだから・・・   こんな日に漕ごうってのが間違ってるよ・・・


それでも、進水式はやります・・・
O崎さんの新艇・・・浮かべるのが勿体無い程の出来栄え・・飾っといた方が・・と思う程ピカピカなのです・・・


現在カヤック製作中のK林さんです、今日は大嶽さんちの試乗艇での漕ぎとなります。
しかし・・・天気わる・・・  でもどう言う訳か風は皆無、当然波も無し・・・


Gパで爆漕する大嶽さんです この辺りから大粒の雨・・どしゃ降りになってきました・・・  どうせ濡れるしね・・いっしょか・・・
でもベタ凪の湖面にどしゃ降りの雨はなんとも幻想的ではあります・・


対岸のキャンプ場で、ロール及びレスキューの練習が始まりました。
パドルを使用した再場艇にトライするK林さん・・この練習が今日この日いきなり実戦となるのです・・・  練習しといて良かったね~
ん?・・・空が・・・


このと~り・・とても同じ日の天気とは思えません・・・
私はこの場所でこの風景をいったいどれ程見てきたのでしょう・・・
日常を忘れさせてくれる思い出いっぱいの場所なのです。

貢ぎ物もいっぱいしてます・・腕時計・・携帯・・サングラス・・・・
中でも携帯が沈んで行った時には・・躊躇無しに逆さになって手を伸ばしてしまいました・・・待ち受け画面が点灯したまま沈んでいきましたが・・・・

まなじ・・違った・・・なまじ・・防水は虚しかったです・・・・ ふん

 


ハッチ

2009-08-10 22:31:33 | 物作り

今日は台風9号の影響で朝から雨が降ったり止んだりだったのですが・・沼津の内浦なら漕げるかもって言う甘い考えをもちつつGO・・・
しかし、沼津はひどいどしゃ降り・・・しょうがないので大嶽さんちに寄ってカヤック談話です。
そーしてるうちに今日からカヤックの製作を開始するK林さんが登場しました、実はK林さんは私の同僚で私とC隊長の進めもありカヤックの製作を始める事になったのです。
松崎のシーカヤックマラソンにも応援にきてくれました

すると今度は今日、完成のO崎さんも登場されました  11回も鎌倉から通われたそうで・・・お疲れ様でした
しかしO崎さんのカヤックは素晴らしいです 自分で描かれた植物の絵をステッカーにされて最後の締めくくりとされていました
ん~私も何か考えなくては・・・前々から中世の帆船などに飾られていたバウスプリット(女神像などの船首飾り)みたいなモノが欲しいと思っていましたが・・そうすると、船尾のランタンも欲しくなるし・・・海賊旗も・・・・

・・・で・・大嶽さんが一言・・「落ち葉さんもハッチ付ければ?・・今、ここで」
・・・え?・・私が2年間悩みつづけているハッチを今、ここで付けろと?・・・


で・・スターンとバウデッキに一つづつ・・・「あっ」と言う間に付いてしまいました・・・
バンジーコードを張り替えるか迷っていたのに・・「ついでにハッチも付ければ良いよ」・・っ、ついでって・・あなた・・・
「バンジーコードとハッチ二個で1200円でいいよ」・・安っ   申し訳無いので1500円払いました。    その後在庫確認でカタログを見た大嶽さん・・「あれ、ハッチ一個2700円だね・・・まあいっか」   ・・・大嶽さん・・大丈夫?


しかし・・・私が悩んでいた2年間は何だったの・・・・



「シンザン号」ホントは「OS16」インプレッション

2009-08-07 23:02:39 | 独り言

それでは「湖月」にひき続き「シンザン号」のインプレッションと言う事で・・・
私の漕ぎ仲間にも手作りの木造艇に乗ってみたいと言う方が数名居られるので「シンザン号」については少しまじめに行こうと思います
と言ってもあくまで私の感想なので、参考になるかは不明~
(大嶽デザイン)さんにも了承して頂ましたので・・遠慮なくいきますよ~


大嶽デザインさんの設計図を元に制作された「OS16」 (3分割)です。
まず、サイズ的には、全長(約480cm) 全幅(約55cm) 全高(約29cm) となります。重量は3分割にせず1本で制作した場合だと約16㎏と非常に軽量になりますが、接着剤やガラスクロスの厚み、エポキシ樹脂でのコーティングの厚みなどによりかなりの増減はあると思われます。この「シンザン号」については3分割とした事で20㎏前後になっているようです  
ちなみにカヤックの正確な重量を量るには・・・どうすると思います?・・  まずカヤックを担いで体重計に乗ります・・その重量から自分の体重を引けばOK。  
この480cmという長さは日本人の一般的な成人男性が乗るには適したサイズになると思います、シーカヤックは海を漕ぐ為のカヤックですから直進性やある程度のスピードが必要になります。 500cmを超えると直進性は上がりますがラダーが必要になる場合が有りますし、スピードも一般的には早くなりますが速度を長い時間維持する為にはその分体力も必要になります。中速域での効率は480cm前後が最適だと感じるのですが・・・どうでしょう?


シンザン号を漕ぐC隊長です・・
それでは私がシンザン号を漕がせて頂いた時の感想とC隊長がボヤいてた事を思い出しながらのインプレッションです。
まず1次安定性・・・マルチチャインから来る多少のぐらつき感はあります「OS16」はマルチチャインといっても、6枚の合板のものですし、ボトム2枚の幅が広くできていますからこの作りのカヤックとしては安定感があります。
停止した状態で傾けても結構粘ります、マルチの形状により、傾けると接水面積が増え横方向に対する復元力が強いようです。
漕いだ時の2次安定性は、非常に高くマルチのハル形状の関係で接水面と浮力のバランスがいいみたいです。座る位置も深いので重心が低くかなりの横波でも全く沈する気配がありません
ただ・・「湖月」のようなハードチャイン艇のようにキールやエッジがはっきりと出ていない分、横風を受けた際に横方向にズレる傾向があるように感じました。
シーカヤックは細く長く出来ており、漕いでいる状態で横風を受けるとバウが風上を向く特性があります、これはバウ側は水を切っている為横に流れたりしない反面スターン側が風に押されて風下に流れる事により起こる現象だと私は認識しています・・
1号艇の設計のまずさからそう感じただけですが・・・ 違ってたらごめんなさい
シンザン号についてもこの現象(風見鶏現象)は出ます「湖月」に比べ全体にボリュームがある分はっきり出ますが旋回性が良い為、片漕ぎやパドルによるスターンラダーでの修正はやりやすいです。・・・
ビックリしたのは、バウラダーでリーンをかけた時の旋回性はスピードも落ちず素晴らしいものがありました。
ブレイスターンも安心して行えます。「湖月」は・・・沈寸前になります・・・

コーミングの大きさも湖月とほぼ同じ、ラージサイズなのですが、これはシーカヤックとしては大きな方だと思います。しかしこのサイズはレスキュー時に大変有効です
普通一般のカヤック雑誌やインターネット等で紹介説明されている再乗艇の方法はまず、スターンデッキに乗り、足からコクピットに入る要領が紹介されています、しかしこの方法はスターンデッキの上でうじうじと動いている間にバランスを崩し易く、波が少しでも有るとまず無理です・・・
コーミングが大きいとスターンデッキに乗るのではなく、コーミングの真上によじ登りバランスを崩す前にシートに座った後足を入れる事が出来るので非常に楽です。またグループレスキューの場合もスターンデッキには乗りませんからカヤックの向きを気にせず迅速に横付けする事ができます。
ロールリエントリー(逆さのカヤックに下から入りロールで復元させる方法)も楽ですよ

まとめると・・「湖月」は2次安定性があまり良くないのでGパの、パドルを入れた方に引き込まれる特性を上手く活かせないと荒れた海でのパドリングは恐怖となります
Gパにかなり依存したカヤックなのですが、それだけに私の楽しみ方には適した船になっていると思います。
「シンザン号」は復元力が有り2次安定性が高くシーカヤックとしての本来の楽しみ方が出来るもので、長期のツーリングにも対応できると思います。今年の岩地シーカヤックマラソンでも、180艇中84位でゴールしていますから(上位の殆んどはサーフスキー等のレーシング艇)市販のFRP艇にも負けないスピードもあります。

よく受ける質問で、水漏れはしないの? 強度は大丈夫? と言うものがありますが、ハル(喫水線から下)の部分は全て1枚のガラスクロスで覆った後エポキシ樹脂で固めますから、水漏れのしようがありませんし、ガラスクロスにエポキシはFRPと同じです。

今なら大嶽さんちの工房使用料ただですよ

http://www.h7.dion.ne.jp/~o-take/ 


 

 


漕ぎ比べ

2009-08-03 21:00:34 | 独り言

今回は私の自家設計(設計と言う程でも・・・)の「湖月」と大嶽デザインさんの「シンザン号」ほんとは「OS16」の違いと言うか、私なりのインプレッションと言う事で・・・
まあ・・あくまで私のレベルでの感想なので・・・



上が「湖月」下が「シンザン号」になります。
まずは見た目・・ビジュアル的に・・・仕上げの美しさは間違いなく「シンザン号」・・・
これはしょうがない・・・作り手の問題です
めざしたものは「湖月」は伝統ある(グリーンランドスタイル)・・これも私なりの解釈とレベルでめざしたものなので・・ノークレームと言う事で・・・
対する「シンザン号」はオールマイティーな洗練された(シーカヤック)って感じです。
サイズはどちらもほぼ16フィート、同格です
最も大きな違いは、ハルの形状になります・・・「湖月」のハードチャインに対して「シンザン号」はマルチチャイン、これはどーゆう事かと言うとハルの断面が円に近いかただの平面かという事になります・・・
特性の違いは、マルチはグラつき感は有るけど、傾いた時の粘りがるのでその特性を活かしたリーンターンも掛け易く荒れた海などでも沈しずらいです。しかも容積がとり易いので足元も広く余裕があります。
対して、ハードは一般的に1次安定は良いのですが、限界が低く傾けるといきなりひっくり返ります・・・でもサイドパネルの張り出しを大きく取る事で有る程度の粘りは出す事ができますが安定は無くなります。


まずは「湖月」 
湖月は自家設計ですが、自家設計の良いところは自分の体重や体格それに技術レベルに合わせて船のボリュームやハル形状を決定できる事です。
湖月は3作目のカヤックですが前作の1号艇と2号艇の制作上の失敗や特性を踏まえて今の私のレベルで楽しめるシーカヤックにしたつもりです・・・
いわゆる仮面ライダー3号のV3の様な・・・知らない?。あっ・そぅ・・・
よーするに前の2艇に無いモノをもっており、要らないものは省いてあるって事・・・

・・・狙いとしては、1次安定性はぼーっとしてたら沈する程度・・・直進性はキールラインとエッジが利いているので多分だいじょーぶ・・ターン特性はサイドパネルを張り出せばロッカーが付くからよし・・あとは・・・スピードは同サイズのFRP艇に同行出来れば良いかな・・・そして、船のテーマに(グリーンランド)を掲げている以上・・ラダーは絶対付けたくない・・・
って言うかなり欲張った考えを持っていました・・・
実際は・・・1次安定性は、寝たら沈します 直進性はスケグの必要性を感じないのでOK ターン特性は欲張り過ぎ スピードはシーカヤックマラソンの結果を考えれば頑張った方かな?・・・サーフスキーもかなり居たし・・ばか体力には自信あるし・・・ でもマラソンで解った事が一つ・・海ではバテる程の体力を使ってはいけないって事・・バテるとバランス感覚が麻痺しますそこで沈したら再乗艇はおろかロールも絶対無理・・と思いました・・・。

次回は「シンザン号」ホントは「OS16」のインプレッションをお届けします・・・お楽しみに。       

   インプレッションになってないって?・・・クレームは受付ません


 


工房

2009-08-02 18:28:51 | 物作り

朝からひどい雨が降っています・・・
今日は沼津の大嶽デザインさんの工房にお邪魔して、ちょっぴりカヤック製作技術を盗んで来ました
大嶽さんはプロのデザイナーであり、カヤックビルダーでもあります。
ここで作られるカヤック全てが経験豊富なカヤッカーでもあるプロのビルダーによって設計された物なのです
制作方法は基本的には私と同じステッチ&グルー工法と言われるもので、合板を縫い合わせる事によりカヤックの外壁が作られますが同じ制作方法でも私のとは大違い・・・大嶽さんのでは仕上がりは勿論、細かな部分でプロならではの工夫がされています。


ここで設計図に基ずき合板の切断や接続がされます。
当然カヤックの長さは合板一枚の長さより遥かに長いので接続が必要になるのですが、ここではスカーフジョイントと言われる方法で接続されているんですね~
スカーフジョイントは素材の厚さの8倍以上の余長で斜めに切り落し、お互いの切断面を張り合わせると言うもので・・・合板の厚さが4㎜の場合は32㎜以上の余長が必要になります・・・ちなみに私はパットジョイントと言って、ただ真直ぐに切断した合板どうしの上から同じ合板でパットを作り張り合わすだけで接続していますが・・・。
・・・だってスカーフジョイント難しいし・・・
しかし仕上がりは雲泥の差・・・スカーフで接続された物は良く見ないと接続面が分からないほどの仕上がりとなります


完成間近のお客さんのカヤックです。
木目のとても綺麗なマルチチャインのカヤックです・・・この方はほぼ週一の作業で約2ヶ月でここまで制作されたそうですが、完璧な作業ですね
プロのビルダーに有りがちな「俺の設計を変えるのか・・」的な事もなくいろんな要望に応えて頂けます。勿論安全性を損ねない範囲でのものですし設計者の意図やカヤックに込められた想いは尊重しなければなりません。

私もいつかこんなカヤック工房が欲しいっす・・・。

 


ロール特訓

2009-08-01 16:53:51 | カヤック漕ぎ日記

今日もお馴染み本栖湖にやって来ました。
しかし・・・梅雨明け宣言したそうですよね?・・・雨が降りそうです。
まあ、どうせ濡れるのは一緒ですから気にしないですが・・・
今日は横浜からatsu君が来てくれましたので久しぶりに一緒に漕ぎます
atsu君の要望もあり、今日は2号艇(ヒュウガ)でのロール特訓となりました。
atsu君・・俺の指導は厳しいよ


エルズミアでの成功率はイチローの打率と同じ位・・って言ってたatsu君ですが・・・
一発目で難なく成功しました
でも、リカバリーで何とかって感じです・・・


良く見ると・・・atsu君・・・それ握りが逆って言うか、パドルが裏返ってる・・・
体さばきはOK。 動画で確認してもらい何度か練習してる内に極めて完成に近い状態になりました   コーチがいいんだな・・・


ついでにスカーリングも覚えてしまいましょうって事で・・・果敢にトライします。
しかし・・・し、沈む・・・
スカーリングはパドルワークがいい加減だと浮いてられません・・いくらパドルを振り回しても虚しくブクブクと沈んでいきますよ・・・。
その辺りを理論的、力学的、物理的に愛情を持って懇切丁寧に説明します・・・


すると・・・なんという事でしょう・・・完璧・・  船は(湖月)ですが・・そんな事は関係ありません コツさえ掴めばエルズミアだろうがメタボイジャーだろうが、デッキのあるカヤックなら何でも同じですよ。     コーチがいいんだな・・・
スカーリングを唯のパフォーマンスと思ったら大間違い このパドルワークを応用すればいろんな技術に繋がります。     


湖月を漕ぐatsu君です。「湖月いいっすね~設計図欲しいっす」
・・・・無い・・・


(ヒュウガ)と(湖月)です。
サイズ的にはほぼ同じですが、隔壁の形状が湖月の方がボトム側で狭くなっています。その為1次安定は劣りますがリーンを掛けた際の向きの変り方が素直です。


そして、いよいよ私が真剣に練習していた荒業です・・・   atsu君が撮影してくれました
ペットボトルのジュースをこぼさないようにロールします・・
分かりづらいですが、右手にパドルのシャフト中央を、左手にボトルを持ったまま右ロールをします  ポイントは船が起きるタイミングとボトルを起こすタイミングを合わせないと中身がこぼれてしまいます
キャップはって?・・・   もちろん口の中ですよ・・・


・・・・・ばか・・・・

今度はタバコの火を消さないように・・・・・・・・やめときます・・・


分解するとこの通り・・・なぜか配置がバラバラですが・・一番手前がスターン部分で右手のちっこいのがバウの部分になります。

・・・なんか・・放置粗大ゴミみたい・・・