The ocean Leaves

「落ち葉」のシーカヤック漕ぎとバイクの練習日記

『湖月改』製作記録~

2010-09-27 19:50:51 | カヤック製作記録

現在大嶽デザインさんちにお世話になり製作している『湖月改』の製作記録です。

自家設計の湖月を基に全長、全幅、及びボリュームなどの各サイズを変更します
細部詳細は極秘です。 湖月より喫水線長は長い!とだけ言っておきましょう・・ふふふのふ。
自作4号艇となります。


まずはサイドパネルです。 サイドパネルの形状でそのカヤックのボリュームや全体のフォルムそれに船の性格に影響するロッカーなどの全てが決定すると言っても過言ではありません
デッキを接合する為のシアー材を接着したサイドパネルの両端を縛り、中央を開きます。


で・・ボトムパネルを等間隔で開けた穴に銅線で縛っていきます。『ステッチアンドグルー工法』と言います
湖月を自作した時は合板への罫書に切り出しと一人でやったので大変でしたが、ここ工房では大嶽さんがやってくれているのでとても楽チンです
大嶽さんも「マルチチャインと違いハードチャインはパネルが4枚だけなんで楽チンだね」って言ってました。
ちなみにマルチチャインの設計は素人には無理っす


バウ側からだとこんな感じです。
尖ってますね~・・ふふふ・・・


全ての穴を銅線で縛ったら接合部にパテ状のエポキシを塗り込んでいきます。
クラフトテープで余計な部分にエポキシがはみ出ないようにマスキングされています プロならではのノウハウですな・・・自分ではまずやらないでしょう・・・
一日目はここまでで終わりです  エポキシが硬化するまで24時間は必要ですからね。 しかしたった一日でハルの形ができてしまいました


で・・二日目です。


ここでは縫い合わせに使った銅線を全て抜き取り、船の内側にテープ状のガラスクロスを貼り付けます。
デッキとの接合部のシアー材が分かりますね~


ガラスクロスの上からエポキシ樹脂を刷毛塗りしたら、日光での乾燥を促します。
ある程度乾いた状態で内側全体にエポキシ樹脂を刷毛塗りします


横からの形はこんな感じ・・・。湖月より長いっす
この時点で銅線の穴と残りの接合部のパテ埋めを終わらせます。
二日目終了~

で、三日目では大嶽さんが、分割りする為のムク材を組んでいてくれました。
ホントに至れり尽せりで・・・注文通りでした。(感謝。


3分割りのカヤックになる為、コクピット前後の隔壁部分でムク材ごと切断されます
しかし・・・今までのお客さんの中でも、一番我がまま客ではないでしょうか?
まだラインナップに無い船を作らせるのは私くらいだと思います・・・
大嶽さんありがとう ホンと感謝します。 


ペーパで磨きます・・ひたすら磨きます。
綺麗・・・


表面が滑らかになるくらい磨いたら、ハル全体をガラスクロスで覆います。
ここでも刷毛でクロス全体を馴染ませるといったプロの技が光ます・・・自分ではやらないっていうか・・簡単な事ですが、思い付かないっす絶対・・・


エポキシ樹脂をガラスクロスの上か塗ると・・・この通り
クロスが透明に透き通り、綺麗な木目が現れます。 ここでも余計な樹脂をこさぎ落とすといったプロの技が光ます
こんな技は習うか見るかしないと絶対思い付かないですよ・・・湖月ってよく完成したもんだ・・・・


二度のエポキシ塗付で・・ジャ~ン
これ以上塗るとカヤックが重くなるので三度は塗りません。
ここまで企業秘密とも言える様なノウハウが沢山でした・・・
ふふ・・・しっかり見てましたよ    私もいつかはこんな工房が欲しいです。   

この状態まで、たったの三日目ですが・・・今週末は能登島遠征組に大嶽さんが入ってますので作業はできません 
私は留守番ですが・・・・いきて~えぇぇ

 

 

 


スイッチ・・秋へ

2010-09-25 21:17:48 | カヤック漕ぎ日記

まるで夏のブレーカーが落ちた様になってしまった本栖湖です・・・


今日は寒いのでロールは封印と言っていたatru君ですが・・・真っ先に回っていました
atru君爆漕 まるでマシンの様に正確でハイピッチのパドリングをします。
トルク型でスローピッチの私のパドリングとは対照的なのですが、とにかくこのペースを維持できるのが不思議です


これからの季節は一段と水質の良くなる本栖湖ですが、その冷たさと言ったら・・もう・・
でもまだまだ湖水は温かいです。 10月いっぱいはロール大丈夫


憧れのカップファーベル
静岡よりお越しの近○さん。 シーカヤックの世界は皆どこかで繋がっているのです
また仲間が増えました。 なにをしても飽きっぽい私ですがこの様な新たな出会いがシーカヤックにはあります・・・やめられない理由でもあるのです。


例によって昼過ぎからはこの通り・・・湖月のせいではありません


ついこの間まで、キャンパーでごった返していた本栖湖  でもこれからが一番いい季節なのにな~


我がオーリブ大隊の貸切り状態だっちゃ


 


グリーンランドカヤック

2010-09-17 21:27:48 | 独り言

シーカヤックの起源の話をしたいのですが、私も勉強不足でよく分かりません。
本で読んだ僅かな知識と人から聞いた話では、北極圏のエスキモーが狩猟や獲物の運搬に使っていた船がシーカヤックの発祥となっているのですが、同じ北極圏でもその地域や狩猟の方法それに獲物の種類によって船の大きさや形が大きく違っていたようです
その中でも一番現在のシーカヤックに近く2千年とも4千年とも言われる歴史の中で洗練された形となったものが、グリーンランド南部のエスキモーが使ったスキンボートと言われる船だと言われています。


これは『○○ランダーズ』というグリーンランドの伝統を受け継ぐべく活動を行っている方達が製作したスキンカヤックです。
伝承され続けた設計図をもとに製作され、極めて当時のスキンカヤックに近いものであり、既に現在のシーカヤックとほぼ同じ形をしています
当時のグリーンランドの狩人達は木や海洋哺乳類の骨で作られた骨組みにアザラシなどの皮を張りこの様なスキンカヤックを造っていました・・・。
獲物はアザラシやクジラなどの海洋哺乳類 槍や銛を打ち込みチームを組んで仕留めていたそうです。
男はこの様なスキンボートを造り、自分の船を持つ事で一人前の狩人となれたと言う話も聞いた事があります。 正に海のハンター まるで映画「アバター」のイクランとの関係ではありませんか・・・
跳ね上がった船尾は風を捉え、獲物の風下でチャンスを待つ事が出来たでしょう。
パドルは風を斬り、音を消す為に細く長く作られ、低い姿勢で漕ぎ近づいたに違いありません。
また、内陸部の湖では湖を泳ぐカリブーの群れを追う為、時速9キロで爆漕していたそうです
極寒の海で海洋哺乳類を相手に激闘・・・それが大物のセイウチやクジラなどであった場合は船ごと引きずられ場合によっては、船がへし折れてしまう事もあったそうです・・・
極寒地獄のような海に投げ出されれば数分で意識を失いそうです、正に命と命の激闘  生命を賭けた狩猟だったのでしょう・・・。
グリーンランドの狩人達は転覆した際のリカバリー法として、一人の時やチームの時など、20種類以上のレスキュー方法を習得していたと言われています。 それが『エスキモーロール』などのレスキュー技術であり、自分達の生命を守る為に命を賭けてあみ出した技でありそれは代々受け継がれたものだったのです・・・・。

今でもグリーンランド南部にはスキンカヤックに乗り狩猟を行っているエスキモーの末えいが存在するそうです
他の地域では、スキンカヤックに替わりオープンタイプのカヌーや商業用のボートになっているそうですが・・・・

シーカヤックに限らず趣味とするモノの、発祥や起源を調べることはとてもワクワクする事でまた、その奥の深さを知る事で楽しみ方も楽しみの広さも大きく広がる様な気がします。 


と・・言いつつ、カヤックを漕ぎながらブーメランを投げたりするアホだったりします・・・
だって、槍投げたら危ないじゃん・・・・。


 


OS-G・湖月

2010-09-15 18:33:39 | カヤック漕ぎ日記

カヤック工房『大嶽デザイン』さんから『OS-G・16』の売り込みPRの要望を受けていますので、少し紹介します。
まあ、私のブログでのPRがどれ程の効果が有るか分かりませんが、出来る限りの協力はしないとバチが当たります・・・。


『湖月』です。 『OS-G・16』と改名されます。
まだ、ハッチが付く前の少し古い写真ですが・・・製作テーマは「グリーンランド」

全長486㌢ 最大幅53㌢ 最大高30㌢ サイズ的にはシーカヤックのスタンダードサイズとなりますが、全体のボリュームはかなり絞られた造りとなっています。
重量は約16kgで同じサイズのFRP艇が20kg超となりますから、かなり軽量な方だと思います。


デッキもハルも全て3㍉の耐水合板を使用しハルにはガラスクロスにエポキシ樹脂でFRP化されています。 ハルの形状はハードチャインとなり、サイド面とボトム面の4枚の接合のみで エッジの利いたハル形状は保進性に優れています。


奥から『OS・14』『OS・16』『湖月』となります。 サイズ的には『OS・16』とほとんど変りませんが、デッキの高さや形状、それにバウ及びスターンのボリュームが小さく一番の違いはハル形状で、『湖月』が断面4面のハードチャインに対し『OS・14』『OS・16』は断面6面のマルチチャインとなり、二次安定性に優れています。


以前にFRP艇の『スパローホーク』の方とご一緒する機会が有ったのですが、全体のサイズやボリューム、形状とも真似たのでは?と思われる程そっくりでした。
『OS-G・16』はスパローホークと同じラウンドデッキとなる予定なので『スパローホーク』のウッド版みたくなると思われます・・・ どちらも「Gパ」が似合いますです


体重64キロ、身長167センチの私でこんな感じです。
水面から出ている面積が少ないので風の影響も最小限となり、「Gパ」との組み合わせは無敵といえます ちと大袈裟ですか・・・ 
この写真は松崎シーカヤックマラソン時のものですが、約200艇中60位でゴールしていますし「Gパ」部門では2位の成績でした かなりのうねりの中、上位30艇以上はサーフスキー等のレーシング艇だった事を考えると、「湖月・Gパ」は「FRP艇・平パ」にも劣る事は無いと思われます。


漕ぎもレスキュー技術もロールさえも自己流・・こんなトーシロな私が乗れるギリギリのボリュームで造ったシーカヤックです。
デッキが低くローボリュームな船体は不安を感じるものかもしれませんが、十分な安定性と走波力を持ち、慣れてしまえば普通のシーカヤックのハイボリュームな船体がかえって不安に感じる様になります。
私もいろんなFRP艇を試乗しましたが、どれも漕ぐ位置が高く胸の前でパドルを持つ感覚がとても不安にさせます。特に「Gパ」では寝かせて漕ぐ事で推進力を得るものなので『湖月』の様な低いデッキが一番安心で楽しいのです。

欧米では数多くのカヤッカーがウッドカヤックを楽しんでいます。確かに日本ではマリン規格の耐水合板は手に入りづらいのですが、っていうか・・殆ど不可能・・・しかし、いわゆる「ベニア」には第1種と第2種とが有り、普通家屋などに使用される化粧板は第2種になりますが 第1種合板とエポキシ樹脂にガラスクロスでFRPと同等の強度と防水性を持たせる事が可能なのです。
また、FRPと違いエポキシ樹脂は紫外線による劣化がありません。しっかりとした製作とニス塗装等の定期的なメンテナンスを行えば末永く楽しめます。
しかも、市販のFRP艇が30万円~40万円するのに対し工房での製作費用は工房使用料を含めても10万円足らずなのです。


シーカヤックの起源はグリーンランドのスキンカヤックでその歴史は数千年におよびます、しかし日本にシーカヤックが紹介されてまだ20年余り・・・つまり、まだまだいろんな可能性があり、裏を返せば20年以上のベテランは殆ど居ないとも言えます。 私にもチャンスが・・・って、なんのチャンス~?
まあ、木造艇に限らずシーカヤックが欧米諸国の様にもっと普及してくれると嬉しいのですが・・・・
でも・・・海や湖がゲレンデみたくなるのは嫌だな・・・  ありえんか・・・・。

いや、今年の本栖湖はそれに近かったような・・・。


 


最後の夏

2010-09-14 21:54:31 | カヤック漕ぎ日記

一雨ごとに秋に近づいてきます・・・空もだいぶ高くなり秋の空になってきました


ここ本栖湖も夏の賑わいもだいぶ落ち着いてきましたが、私は漕ぎます
漕いでいないと、息が止まりそうで・・・・。
三枚葉さん達も漕ぎます



いたずらっ子クミちゃん・・・ずっとこの調子でマトモに漕いでくれません・・・
バウに座ったままあっちに行け!そっちは駄目!ロールしろ!・・私は奴隷のようにこき使われました・・・    船首像にしちまうぞ


見てください、この方が親です。  性格似てます・・
しかし、まだ小学三年生なのですが・・愛艇はなんと『シレノスⅡ』
浮き輪で遊んでる歳のはずなのですが・・本栖湖往復はおろか15キロの航程を漕いだ経験もあります・・・

 
転覆に対する恐怖心というものが無いのでしょうか・・・  ゆうこと聞かないと水をかけて来ます・・・   
問題です、私は何回これをやらされたでしょう?

 


湖月改め

2010-09-12 20:48:32 | カヤック漕ぎ日記

『湖月』がいよいよ大嶽デザインさんの木造艇ラインナップに入ります。


現在設計図を起こす為、工房入りしている湖月ですが、大嶽工房で各部のサイズが測られ展開図となります
展開図を元に試作艇が製作され、微修正を受けてカタログ入りとなるのですが、湖月の様な突合せのデッキではなく足元に余裕の出るラウンドデッキに変更される事になりそうです。オリジナルのままでは膝元と足元に余裕が無く、かなりタイトな姿勢となる為万人向けではないですから・・・。
位置づけとしては、キャンプツーリング艇というよりワンデイツーリングに適したもので、純粋にパドリングを楽しむパドラー向けになりそうです。
船名も仮称ですが『OS-G16』となり、Gはグリーンランドの意味ですが、あくまでグリーンランドタイプと言うものなので、ノークレームでお願いします・・・
私の自作艇である湖月が大嶽デザインさんの『OS16』や『OS14』などの様に商品化されることはとても光栄で嬉しい反面、少し不安でもありますな

で・・セールスポイントとしてはやはり、ウエストグリーンランド形式を意識した デザインで、ハルはハードチャイン、低いデッキは最近愛用者の増えてきたGパ(グリーンランドパドル)でのパドリングに適しており、スピードと安定性のバランスが良く漕いでいてとても楽しいカヤックだと思います。まあ・・自分で作った船ですから、楽しくない訳はありませんが・・・
カリカリのグリーンランドカヤックを模したものではなく、シーカヤックとして必要な安定性やスピードも十分なレベルにあると思います。
操作性はハードチャインとキールのはっきりしたハル形状の影響で直進性が強く、片漕ぎ程度では曲がってくれません・・私はパドルによるスターンラダーの強弱で曲げます また、リーンにもよく反応し、リーンの加減で向きも変りますが限界を超えるといきなりバランスを崩しますので、注意が必要です
風見鶏現象は適度に出ますがスターンラダーでの修正は可能な程度でラダーやスケグの必要性は感じません。また、ハードチャインの為、一次安定性は見た目程悪くはなく初めての方でも漕ぐ事はできますがデッキが低く、足元もタイトになる為ボリュームの大きなカヤック程の安心感は無いと思います。 でもリーンに対して変に粘らないので、ブレイスターンやリーン状態でのスイープターンそれにロール等の小技は面白いです。
大嶽デザインさんのカヤックは工房でのフルスクラッチビルトですから、体格に応じたサイズ変更にも対応して頂けます。
FRP艇とは違う、まさに自分の技量と体格に合った自分専用艇の製作が可能です。
私もこの湖月を元に、『OS-G・湖月改』の製作を企んでいますが・・・細部詳細諸元は極秘です・・・



大嶽デザインさんのホームページにはブックマークからどうぞ


エスキモーロールの話

2010-09-07 16:00:40 | ロールorレスキュー

湖月が大嶽デザインさんの工房に入庫しました。
と言うのも、湖月のデザインを元に長さ510センチ幅50センチの2分割艇の製作を企んでいるもので・・・
来年の松崎マラソンはそれでリベンジします。 前夜祭でのお酒も絶対飲みません・・・   今年のリザルトは聞かないで下さい・・・・・・・。

こげつ~
合板の切り出しの為、サイズの変更と設計図を起こす為の入庫です。
大嶽さんちのラインナップに入れて貰えると嬉しいです・・・でも、大嶽さんは「も少しボリュームを大きくしないと危なくて売り物にならない・・・」と言っていました

今年はうだる程の猛暑日が続いていますが・・・おかげでロールの特訓がはかどります
カヤックで粗チン・・(そまつな沈です)した場合のレスキューにはグループレスキューやセルフレスキューなどがありますが、助けてくれる人が周りに居ない場合は当然セルフでやるしかない訳で・・・
そこで思い付くのはやはりロール・・なのですが、よくレスキューとしてのロールは必要か?・・・と言う議論を耳にします。
正直言って私もあまり必要性は感じませんが、以前に一人で漕いでて沈した時には本気でロールを練習しようと思った事は確かです
なので私が思うのは、シーカヤックでレスキューとしてのロールは必要無いと感じるのは、ある程度経験を積んで未完にせよロールを練習しながらブレイスやスカーリングでのリカバリーが出来る人の言い分であり、経験の浅いカヤッカーにとってはロールを練習すると言う行為が上達にも繋がるのでは・・・と思うのですが、どうでしょう?
また、バランスを保つ為のローブレイスやリーンターンなどの練習段階でもやはり沈をしてしまう事がありますがそこでいちいち沈脱、再乗艇では効率のよい練習も出来ませんし、ロールにはスイープやブレイスと言ったさまざまな技術も凝縮されているようないないような・・・
まあ・・どちらにせよロールは文字どおり『エスキモーロール』です。シーカヤックの起源でもあるアリュートが極寒の海で死なない為にあみ出したレスキュー技術である事は間違いありません。

別アングルから、三枚葉さんの余計な解説評価付きです・・・

カヤック暦7年目の私の限界・・・この程度です・・バック系の左は出来ません。はい・・・・ クミちゃんの方が得点高いす・・・。


荒れた海を目の前に漕ぎ出すか?止めるか?の基準で、この海でロールが出来るか?・・出来たとしても一度でも沈をしたらすぐ引き返す・・と考えるのが一人の時。
複数の時はこの海でロールが未完の人をレスキュー出来るかどうかを漕ぎ出す基準にしているのですが、どちらにせよ沈をする海況では体力も限界での事なのでかなり余裕を持ったみきわめをしないと命がいくつ有ってもたりませんよね

 


ロールばっか・・・

2010-09-05 20:37:48 | ロールorレスキュー

え~っと・・・今日は本栖湖に行って来ました。


しばらくブログを放置していたので、投稿に手間どります・・・
今日はasru君、いつもの三枚葉さんご夫妻と娘さんのクミちゃんそれに池○さん、そして私はお初の山○さんの7名です。


いつも楽しそうな三枚葉さん・・殆どの週末をここで過ごされています。
もう本栖湖にお住まいになった方がいいと思います・・・


最近ロールの斬れが抜群のasru君です。三枚葉さん曰く・・落ち葉さんのロールと違いasru君のロールはとても綺麗ですよ・・・  ほっとけ

暖かいうちにロールの練習を行いますが、今練習中の『ロデオ』・・たしか『ロデオ・デッキ・ロール』とか言う名前だったと思います・・・
バックロールはスターン側にセットしますが、ロデオはセット無し・・パドルをショートに持ってスターン側から回す様に前方向にスイープするのですが・・・・

おりゃあ って感じです・・・
これ、もともとダウンリバーなんかの技術らしいのですが、どうしてもやってみたくて・・・何度もイメージトレーニングをしていざ逆さになったとたんに訳分からなくなってしまいます・・・
何とか形にはなって来ましたが・・・・派手さは有ると思います。


私です
アングルが気にいったので・・・


クミちゃんの作品です
綺麗なので・・・


ろーるどうでしょう

2010-09-04 21:49:05 | ロールorレスキュー

どちらかと言えば出来ないより出来た方がいいと思われるロール・・・

と、言うのも少しでも練習を試みた事がある人ならばその難しさは知っていると思いますが・・・
カヤックを始めていきなりロールを練習しようと考える人はあまり居ない訳で、ほとんどはある程度漕ぎ方を覚えていく過程で、セルフレスキューとしてロールも、ってなるのだと思います。
しかし・・・このロール・・・簡単そうでひじょ~に難しいっす。
スイープやブレイス・・・体裁きなどなど、物理的に理解した上で、それを水中で実行出来なければ体得する事は無理なのですが、何とかモノにしようと必死でコソ錬に励んだりします。
するとどうでしょう・・・ある日いきなり上がったりするのですが、その時は既にバランスやブレイス・スイープなどが身に付いてしまっていて、沈する事が無くなっているではありませんか・・・

で・・仕方が無いので、今度はデパートリーを増やしたり自分なりにアレンジしたりして遊ぶ様になります。
何たって水中メガネでお魚を見れるのですから、こんな楽しい事は無いのです
レスキュー技術は引き出しが多い方がいいと言いながら、もうそんな事などどうでもよくなったりします


しかし・・・バック系はムズかったです・・・ 特にロデオ・・・
最後のおうちゃくロールはいわゆるバウレスキューを自分のパドルでやるだけですから私が知っている限りでは一番簡単で確実な方法だと思います。
三枚葉さんが「丸太転がしみたいで見ていてつまらん・・」といってました
これを連続で高速回転すると正に丸太が転がっているみたいに横へ平行移動して行くのです