ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

初めての黒海リゾート!

2005年09月05日 04時49分16秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
★4日目、いよいよ黒海!パート2

午後1時、マンガリアに到着。
駅の前のメインストリートを右に進み、途中のラウンドバウトを左折して歩くこと約20分、黒海が広がる海岸に到着しました。

とにかく暑かったけど、青々とした空と海、そして白い雲を見て、そんなことを忘れさせるほど、今、目の前にその風景が広がっていて吸い込まれそうでした・・・
と言いたかったのですが、所々にテトラポットが積んであったりコンクリートの岸壁が見えたりと、自分がイメージしていた「長~~い砂浜」とは風景が異なっていて始めはちょっとがっかり。


でも気を取り直して少し進むと観光客が集まってる海岸に到着。
「集まってる」といっても混み合ってるわけでなく、それでいて寂しくもなく、「リゾートらしい」雰囲気のふんわかとした空気が流れた場所でした。
最初はただ海を見てるだけでしたが、「せっかくここまで来たんだから!」と裸足になってジーンズを少しまくって荷物を砂浜の上において海に入りました。

さすがにカバンからはそんなに離れて行けませんでしたが、膝下まで水に入るともう気持ち良い!!
思ったよりも暖かい海水だったので、もう泳ぎたかったです!!!
海パン欲しかった!!!

海水は波打ち際に多少海藻があったけど水そのものは透き通っていてすごくきれいでした。
沖縄の海にも劣らないいろんな青い色が眺められ、波の音を聞きながらしばらく子どものように夢中に波打ち際で歩き回ってました。
夏の海は童心に戻れますね。

そして疲れたら砂の上でひと休み。
少しだけじんわり、こんがり日焼けしてきました。
海をしばらくぼーっと眺めていてもまだ夢心地で、「ほんとに黒海まで来たんだろうか?」とまだ信じられない気持ちでした。
ハードな日程のなかのつかの間のリラックスタイム。
いろんな気持ちが混ざって、不思議な気持ちでした。

周りは・・・というとこれはどこの海岸でもよく見る風景でした。
ボールで遊んだり、泳いだり、日焼けしたり・・・
でもちょっと困ったのが「上半身裸の女性&女の子」。
そういう習慣のない国から来たので、どうしても「目のやり場に」困ってしまいました。


海岸には1時間ほどいて、お腹が減ったので街中に戻りました。
ホテル・プレジデントのあたりの階段を登りしばらく歩くと、市場や市民ホールがある町の中心らしき所に来ました。
ここの「路上テラスのある」レストランでお昼ごはんに。
メニューを見るとルーマニア語とドイツ語が書かれてました。
幸いドイツ語も少し分かったので何とか分かり、軽く済ませたかったので「豚肉のスープ」とパンを選びました。
スープは見かけはグヤーシュのようで、パプリカでなくトマト風味でした。
思ったよりも具だくさんで、パンを浸して食べるとまたおいしい!
パンもスープも全部食べました!!
ちなみに飲み物も含めて約400円でした。

午後3時半、駅に戻る途中でアイスのスタンドを見かけたので、デザートに買いました。
よ~く見るとこれは「トルコ風アイス」。
食べてみると噂どおり餅のように「のびるよう」でちょっと不思議な食感。
でも味はまずまずでしたよ!
ダブルで80円でした。

歩いてる途中でロマらしき集団の馬車がそばを通りました。
楽器をならしながら大きな声を出して歌いわめき、一見楽しそうでしたが誰も見向きもしません。
いや、見て見ぬふり、をしてました。
また写真を撮ろうかと思いましたがやめときました。
万一「・・・ユーロくれ!」とか言われたらまずいので。

駅の近くで小さなスーパーを見つけたのでちょっと立ち寄りました。
そろそろ「お土産」買わないと・・・
というわけでゲットしたのが「ビール」。
缶ビールと日本ではまだ発売されてない「ペットボトル」のビールを1つずつ買いました。

面白かったのはルーマニア産なのに名前がドイツ語。
ドイツ移民がかかわってることもあるのでしょうが、ここでも「ビール=ドイツ」なのでしょうか?
あとうれしかったのは値段。
どちらも1つ60円前後!(500ミリで)
先回行ったチェコも安かったけど、ここもビール党にとってはパラダイスかもしれません。
ちなみに自分はお酒は弱いです・・・
でも見逃せませんね!!


4時過ぎに駅に着きました。
中に入るとコンスタンチャ行きの普通列車がすでに入ってたので乗りました。
驚いたのはその車両!
ドイツやフランスでも走ってる最新型のディーゼルカーでした。
ってコトは冷房車で、確かに快適でしたが惜しむらくは窓が開かない・・・

4時半頃、列車はマンガリアを出発。
往きの時に覚えておいた景色の良い場所を通った時に何枚か写真を撮ったらいつの間にか気持ちよくなってきて居眠りしてしまいました・・・


5時半頃、コンスタンツァに到着。
ここでブカレスト行きの列車と30分の接続時間があったので、外に出てみました。
駅の前に出たらもうびっくり!!
雑然としたにぎわいはもうヨーロッパの雰囲気ではありません。
まるでテレビや映画で見た「トルコ」のようでした。
その雰囲気は駅の隣のバスターミナルまで行くとさらに濃くなります。
ちょっと怪しげな(←失礼!)トルコの音楽が流れていて、タバコ屋、パン屋、飲み屋・・・
ちょっとでも気を抜くと誰かに貴重品を持っていかれそうな、そんな危険な雰囲気を感じながら、でもそんな「ぞくぞく」するスリル感を楽しみながらちょこっとだけ歩いてみました。
その中のパン屋でルーマニア風のパン、「Covrig」の店で「Covrig Polonez(ポーランド風パン?)」を買いました。(40円)
かなり大きな甘いパンでブカレストに着くまでのおやつには充分でした。
でも「ポーランド風」って何なんでしょうか、未だにわかりません。

6時少し前に駅に戻るとすでにブカレスト行きの列車が入ってました。
今度は間違いなく指定券どおりの車両とコンパートメントに着けてひと安心。
少しすると出発。
往きと違い全然混んでなく、しばらくは部屋を出たり入ったりして景色を眺めてました。

ところが10分もするとなぜか停車。
この列車、終点までノンストップなのに・・・
でもこの時はちょっと楽しかった!
隣に止まっていた列車で窓越しに女の子たちがこちらをず~っと見ていたからです。
カメラを期待してたのでしょうか。
トラブルを避けるために写真は撮りませんでしたが、こっちがその視線に気づいて逆に見つめ返すと恥ずかしそうに、でもうれしそうにしてました。(←相当な思い込み・・・)
ラテン系の娘ってそんなに自分のような男が好みなのでしょうか?(←勘違いもいいところ!!)
そんなささやかな駆け引きをしてるうちに残念ながら(?!)あちらの列車が先に発車。
試しに手を少しだけ振ったらまた微笑んでくれました。
そしてもう一人の娘は恥ずかしそうに少しだけ手を振ってくれました。
「ピュアだなぁ~」
そんな印象が残った停車中のストーリーでした。


こちらの列車は30分も停車の後、ようやく発車。
どうやら遅れの原因はその先の線路工事のための単線運転だったからです。
そのせいかしばらくはゆ~~っくり走ってました。
早く戻りたかったので始めはイライラしそうでしたが、そこは我慢がまん。
むしろルーマニアの普段着の生活が車窓から存分に眺められ、写真だけでなく頭に記憶にも充分な風景をのんびり見ることができました。

やがてドナウ川の鉄橋にさしかかりました。
構造上なのでしょうか、橋の上ではゆっくり走るのでデジカメのビデオでもブレなくきれいに渡る時の映像が窓から撮れました。
さらに渡り終えると大平原に広がる夕焼けがまたきれい!!!
これももちろん何回もパチリ!
この風景、ほんときれいでした!(後日お見せします)
こんなきれいな夕焼けを海外で見るのはおそらく初めて。
日が暮れるまでず~~~っと立ちっぱなしで窓から眺めてました。

ブカレスト北駅に着いたのは夜9時を少し回った頃。
いくら楽しかったとはいえ、さすがにほっとしました。
ここでまず構内のスーパーで買い物をして、さあホテルへ、地下鉄に乗ろうと思ったら途中で「ルーマニア料理レストラン」と書かれた黄色い看板発見!!
これを見逃すわけがありません。
中はファーストフード風で、値段もお手ごろ。
いろいろ品があったので迷ってしまいましたが、最終的にはサルマーレ(ロールキャベツみたいな肉料理)、サラダ、そしてポテトを選びました。
値段は驚くなかれ、なんと「たったの」300円!!
マックがいかに「ごちそう」かお分かりいただけると思います。
サルマーレはジューシーでボリュームもなかなか。
味はもちろん「モルト・ボーノ!」でした!!


ホテルに戻ったのは10時半。
もうほんとにほっとしました。
朝のバタバタから始まり、往きの車内では始めはどうなるか、と心配しました。
でも終わってみれば「忘れられない」1日になりました。
いろんな意味で「ルーマニア」を体で初めて感じた日でした。

いよいよ黒海へ!パート1

2005年09月04日 04時47分40秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
今日から旅行ネタを1回に1日分まるまる書かないで、2つに分けて載せようと思います。
半端じゃないんです、時間と忍耐(?!)が・・・
でもより詳しく書いてみたいと思うのでよろしくお願いします。
m(_ _)m


★4日目・いよいよ黒海へ!

昨日のうちに黒海沿岸への列車の指定券をおさえて、とりあえず念願だった「ブラックシー」を見る権利を得ました。
でも・・・
この日、思いっきり寝坊しました。
といっても7時半。
8時25分の列車には急げばまだ間に合うと思い、急いで準備。

なんとか終わったので「さあ、行くぞ!」と思ったら・・・
「ルームキーが無い!!」

さあ大変!!
もうただでさえあわてていて正常な精神状態じゃなかったから、ぶつぶつ言いながら一度片付けたスーツケースを開けてゴソゴソ。
さらには部屋中探し回ったけど見つからない・・・
もう正直あきらめかけました。

で、15分かけてや~~~っと見つけました。
どこにあったかというと・・・
「目の前のイスの上」
・・・なんで見えなかったんだろう、とただあきれるばかりでした。


でもあきれてばかりいられない!
ダッシュでレセプションに行って鍵を預けて地下鉄の駅へ。
切符を買ってホームに行ったけど・・・
こういうときに限って電車がすぐ来ない!!!
しかも平日の8時ですよ!
日本なら3分もあれば来るのに、10分近く待たされました。
あちらの地下鉄には時刻表が駅に一切無かったので、もう本当に不安でイライラしました。(ホントはいけないけど)

乗り継ぎの地下鉄もまた待たされてブカレスト北駅に着いたのは出発5分前。
ホント、なんとか列車には乗れました。
すきっ腹だったのでパンを一個買ってから乗ったのですが、あわてて乗ったせいで自分の指定券の車両が分からず(車内には号車番号が無い!)、うろうろしてしまいました。

そうこうしてるうちに列車は出発。
結局、開いてるコンパートメントにとりあえず座って車掌が来るまで待つことにしました。
だから景色を見るにもしばらくは落ち着きませんでした。
せっかくルーマニアの雄大な大平原が広がってるのに・・・
牛やロバがのんびりとしているのどかな風景なのに・・・
馬車がコトコト走ってるのに・・・
いい被写体ばかりだったのに一枚も撮りませんでした、勿体無い・・・

そうこうしてるうちに検札がきました。
一応事情は伝えたのですが、「OK,OK」とまず返事。
大丈夫なんだな、と思ったらまだ話してくるのでよ~く聞いてたら案の定「ここにいるのなら追加料金が必要だ!」と促してきました。
さらに料金表を見せてきて「~~レイだ」と金額まで見せてきて、「こいつ本気か?」とさすがの自分も疑うようになりました。
    

車掌はしつこくて切符をなかなか手放さなかったのですが、隙を突いて切符をつかみ取り「じゃあ、あっちの車両へ行けばいいんだねっ!!」と言ってコンパートメントを脱出。(ほんと脱出でした)
幸いその車掌は追ってこなかったのでひと安心でしたが、寝坊1つであわや大きなトラブルになるところでした。


幸い列車はしばらくして駅に着いたので、その一瞬を利用して正しい号車を探し出し、何とか席にたどり着くことができました。
その周辺はかなりの混み具合でしたが、その人たちに切符を見せたら席を案内してもらえてひと安心。
いや、ほんとにホッとしました。
「ハロー」とまず軽くあいさつしてから「実は席が見つからなくて・・・」と思わずぼやいてしまいましたが、みんな同情してくれて少しだけコンパートメントが和みました。
こんなトラブルネタで緊張が解けるのならある意味「いい経験」だったのかもしれませんね。


室内が少々暑かったので通路にでました。
窓が空いてたので風がバンバン入って涼しかった!!
すると向かいに座ってた20歳位の女の子もでてきました。
試しに「フランス語で話してもいいですか?」と切り出し「ウィッ!」と答えてくれてから「暑いですね」とか「どこへ行くのですか?」とか話し始めました。

実はその娘、席に座った時からこちらを時々見ていて(見つめていて?!・・・うわ~っ、恥ずかしい!)、「お話したいな~」って思い始めてた時だったので、ひとり旅の身もあって思わずうれしくなって話してしまいました。
自分の分かる範囲のフランス語を使って、時々窮してしまって困らせたけど、ルーマニアのこと、旅行のこと、そして日本のこと・・・いろんなことを時を忘れて夢中に話しました。
普段は内気だし警戒するのでこのような機会はほとんど無かったのですが、その女性も好意を持って話し相手になってくれてとてもうれしかったです!


コンパートメントに戻ってしばらくすると列車は高台に登り始め、やがて橋にさしかかりました。
同席してた人が「カメラ」のポーズ。
そう、ドナウ川を渡ってたのです。
もちろん見逃すわけがありません!
ゆっくりと渡ってたのであわてず落ち着いて撮れました。

11時半、15分程度遅れて港町、コンスタンツァに到着。
ここで10分程度停車してたのですが、車内が騒がしい・・・
何かとその先を見ると、身なりがそれと一目で分かるロマの売り子がごそごそ入ってくるではないですか!
事情は知ってたのであわててコンパートメントに戻ると、同席の人は「ピシャッ!」っとドアを閉めて接触を拒みました。
相手も混んで狭い所を荷物を持って我が物顔で歩くので、言葉悪いけど少々不気味でしたし、ルーマニアの実態を少し垣間見た気がしました。

コンスタンツァを出発するとしばらくは殺風景な工業地帯を走るのですが、エフォリネ・ノルドまでくると一気にリゾートの雰囲気に包まれて、いよいよ「黒海に来たなぁ~っ」って実感できました。
コンパートメントのかわいい女の子もこのあたりで下車。
降りる前に自分のサイトのアドレスを渡して「さよなら、良いご旅行を!」と言って別れました。
後で思ったのですが写真撮ってもよかったかな??
とにかくピュアでかわいい娘でした。

さらに進むと左手に黒海が線路から離れずに広がり、人の気配がない崖や海岸の景色は、それはもう「雄大」で「きれい」でした。
名前は「黒」だけど青々した海、そしてまぶしい空、白い雲・・・

時々ここでも見れる牛や馬。
ゆっくりと走る列車から窓をいっぱいに開けて、思いっきりその「ピュアな」風景を体で感じました。
・・・もう気持ちよかったです。
これがあこがれてた黒海だと思うと、じわじわ感激してきてちょっと「うるうる」でした。

昼1時頃、ようやく終点マンガリアに到着。
レールもここまでなので列車で来れる最も遠い黒海の街に来た、ともいえます。
多くの観光客が降りてごった返す構内をかき分けて、海へと行きました・・・

これで前半終了です。
うわぁ~、これでも長くなってしまった!

「刺激的」なブカレスト!

2005年09月03日 01時27分00秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
★3日目・ブカレスト

10時少し前にブカレスト北駅にユーロナイト「ISTER」号が到着。
14時間の長~~い旅を終えて余韻に浸りながらホームを歩こうとしたら・・・
邪魔するやつがいるんですね、早速。
話しかけられて相づちした自分も悪かったのですが、すぐに「白タク」の運チャンだって分かりました。
それからは「ず~~っと」無視。
    
そいつはけっこうしつこかったけど、手を体に触ったり引っ張ったりはしませんでした。

でもこっちも考えました。
時折「演技」をしてみました。
立ち止まったり、戻ってみたり、あるいは店に入ったり両替したり(←これはホントに必要だったので・・)。
ある程度のところまで行くとあきらめたようで視界から消えてくれて、まずは第一関門突破って感じでした。
覚悟はしてたけど着いた早々の「洗礼」に余韻も消えて、我に帰ることができました。

地下鉄を乗り継いでホテルに着いたのは11時頃。
運良くチェックインできたのでとりあえず部屋に入ってひと休み。
「着いた~~~~~~ぁぁぁあああああっ!!!」
・・・偽らざる本音です。
部屋はちょっとくたびれてたけど、3日滞在するには全然問題なしでした。

お昼頃に外に出ました。
国民の館まで散歩しようと思い、その間はあちこちぶらぶら。
ガイドブックには「チャうシュスクによって近代化され無機質な街に変化してしまった」と書いてあったのですが、どうしてどうして。
「バルカンの小パリ」と称されたこの街はいたるところに本家に負けないほどのオシャレな建物があって、それがちょっとすすをかぶってるように黒ずんでるところに逆に歴史を感じられ、むしろ趣のある風景に見えました。
だから街歩きがすごく楽しかったですよ!


お昼ごはんはマック。
わざわざルーマニアに来てなんで?、と思うでしょうが意外とないんです、適当なところが。
それにいい加減にお腹がすいてたので、待ってるよりは先に何でもいいから食べちゃおうって。
味はもちろん世界共通ですが、話のネタにはなりますよね。
ちなみにこの日食べたビッグマックセットは約400円。
向こうの物価を考えたらいい「ご馳走」になります。

次に向かったのはルーマニア国鉄のオフィス。
ここで明日行く黒海沿岸の街、マンガイアへの指定券を買うためでした。
この国では普通列車以外の列車に乗るには予約が必要なので、面倒なのですが予め席をおさえなければなりません。
30分くらい待って自分の番が来て、英語の分かるスタッフにお願いして何とか往復分ゲットできました。
でも「日帰りで往復」って頼んだら向こうの人、「信じられない」ってあきれてました。
やっぱり「ジャパニーズ・スタイル」なんでしょうね、これ。

午後2時半に統一広場に。
ここからはあのチャウシュスクのお城「国民の館」が見えました。
遠くから見てもとにかくでかい!!
歩いてそばまで行くとそのあきれるほどの大きさにただ驚きました。

そして中に入るためのガイドツアーに参加しました。
約1時間の案内でしたが、とにかく噂どおりの「超豪華な」建物でした。
これじゃ、国民の反感買って当然です。
シャンデリアに大理石、そして赤いじゅうたん・・・
全てが自分の生活とは違う次元の空間だったので、ただ、ただ「ため息」でした。
休憩時間の時は階段に座って、思いっきり大理石をなでなでしてきました。
ああ、貧乏性がでてしまって・・・


夕方になってからは北駅の近くの市場に行きました。
でもこのあたり、昼でも少々治安が悪い。
駅の周りではロマの子どもが人前で堂々とシンナー吸ってたんです。
それにたむろしてる人々の目つきがあやしいし・・・
もう早歩きで、でも冷静になって市場に向かいました。


市場の中はまさに「日常の風景」!
いろんな生鮮品が色とりどりにあふれるくらいに並んでました。
その一角にスタンドがあったのでこの国の名物「ミティティ」を食べました。
ひき肉をあぶって焼いたもので、また少し「普段着のルーマニア」に近づけた気がしました。


そして6時過ぎに農村博物館へ。
ルーマニアの昔の建物が並ぶアウトドアの博物館で、国中のいろんな木造の家をここでまとめて見ることができました。
少々疲れ気味だったので時々座って眺めてましたが、逆にジックリゆっくり見ることができました。
国は違うんだけどなんか懐かしい感じで、「木のぬくもり」に国境はないのかな、と感じました。

ホテルにいったん戻ってから夜8時過ぎに近くのレストランへ。
戻る時にチェックしておいたルーマニア料理が食べられる所でした。
メニューとガイドブックを照らし合わせて注文したのが・・・
「トキトゥーラ」(豚肉料理)
「パパナッシュ」(ドーナツ風デザート)でした。

トマト風味のソースがかかったトキトゥーラはシチューのようで、ちょっとピリッとするのがいいアクセントでおいしかったです。
ポレンタと目玉焼きが一緒にのっていてボリュームもまずまず!
パパナッシュはサクランボのソースと生クリームが添えられ、ソースの酸味とクリームの甘み、そしてさくさくするドーナツとの食感がとても美味でした。
これに飲み物をつけて全部で800円程度!
贅沢したんだけど安く済んで、お財布もお腹も大喜びでした!!


これでこの日のブカレストはおしまい!
次は「いよいよ黒海へ!」です。
お楽しみに!

前半のハイライト、寝台列車でブカレストへ!

2005年09月02日 04時27分44秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
★2日目~3日目・寝台列車でブダペストからブカレストへ。

モスクワ広場でパラチンケンを食べ終わったのが夕方5時少し過ぎ。
ブダペスト東駅を18:10に発車する夜行列車に乗るため、あわてて地下鉄に乗ってまずホテルへ。
荷物を受け取ってからまたあわてて東駅へ再び地下鉄に乗りました。
あいかわらずの「ギリギリ」ぶりでした・・・


それでも着いたのは発車20分前。
若干時間に余裕があったので、夕食用の「ケバブ」を買ってから乗り込みました。
そして出発ボードでプラットホームを確認。
「12番線」と書いてあったので、急いで向かいました。

今回乗った夜行列車は「ISTER」と言う愛称のユーロシティでした。
寝台車2両、クシェット1両、2等車2両、さらになんとこの短い列車には食堂車がついてました。
これで後でお腹が空いても大丈夫!!


入口に車掌がいたのでまずチェックを受け、そして個室に入りました。
車内は欧州ではごく普通の設備でしたが、よく見るとあちらこちらの注意書きに「ドイツ語」が。
もしかしたらこの車両、「ドイツ国鉄のお下がり」だったのかもしれません。
ドイツでも似た寝台車に乗ったことがあるので。
でも思ったよりも広くて快適そうなのでこれからの13時間の汽車旅がいっそう楽しみになりました。
それにうれしかったのは「窓が開けられたこと」
もう思いっきりデジカメの動画、そして写真を取りまくりました!!


列車は5分程度遅れてブダペストを出発。
しばらくはハンガリー平原を淡々と走ります。
でも時は夕方。
日暮れ時の大平原の中を走るので、夕焼けが視界いっぱいに広がる風景には日暮れまでず~~~~っと釘付けでした。
これがホントの空なんだな、ホントの夕暮れなんだな、って。
しばらく忘れていた、いやもしかしたら初めて見る風景に言葉がありませんでした。
確かに何にも無かったけど、ず~~~ッと見ていても飽きませんでした。

しばらくすると車掌が一枚の紙切れをくれました。
車掌が隣の客に通訳をお願いすると、どうやら「食堂車へ行けば3ユーロ分が無料になる券」だとか。
その時はいつ使えるのかよく分からなかったし、食堂車へ行って軽食を摂ろうとして見せると「朝食用だ」とのこと。
でもコーラとサンドイッチ1つで終わらせて払おうとすると「あの券を出せば出せばOK」とのことで無料ですみました。
いつでもよかったんですね。
ちなみに食堂車のメニューは軽食中心。
オムレツ、サンドイッチ、そして鶏肉料理、といった程度で、ハンガリー料理やルーマニア料理は一切なく、ちょっと残念でした。

個室に戻って自分のラジオをつけるといろいろな番組が聞けましたが、幾つかはハンガリー語でなくてフランス語やルーマニア語で話されてるラジオ局があったのが分かりました。
外は段々暗くなってきましたが、列車は確実に東に、そして国境へ、つまりルーマニアに近づいてるようでした。
景色が見えなくても、なんだかいっそう胸が高まってきて、言葉が分からなくてもラジオを聴いてるだけでも楽しかったです。

夜9時頃、すっかり暗くなってからハンガリー側の国境駅に到着。
ここで出国検査がありました。
行き先だけを聞かれてだけで終わり。
無事にハンガリーを出ることができました。
30分の停車の後、今度は10分ほど真っ暗闇の中を走って今度はルーマニア側の国境駅に到着。
駅に入ると「ROMANIA」と書かれた大きな青いボードが見え、「ついに来たなぁ~」ってちょっと感激。
でもその前に入国検査。
これも行き先を聞かれただけですんなり終了。
どちらも英語でOKでした。

国境越えもう1つ重要な儀式がありました。
それは「時差の調整」です。
つまり1時間早くしなければなりませんでした。
入出国検査で1時間以上要したので、ルーマニアに入ったらもう真夜中近く。
ARAD駅を出発したら0時を過ぎたので、おとなしく寝ることにしました。


かなり爆睡しましたが朝6時に起きました。
列車は明るくなり始めたトランシルバニア地方を走ってました。
でも・・・どこを走ってるかはしばらくたっても分かりませんでした。
定刻なら6時にブラショフに到着するのですが、そんな気配もなく列車はマイペースに走り続けてました。
そうこうしてるうちに太陽が山の向こうから登り始め、いっそう明るくなってきたのですがまだ走りっぱなし。
これで1つ分かりました。
「この列車、相当遅れてるな」って。


でもそんなこと、どうでもよくなってました。
この長く乗ってられると思うと、その方がいいかな、ってさえ思うようになりました。
沿線の町の風景も人の表情もハンガリーとも他の欧州とも全然違う・・・
ここは明らかに「初めてきたところ」なんだな、って。
不安はいつの間にか消え、好奇心が段々大きくなってきました。


結局、ブラショフに到着したのは7時ころ。
つまり1時間、列車は遅れてたのでした。
でもみんな文句言わない。
ある言葉を思い出しました。
「When In Rome,Do As Romans Do」
確かここの先住民はローマからの移民でしたね。

ブラショフを出発した列車は、アルプスの山のような中をくねくね曲がりながらゆっくり走り、本家に劣らないきれいな山の風景を眺めることができました。
シナイアを出てしばらくすると一転してルーマニアの大平原のなかに入り、遅れたぶんを少しでも回復しようとスピードを上げて一気に終点に向かいました。
線路沿いでは馬や牛が草をついばみ、馬車がマイペースに道を走っていて、さらには野良犬もあちこちに・・・
ロマ(今はジプシーをこう言います)の人々もいたるところに見かけ、「ルーマニアの日常風景」がまるで映画のワンシーンのように目の前に広がっていて、自分がルーマニアにいることをいっそう実感できました。

結局、ブカレストに着いたのは10時少し前。
ホントに長い「14時間の」汽車旅が終わりました。
正直、こんな楽しい列車の旅は久しぶりでした。
また乗りたいです。

これな~~んだ??

2005年09月01日 13時49分54秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
せっかくなのでハンガリーのホテルの朝食で撮った写真も貼っときます。
すごくきれいだったので思わず撮ったものです。
まんなかのハンガリー国旗模様のリボンがかかったパンは分かるのですが、両脇の赤い芸術品、元は何だったか分かりますか?

実はこれ「すいか」なんです。
外側の皮の模様を見てようやく気づいたほどで、「こんなに変わるんだ」とただびっくりでした。
ちなみに・・・
このホテルの名前は「タベルナ」。(ほんとです)
これを食べるにはもったいないですね・・・

お後がよろしいようで・・・

ブダペストに戻って・・・

2005年09月01日 04時52分20秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
今日、写真ができたので昨日書いた「城塞からのドナウの眺め」を貼っておきます。
これでこれからは画像も貼れるのでより詳しく、そして楽しくご紹介できると思います。

で、今日は・・・どこからだったっけ??(←オイオイ・・)

★2日目・ブダペスト(後半)

渡し舟でナジーマロシュ・ヴィシェグラード駅に戻ると、まだブダペストへの列車が来るまで時間があったので、ちょうどお昼時ともあって近くのスタンドでラーンゴシュをたのみました。
これは日本で言う「揚げパン」みたいなもので、このときは削ったチーズをトッピングしてもらいました。

でもメニューはハンガリー語のみ。
もちろん分かるはずもなく(ラーンゴシュの他は全然ダメ)、適当に頼んだらこれがでてきたのです。
これはいいとして、たのんでもいないのに「2つも」出てきました。
これには文句をつけました!

「俺は1つしか注文してないぞっ!」って。
”\(▼▼メ

そしたらあっけなく1つだけしてくれました。

幸い大きなトラブルにはならなかったけど、後で思ったのですが、どうせなら英語で「ワン、~、プリーズ」といえばよかったんですね。
次のときは「どうかひとつよろしくお願いします」よ、管理人さん・・・(←強引なダジャレ)

2時頃にブダペストに戻ってから目指したのはヤーノーシュ山。
王宮のあるブダ側のさらに奥にある街の近くにありながら緑豊かなエリアです。
ブダペスト西駅に着いてから路面電車とバス、そしてリフトを乗り継いで行きました。
ぐんぐん進んでるうちに街の喧騒がうそのように消え、風の音がなんとも気持ちいい小高い山に入り、リフトで登ってると案外高いところを登っていてびっくりしました。

段々期待を高めて「さあ頂上の展望台へ!」と思って進むと・・・・
なんとその周辺は工事中で入れませんでした!

確かに道路は工事してたけど誰も注意しないし何人かは登ってたのでOKなんだろうと思って上まで登ったら、そこも工事中で入れる様子ではありませんでした。
近くの作業員に「クローズド?(閉まってるの)」と聞いたら首をたてに振ってたので、がっかりしたけど仕方なく戻ることに。
よ~く見ると入口に注意書きが書いてあったんですね。
でも「ハンガリー語」のみ。。。

気を取り直して次の目的の「子ども鉄道」に乗ることに。
運転手以外は全てハンガリーの中学生位の子供達で運営されている、という共産時代から続く割と有名な路線で、森の中をのんびりコトコト走ることもあって、その雰囲気を楽しみたくて山の行き来で乗ろうと思ってました。
そして駅まで歩いたのですが・・・・

行けども行けども駅はおろか線路も見えず人も見えず・・・
地理カンに自信がある自分もさすがに段々心配になってきました。

冷静になってよーく地図を見ると道を間違えて、どうやら本来行く駅でなくその次の駅に向かってるようでした。
それが分かって一応安心、その「次の駅」にはちょっと時間かかったけどなんとか数十分で着きました。


その駅は無人駅。
次の列車が来るまでの数十分間、おとなしく待ってました。
森の中の小さな駅。
ちょっと怖かったけど、慣れてくるとなんだか気持ちよくなってきました。
緑に囲まれてると不思議に気持ちがスーッとしてきて、たまにこんな所でのんびりするのも悪くはないな、と思いました。
アクシデントでたどり着いた駅で貴重な時間が過ごせてよかったです。

やがてエンジン音をたてながら列車が到着。
2人の女の子の車掌が「ハロー」って迎えしてくれました。
もちろん検札もあって、これは払わなければなりません。
彼女たちの動きはまだぎこちないけどとても真剣。
ちょっと微笑ましかったです。

10分ちょっとで列車は終点に到着。
列車が構内に入ると駅員(もちろん子ども達)が外に出て敬礼。
りりしかったですよ。

ここで登山電車と路面電車に乗り換えてモスクワ広場へ戻ったのは夕方4時半。
この周辺にパラチンケン(クレープ)の店がある、と情報をつかんで行ってみました。
小さな店でしたが中にはいろんな種類のパラチンケンがあったのですが、やはりメニューはハンガリー語のみ。
ここでも「ヤマを張って」注文してみました。

出てきたのはサクランボとチョコチップがのったパラチンケン。
そんなに大きくはなかったですが値段は100円程度とお手ごろ!
ほどよい甘さとモチモチ感がたまりませんでした!!


これでブダペストは終了。
次回はいよいよルーマニアへ出発です。

ドナウの流れに見とれました!

2005年08月31日 05時10分54秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
★2日目・ブダペスト(前半)

朝は9時にチェックアウト。
まずはホテルの目の前にあるルフトハンザのオフィスでリコンファーム。
念のため「通路側の席、お願いしたいんですけど・・・」と聞いたら、「大丈夫、押さえておきましたよ!」と返事がもらえてひと安心!

ちなみにやりとりは英語でした。

午前中はブダペスト郊外北部のドナウ川沿いにある小さな町、ヴィシェグラードへ行きました。
ブダペスト西駅から快速列車で約45分でナジーマロシュ・ヴィシェグラード駅に到着。
ここからは何と渡し舟に乗りました。
矢切の渡しならぬ、「ドナウの渡し」。
向こう岸までは10分足らずでしたが、飽きっぽい自分には充分満足できた「クルージング」でした。

途中、ドイツの国旗が風にゆられる貨物船とすれ違い。
この川がドイツからこれから自分がいくルーマニアまで流れる「国際河川」であることを実感できました。

向こう岸の町に着いてから城塞へは歩いて行きました。
丘、といっても登るには結構ハードな道が続いて、あまりおすすめできない、とガイドブックには書いてあったのですが、本で見た限りでは長い距離ではなさそうだったので、あえて登ることにしました。


でも・・・
のっけから急坂の連続!!!
ましてや舗装なんぞされてない土や岩の道ばかり。
それも人がほとんどいない・・・
行くほどに心細くなってきて、上り坂がただひたすら続きゴールがなかなか見えない中で黙々と歩くのは本当に根気がいりました。

それでも何とか30分ほど(←かなりの早歩きでしたが・・)で城塞の入口に到着。
登り終えた頃はもう汗だらだらでしたが、久しぶりにみた賑わいには本当にほっとしました。

そしてゲートをくぐってしばらく進むと・・・
「これぞ絶景!!!」って言葉があてはまるほどのドナウ川の風景が広がってました!
今までの苦痛が報われたかな、と思うと段々うれしくなってきて、しばらく足が動かず見とれてしまいました。
丘に吹く風もまた気持ちよくて、体の底から本当に「チョー気持ちよかった」です!


城塞の中をしばらく周ってから今度は下りました。
確かに登るよりはマシだったけど、足場が悪い分かなり足腰に響いて、降りた頃は足だけでなく「お尻」も痛かったです。
言っときますが「筋肉が」ですよ!


この後は「ブダペスト午後編」です、お楽しみに!

ブダペストの夜景にうっとり・・・

2005年08月30日 04時24分20秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
旅行のこと、一気に全部書こうとしたら時間がすごくかかるので、日程ごとに書いてみます。
今日は1日目から。

★1日目・成田→フランクフルト→ブダペスト

心配していた寝坊もせず、しっかり6時半に起きました。
7時13分の京成で空港第2ビルへ行き、3階の出発カウンターでチェックイン。
今回は全てルフトハンザに乗りました。
往きはあいにく通路側が取れなかったけど、一番後ろの席の窓側だったのでスペースは広く、これでもいいかな、と思いました。

出発まではインターネットを見て、9時過ぎにゲートへ。
そして9時40分ごろ出発、機内はほぼ満席でした。
パーソナルTVがなかったのは残念でしたが、オーディオプログラムの選曲が面白かったのでしばらく聴いてました。

昼食は「うな丼」
しっかりとうなぎがのっていて、味も量もまずまず!
夕食もレモン風味の魚のソテーで、これもおいしかったです。
ただ、間の食事はおにぎり一個だけ。
ちょっとお腹が空いて仕方なかったです・・・

フランクフルトには昼2時過ぎに到着。
ここで2時間の待ち合わせでブダペスト行きの飛行機に乗りました。
曇りがちでよく見えなかったですが、それでも時々見えたオーストリアとハンガリーの国境にあるノイジートラ湖やドナウ川が見えたときは「ヨーロッパに来たんだな~」って実感できました。

夕方6時少し前にブダペストに到着。
ここからはバスと地下鉄に乗り継いでホテルに向かいました。
一般の乗り物なので地元の人が大勢乗っていて、もちろん会話はハンガリーの言葉、マジャール語。
何を言ってたかは全然分からなかったですが、そんな言葉を耳にして「はるか遠くに来ちゃったんだなぁ~」って改めて感じました。

途中の乗り継ぎの駅でスーパーを発見。
思わず立ち寄り、飲み物やお菓子を少々買いました。
日本よりも少し安い程度と、思ったよりも高かったのには驚きましたが、これでとりあえずこの日の夜はのどの渇きは心配無用。
いかにも旧共産圏、といった感じのデザインの地下鉄に乗って、1時間程度でブダペストの中心にあるホテルに着きました。

ホテルで身軽にしてから外へ。
まずは「ルーマニア&ハンガリーレイルパス」を有効にするためのスタンプをもらいに東駅に行きました。
ライトアップされたレトロ感覚のデザインが渋い駅舎がうす暗くなった空に映えて、それを見に行くだけでもここに来る価値はありました。
国際線切符売場でスタンプをもらい、これで明日からハンガリー国鉄に乗る準備が完了です。

次に行ったのはドナウ川河岸。
バッチャーニ広場駅まで行って1回まで上がると、そこはまた別世界!!!
対岸にはライトアップされた国会議事堂、右手にはくさり橋、さらに右には王宮。
どれもきれいに照明が照らされ、さらにその上にはお月様。
もうほんとうに幻想的な世界が広がってました。
その時は長時間のフライトの疲れなんか忘れたほどです。


しばらく河岸を歩いてるうちにレストランを発見。
お目当てにしていた「フォアグラ」を注文しました。
実はハンガリーの隠れた名物でフランスよりもず~っと安いので、この機会に、と来る前から着いた日に食べようと思ってたのです・・・
でも・・・でも・・・だめでした。
ウェイターが「残念ながらもうないので他のでよろしければ・・」とのこと。
一瞬頭の中が真白に・・・


でも気を取り直して「パプリカチキン」を注文。
ハンガリー料理といえばパプリカを使ったのが多いですよね。
で、出てきたのはクリームとパプリカをあわてたようなソースがチキンにかかっていて、濃厚な味わいで、でもそんな辛くなくて食べやすかったです。
店内もまた、木目が渋い内装で居心地がよくて、一週間いたら何回か来たいと思ったほどでした。
フライドポテトを添え、飲み物と合わせて日本円で約1300円程度。
「名物」を食べたわりには安かったかな、そんな感じでした。

そうこうしてるうちにもう夜11時。
さすがにロングフライトの後だったので、この後は無理をせずにくさり橋を渡りながらホテルに戻りました。
でもこの風景、まさに「ドナウの真珠」といわれてることに偽りなしでした!
何度も立ち止まってついつい見とれてしまったほどです。
女の子ならぜったい「うるうるする」こと間違いなしですよ。


そんな長い一日目が無事に終了。
ベッドに入ったらすぐ爆睡に・・・・

遅れて帰ってきました・・・

2005年08月29日 15時51分58秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
たった今、戻りました!

本当だったら2時間前に帰ってたはずなのですが、ハプニングがありまして・・・

実は成田空港で「ヨン様」を見たのです!!!
1階の入国のドアの付近に人がすごく集まってたので、周りの人に聞いてみたら・・・
「今日、ぺ・ヨンジュンが来るんだって!!」
早く帰りたかったけど「話のネタ」には最高なので待ってました。

1時間後・・・
「きゃ~~~~~~~!!!」(断っときますが、周りの声です・・)

・・・・すごかったです、歓声が。。。
あのフィーバー、ちょっとこわいくらい・・・
でもあの「微笑みの」ヨン様、バッチリ見てきましたよ!

、何しに行ったんだか分からない書きはじめですが、無事に戻りましたことを報告しておきます。
詳しいことはまた後ほど・・・

行ってきま~~~す!!

2005年08月22日 13時30分55秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
ついに出かける日がきました!!
今はほぼ準備が終わって、あとは最後のチェックをするだけ。
午後3時から夜9時半まで仕事をして、そのあとに成田に行き、真夜中にホテルにホテルに着いて1泊します。

明日の飛行機は朝9時35分発。
チェックインをするためにめちゃくちゃ早く起きて行かなければならないけど、もうここまできたら「えいっ!!」って起きれるようにできることを祈るのみ。
それさえできれば何とかなりそうだから。
とにかく寝坊だけは気をつけなきゃ!!


そんなわけで、しばらくブログはお休み。
戻るのは来週月曜日なので、その時から再開する予定です。
もちろん旅行のこと、い~~~~~っぱい書きますのでお楽しみに!!

ちなみにスケジュールはこんな感じです。

23日・成田→ブダペスト
24日・ブダペスト→(寝台列車)
25日・→ブカレスト
26~28日・ブカレスト滞在
28日・ブカレスト→
29日・→成田

では・・・
行ってきま~~す!!

準備完了率、何パーセント??

2005年08月21日 03時31分06秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
今夜からいよいよ最終的な旅行前の準備開始です!!

まずは薬。
この前買った分も含めて、家で常備、または普段飲んでる分も合わせて全部そろえられました。
一番いいのは「何事も起こらない」ことですが、いざあるとやっぱり安心ですね。

次に服装。
これもすんなり決まりました。
だいたい正装で行くような身分じゃないし、そんな予定も予算もないからカジュアルなもので充分。
最近はホテルで洗濯するから最小限の量で間に合わせることで、荷物の負担を軽く出来るようになりました。


そしてお金。
前回残ったユーロの他にもハンガリーやスロヴァキア、さらにスロヴェニアも加えると、日本円に換算して1万5千円もあります!
物価の安いハンガリーとルーマニアでこれだけあるとかなりの物に使えます!
だから思ったよりも新たに日本円で用意する額が少なくて済みそうです。


とまあ、大ざっぱな所で今晩は終わり。
明日の晩はいよいよ最終チェック!
大事なものがない、なんてないように念入りにチェックしないと!!

旅行のスケジュール作りで最近思うんです・・・

2005年08月12日 13時47分54秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
昨日の夜、せっかく書いたのを載せようとしたら思いっきり画面が動かなくなってパー。
俺の時間返せ~~~~~っ!!


そんなわけで、昨夜からちょっとイライラ気分でよく眠れませんでしした。

でも気を取り直してもう一度・・・


昨日も旅行の準備を少しずつ。
時刻表のコピーをしてきました。

ヨーロッパの鉄道旅行ですっかりおなじみの「トーマスクック」
ハンガリーとルーマニアのページを必要なだけコピーしました。
自分の乗るところの他に「行くかもしれない」ところも。
本当は時刻表そのものを持っていけばいいのでしょうが、荷物がかさばらないように最近はコピーするようにしています。
現地でも必要な所だけ持ち歩けばいいので、この方が重宝してます。

人から聞いた話では、旅行前にしっかりと時刻表やガイドブックで調べておくのは「日本人とドイツ人」だとか。
もちろん他の国の多くの人も調べるのでしょうが、国民性からそう言われるのでしょうね。
そういえばヨーロッパの主な駅には「鉄道案内所」があるのですが、自分が見た限りではいつもそこは観光客で混んでました。
彼らは「その場その場」で調べてるのかもしれません。
つまり「出かける前から日程に縛られない」旅行をしてるのでしょうね。

以前は「予定通りにいかないと不安になる」傾向があって、どうしても「キッチリとこなす」ように移動して旅行をすることが多々ありました。

でも最近感じたんです。
「無難にこなす旅行なんてつまんない!!」
別にアクシデントを期待してるわけでないのですが、「必ずこの時間のこの列車に乗らなければならない!」って考えは、可能な限りしないように心がけてます。
「充分楽しんでから行くか?」
それくらいの余裕が必要かもしれませんね。


あと最近は「動く時間」と「落ち着く時間」を、つまり日程にメリハリをつけるように心がけてます。
自分だけでなく、日本人、特にツアーでは「忙しい日程」をよく見かけます。
「あれで楽しめるのかなぁ~?」って思うことも。
自分もハードな日程を組んでたので人の事は言えないのですが、結果がダイレクトに返ってきてようやく考え直せるようになりました。

出発までまだ時間があるから、まだまだいろいろ考えられそうです。
そんな瞬間も本番のために楽しみたいですね。

中欧行き、いよいよあと2週間後!!

2005年08月10日 03時34分49秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
もう8月10日。
長いかな、と思ってた今月はなんだかあっという間に3分の1が過ぎてしまいました。

ってことは・・・
旅行の出発もあと2週間を切りました!!
行き先はここで何度も書いたのですが「ハンガリーとルーマニア」。
5泊7日で行ってくるのですが、往きはブダペストまで、戻りはブカレストから飛行機に乗り、その街の間は夜行列車に乗ることになってます。

ついでに言うと、出発前日は成田に泊まることにしました。
夜9時半に仕事を終えてから行くのでホテルに入るのは真夜中になってしまうのですが、フライトが朝早いから近い方がいいかな、と思ってそう決めました。

実は旅行のことはついさっきまで「まだまだ先だから・・・」と無意識でした。
でも、今そう気づいたら「もうすぐじゃん?!」とちょっと慌てモードに。

ただ2週間後にはもう東欧にいるのかと思うと、ちょっとどきどきしてきました。


で、今晩、ちょっとばかり準備してみました。
「外貨どれだけ持ってたかな?」と箱を引きずり出して・・・
びっくりしました、思ったよりも前回の旅行でユーロが残ってたのです。
それにハンガリーの「フォリント」も。
さらに近隣諸国、スロヴァキア、スロヴェニアの通貨もいざというときに足せるように用意して、全部含めると日本円で1万5千円はありそうです。

すでに主な交通費や宿泊費は支払済みなので、あと現地で払うのは食費や土産代、バス代くらいなもの。
今度行く国の物価を考えれば、それだけあればすごいですよ!

食費に関しては、朝食はホテル代に含まれてるし、昼は軽く、そして夜はちょっと贅沢に、としても「1日2000円で充分!」と踏んでます。
一週間の旅行、といっても実際の滞在期間は5日間なので、1万円でOKかな?!

あと、お土産は「スーパーでお菓子や酒」と決めてるし、バス代も日本と比べるとゼロが一個少ないくらいだから、この2つも1万円もあればお釣りがくるかも。

ひょっとすると、成田空港までの電車代と前日泊のホテル代を合わせたほうが高くつきそうですね。
それに、ルーマニアでの物価安に慣れちゃったら、日本はおろか途中で飛行機を乗り換えるミュンヘンでの免税店でも「高~~く」感じるんだろうなぁ~。
(ーー;)

実際、どれだけ旅行中に現地でお金使うか見当付かないんですが、あまりケチると面白くなくなっちゃうので、メリハリつけてお金を使ったほうがいいですね。

旅行会社で・・・

2005年07月30日 01時38分30秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
今日はオフ。
数日前に「来月の旅行の切符がすべてそろいました」と電話があったので旅行会社へ行ってきました。
で、着いたのはお昼過ぎ。
それはそれは、もう無茶苦茶「蒸し暑い時」でした。
/(==;)。。。。

中に入って整理券をとってしばらく待つと自分の番が。
この日の担当は初めて見る人でした。
まだ勤務年数が浅そうでおぼつかない所もありましたが、そんなことは容赦なくこちらもチェックすべき所は一緒にしておきました。
名前のアルファベット1つ間違ってたら飛行機乗れないんだから。

この日は次のチケット類をもらいました。

★航空券(全部ルフトハンザ)
「成田→フランクフルト→ブダペスト」と「ブカレスト→ミュンヘン→成田」
★ルーマニア&ハンガリーレイルパス
★ブダペスト→ブカレスト間の寝台券
★ブダペストとブカレストのホテルヴァウチャー
★旅行保険

で、支払の時にその係の人が席を外してる間、偶然去年の旅行を担当してくれた人に会いました。
その時はこっちのいろんな無理なお願いを好意的に聞いていただいてくれて、本当に助かったのでその人の事はよく覚えてました。
今年も一回だけ窓口で会い、この時間にその事を話してました。
ついでなので自分のホームページの件も話して「去年の旅行の分、全部書けたのでぜひ見て下さい!!」とホムペのアドレスも渡しときました。

・・・ぶっちゃけちゃおうかな?!
実はその人、ちょっとあこがれてた人なんです。
もちろんいい人でかわいいし・・・
・・・おいおいどうした管理人、気は確かか??(って自分だろうに!)


「もう会えないかな~」と半分あきらめてたけど、お話できてとてもうれしかったです。
「その人のためにもいい旅行しなきゃ!」と気持ちを新たにできて、気分よく帰れました。

今のところこの冬に海外旅行の予定はないし、行ったとしてもまたその人に会えるか「??」なので、ちょっと恥ずかしかったけど思い切ってここに書いちゃいました。
このブログまで見てくれるかな??
・・・あんまり書いてると自分が自分でなくなりそうなのでこの辺で。。。

こんな自分でもたまにはこういうこともあります。
「ばかばかしい!」と思う人も多々いらっしゃると思うし、自分でも後で見たら「赤面もの」だとは分かってます。
でも・・・許してやってください、今回だけは。
(飲んで書いていませんよ、念のため!)