ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

ドイツワールドカップのグッズ、持ってますか?

2005年12月16日 03時34分16秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
いよいよワールドカップ・ドイツ大会の日本の対戦相手が決まりましたね!

そこで思い出したのですが・・・

この夏のハンガリー&ルーマニア旅行で帰りにブカレストから戻る時に、途中のミュンヘン空港でワールドカップグッズを一つ買いました。

接続時間が2時間近くあったので、最初はバイエルン・ミュンヘングッズなんか買おうかな、と思ってて、実際「赤いバイエルン」グッズがいろいろあったから決まりかけてたんですが・・・

その横になんと、ドイツワールドカップのグッズもいろいろ並んでいました!
もちろんこっちにも食指が・・・


でもあいにくユーロの持ち合わせがあまりなく、日本円だって戻ってからの生活費に充てるつもりだったので両方は買えない・・・

さんざん悩んだ末、ワールドカップの方を選びました。

結局、13ユーロの帽子を買いました。
オフィシャルグッズの割にはお買い得かも?!
期間限定なので、これで正解でしたね。
その時からもう自分は「Weltmeisterschaft」(←ドイツ語でワールドカップ)気分になれました!


もしこの冬、ドイツに出かける方でフットボールに興味があれば、ぜひ空港の店を見てきてくださいね。
ミュンヘンだけでなく、フランクフルトやベルリンにもあるかも。
この写真がお役に立てばうれしいです!

ルーマニアのデザートはこれ!

2005年12月06日 03時10分12秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
これはルーマニアのデザート、パパナッシュです。
揚げドーナツにサクランボのようなフルーツのソースと生クリームがた~っぷりかかったものです。

見た目はすごく重そうですが、あつあつのドーナツのサクサク感と、ソースの甘酸っぱさ、そして生クリームのほどよい甘さがいい感じで口の中でマッチして、あっという間に食べられました。

ちなみにこの時のおかずは「トキトゥーラ」
これも豚肉のシチューのようなルーマニアの名物料理です。
ママリガ(ポレンタのこと)、目玉焼き付きが定番だとか。
これもおいしかったです!!

皆さんもぜひお試しを!!

ルーマニアのパン屋の店頭で・・・

2005年12月01日 04時43分39秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
ルーマニアの黒海に面した街、コンスタンチャで帰りの列車の待ってる間に立ち寄ったバスターミナルの近くのパン屋の値段表です。

ローマ字で書いてあるから「かろうじて」読めるのですが、どれがどんな感じのパンなのか見当がつきませんでした・・・
「(^^;)

悩んだ末、当てずっぽうで試してみたのが・・・
「COVRIG POLONEZ」
ポロネーズ、つまり「ポーランド風」というのに(←多分)惹かれて・・・

受け取った袋を開けてみると・・・

カスタードクリーム入りの甘いパンでした。
それがまた大きいこと!!!
片手のひらでは収まらないくらい!!!


車内で食べてみたら予想通りかなり甘め。
それでこの量だから最初はちょっと抵抗がありました・・・
でもおいしいんですねぇ~、これが。
お腹が空いてたこともあったんでしょうが、自分には許容範囲の甘さ。
10分もかからないで食べちゃいました!!
これで10レイ、つまり40円なんだから安い!!
(1レイ≒4円)


ちなみに写真に写ってる他のもので連想できるのは・・・

「SNITEL」・・多分ドイツ語で言う「シュニツェル」、何かを揚げたものをパンにはさんでる?

「CORN」・・・とうもろこしではなく「甘め」のパンと言う意味で確か、フランス語かイタリア語で「コルネ」という言葉があったような記憶があるのですが・・・

「PLACINTA」・・・オーストリアやハンガリーで言う「パラチンタ/パラチンケン」、つまりクレープかもしれませんね。

・・・な~んだ、今、こうして冷静に読むと理解できてるかも?!
どうせ安かったのならもっと買って食べてみればよかったかな、と思いました。

一応今回充分にルーマニア料理を食べたつもりですが、このリストを見たらまだまだいろんな食べものがあるんだな~と再認識しました。
お昼時なんかに軽くあげたい時にぜひ利用したいですね!
ルーマニアにこれから出かける方は、このリスト覚えておくといいかもしれませんよ!

ルーマニアで食べたスープは・・・

2005年11月26日 03時44分41秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
中欧の料理のことを昨日書いたあと、思い出したことがありました。
この写真、意外にもまだここで載せてなかったのです。

これはルーマニアへ行った時に食べたものです。
写真の左側のスープ、一見何も変哲のない平凡なスープに見えますよね。
でも、中に何が入ってるか分かりますか?

実は・・・
なんと「牛の胃袋」なんです。
つまり臓物のスープ!
現地では「チョルバ・デ・ブルタ」というそうです。
こんな風に書くと「なんか気持ち悪そう・・」とお思いの方がいるかも。
実際この事を友達に話したら、そう思った人、多かったです。

でも食べれみたら・・・
こりこりしておいしかったですよ、その胃袋。

スープも(多分)じゃがいもかとうもろこしをベースにしたようなもので、よって見た目ほど全然くせはなく食べやすかったです。

そしてこの時は鶏肉を上げたものとピラフを一緒にして、なんと計350円程度!!!
ルーマニア北駅の「ルーマニア料理」が食べられるファーストフード店のようなレストランで食べました。
他にもトキトゥーラ(豚肉のシチュー)やサルマーレ(ロールキャベツ)、そしてミティティ(ひき肉を焼いたもの)などなど、ルーマニアを代表する料理がそろってるので、気軽にルーマニア料理を食べたい方にはおすすめです!!

ルーマニア旅行のきっかけは・・・

2005年11月23日 04時02分48秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
ひさしぶりのルーマニア旅行ネタ。
今回は番外編です・・・

この夏にルーマニアに行ったことを友達や同僚に話した時、必ずと言っていいほど・・

「なんでルーマニアなの??」

・・って不思議な顔をされました。

チャウシュスクやコマネチ、そしてドラキュラとおなじみの名前が出ては来るけど、さてどんな国か、というと「・・・」となっちゃう人がほとんど。
(自分もつい去年まではそうでしたが・・・)
それほどまだ日本ではなじみの薄い国なんでしょうね。

でも自分はこれまでに何回か映像でルーマニアに接していました。
これらが今回の旅行に「インスパイア」されたものです!


①レイルウェイストーリー

WOWOWの人気番組ですね。
90年代半ばの取材で、民主化されて喜ぶ人、戸惑う人などの表情が印象的でした。
鉄道旅行に使える情報がいろいろ画像を通して得ることができて、ルーマニアで列車に乗るもの切符を買うのをためらいなくできました。


②NHKのドキュメンタリー

確かミュージシャンの古澤巌さんが「本物のジプシー音楽を求めて」ハンガリーからルーマニアを旅した内容でした。
本当のロマのミュージシャンに会って、最後に一緒に演奏する、といった番組でした。


③民放の旅番組

よく週末の午後に放送される俳優や歌手が旅をする1時間半くらいの特番、ありますよね。
その中で俳優の大地康男さんがルーマニアを旅する、というものでした。
「北部のウクライナ国境の川で釣りをする」とか「村の家に泊まってルーマニアの生活を体験する」といったディープな体験が面白かったです。


④ガッジョ・ディージョ

これは映画、フランスとルーマニアの共同制作です。
この言葉はロマの言葉で「よそもの」という意味だそうです。
フランスから来た若者がロマの若い娘と恋に落ちる、といった話なのですが、ロマを取り巻く問題も映し出されて結構見ごたえのある興味深い映画でした。

今となっては「これらを見ていたから」と言えるのですが、当時は自分でさえも「ルーマニアに行く」なんて少しも思っていなかった、というのが正直なところです。
やっぱり「こわいところかな?」って不安な部分があったのも確かでした。

でも今回の旅行の動機はひょっとしたらこれかも?

「ロマの子供に石を投げられた」

スロヴァキアを旅行した時、シュピスキー城のそばのロマの集落を歩いてたらほんとに投げられました。
幸い怪我などはなく小石が1個だけカバンに当たっただけでしたが、逆にそれでハートに火がつきました!?(詳しくは愚サイト参照)
「よーしっ、ここまで来たならルーマニアはもう目と鼻の先、次行ったろうじゃないかっ!」って。


で、今年行ってみたら・・・
もう最高!!
あんなに驚きを覚えた旅行、今までになかったです。
それほどインパクトが大きかった!!

でも今回行ったのはルーマニアのまだほんの一部。
ほかの人のサイトを見ると、自分よりもはるかにディープな旅行をしてるからうらやましい限りです。
その人たちのブログを読んでると、またルーマニアに行きたい、って目標が自然とできてしまいます。
うん、ほんとに行きたいです、2年連続で!!

ハンガリーの「緑茶」は・・・

2005年10月16日 03時35分01秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
困った時の「ハンガリー&ブダペスト」ネタ!

・・・ってべつにネタ自体はいっぱいあるんだけど、もったいぶらないでいろいろ書いて見ますね!

で、今回紹介するのはこの「ティーパック」

ブダペストのホテルの朝食で、紅茶を飲もうとしたらこれも並んでました。
その時は紅茶を飲んだのですが、この緑茶のティーパックも「ネタ」として面白そうだったので持ち帰りました。
ちなみに・・・まだ飲んでません。


で、今改めて見てみて気づいたのですが、緑茶と書いてある他に「ジャスミン」とも載ってるではありませんか!
ってことはジャスミン風味の緑茶???
なんかハーブティー感覚ですね。
飲まなくて良かったかも・・・

数年前、やはり「緑茶」と書いてあったペットボトルのお茶をウィーンで見つけました。
でもこれが不思議!
「レモン風味」だったから。
で、飲んでみると・・・
何か不思議な味でした。
「お茶」を期待して飲むと絶対「げ~~~っ!!!」って言いそう。
でもジュース感覚で飲むとけっこういけましたよ。


とまあ、この2つの例を挙げただけでも今、あちらでは緑茶が市民権を得てきてるようです。
我々が普段慣れ親しんでる味とは違うかもしれないけど、一昔前の「日本の味が恋しくて・・・」はある意味解消されつつあるかもしれませんね。
好奇心ある方、ぜひぜひお試しください!!



ルーマニアのマック、第2弾!!

2005年10月14日 02時57分51秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
そういえば忘れてた、ブカレストネタ!
久々に書いてみよう!!
(↑わざとらしい・・・)

前回、マックのことを少し書いたのですが、今回はその第2弾!
この写真なんだと思いますか???

じつはこれ、イートインの時のトレイに敷く紙です。
さらにこの紙、折ってはしまったけど持ち帰ってきました!
やっぱりルーマニア語で書かれてるのが興味深いし、ルーマニア限定(?)メニューも載ってるから「ネタ」になると思って。
それにこの紙自体は「タダ」だし、持ち帰るのも軽いし・・・

でもここまでやる人いるのかなぁ~?!
例えば、マックのトレイの紙のコレクターなんているのかなぁ~???
なら、いっそのことやってみようかな?!
(←がんばんなくていい!!)

祝!デジカメ画像第1弾はこれで!

2005年09月13日 01時30分24秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
や~~っとデジカメの画像をパソコンに接続できるようになりました。


ここまで苦節1ヶ月・・・
って書くと大げさだけど、画像がパソコンのモニター一面に出たときは思わずうれしくて涙がちらっと・・・


そんな話はともかく、記念すべきデジカメ画像パート1はやっぱりこれ!
シナイアのブチェジ山からの風景です。
一度カメラで撮った風景を載せたのでだいたいどんな雰囲気かお分かりだろうと思いますが、この画像にはかないません。
見た瞬間、2週間前の感激がよみがえりました。
そんな「感激」をちょっとだけおすそ分けしますね。
(^^)//■

明日は久しぶりに朝が早い(といっても9時出勤)ので、今日はこの辺で。
あ~、またブログの楽しみが増えました!!!

指定券あれこれ・・・

2005年09月12日 04時39分04秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
今日はパソコンがトラぶってしまい、こんな時間に書くことになってしまいました。
えっ、いつものこと?!
それは言わないで・・・
(^^;)

この画像はルーマニアで発行してもらった指定券です。
本当は日本で予約したかったのですが、旅行会社から「あいにく日本ではできない」と言われ、現地でやっとゲットできました。

まず右側がマンガリアへの列車。
これはブカレストの「市内に」ある前売り窓口(CFRといいます)で買いました。
「買いました」と書きましたが本当は「無料」です。
日本語のユーレイルパスのガイドにちゃんと「無料」と書いてあって、現地のスタッフも知ってたのでひと安心。
ちなみにその売場は一部の人は英語OKです。
場所がいいし昼間だったので30分くらい待ちましたが、予めスケジュールが分かってる人は早めに買っておいた方がいいと思います。


で、左側がシナイア~ブラショフのインターシティーの指定券。
これは乗る直前に購入。
そう「なぜか」買うことになったのです。
これにはもめました!!

(詳しくは先週のブログを参照)

さらに困らせたのがこの文字。
これこそ「みみずが踊り踊った・・」というのが当てはまるのがないほど乱雑な字。
字がきたない、と自認する自分でも「???」と思うほど。


でもちゃんと席に座れたんです、なぜか。
ほんと奇跡でした!
それにこの切符、昔っぽくっていい味出してませんか?
手書きの切符なんて今、日本では最近お目にかかってませんから、ちょっと懐かしかったです。
そんな意味で貴重なものをゲットできました。

これが「ルーマニアン・ビール」

2005年09月11日 02時43分13秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
今日も「恋のマイアヒ」聴きまくりです。
もうほんと「中毒状態」かも。

って訳じゃないのですが、この夜は「飲ま飲まイェ~イ!」でした。
「イェ~イ」はともかく、また「米酒」でもなかったのですが、ビールを部屋で「恋のマイアヒ」のPV見ながら飲みました。

これがルーマニアから持ってきた最後のビール。
ゆっくり、大事に、そしておいしく飲みました。


個人的にはこれが一番おいしかったかも。
一言で表現すると「飲みやすい!」
シュワーとしすぎず、でもしっかりとビールの味が苦すぎない程度に味がきちんとしていて、ちびりちびりしてるうちに飲み干しました。


このボトル、実はペットボトルです!
ペットボトルの日本のビールなんてまだ見たこと無いですよね。
でも向こうではもうかなり出てます。
まだまだ缶や瓶(←なぜか缶より安い)が多いですが、時代の流れかもしれませんね。
友達にそのボトルを見せたら驚いてました。
「ほんとにおいしいの?!」
ソフトドリンクのイメージがあるんでしょうね。
ちょっと抵抗あり、って感じでした。
自分は全然OKですよ!


それにこのラベル、やっぱりちょっと見ただけではやっぱり「ドイツビール」って思っても不思議でないですね。
よく見ると「Siebenburgen」と書いてあるので(トランシルヴァニアのドイツ語名)、ドイツ移民の手で作られてるかもしれませんね。
サイトもあるようなので、今度時間があれば見てみたいです。

ルーマニアで見たテレビ番組

2005年09月10日 04時39分08秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
ルーマニアでスポーツ新聞買いました。
(↑アップロードしようとしたのですができませんでした、画像なしでごめんなさい)
売店で見出しを見た瞬間、「ピンと」きたからです。
タイトル、紙の色、まさにイタリアの「ガセッタ・デル・スポルト」と似てるから!
いわゆる「ジャケ買い」ですね。
読めもしないのに・・・


中身はもちろんサッカーが中心。
ルーマニアのサッカーリーグの他にも欧州の主な国の1部リーグのこともかなり載ってました。
そういえば、滞在中毎晩、テレビでサッカーの試合見てました。
西側の国のカード(多分チャンピオンリーグ)やロシアリーグ(←ちょっと貴重!)で、「ビール片手にサッカー観戦」というあちらの男子の様に毎晩過ごしてました。

テレビはほかにもニュースや天気予報(←必要上)、そして歌番組をよく見てました。
歌番組、っていってもMTVじゃありませんよ!
ルーマニアの歌番組です。
たまたまチャンネルを合わせたところが日本ではちょっと懐かしい雰囲気の「ステージ&バンド」形式の歌謡ショー的雰囲気で、わりとPOPが多かったと思います。
「ああ、これがルーマニアのトレンドなんだな~」って。

でも1つ、ルーマニアの歌で後悔してることが・・・
それは、言わずもかな・・・あの「恋のマイアヒ」!!
これがルーマニア語で歌われてるモルドバのO-ZONEと言うグループが歌ってるのを知ったのはつい3日前!!

日本ではもうかなり前から話題になってたのは「何となく」知ってたのですが、本腰を上げて耳にするようになったのはここ数日のことだったのです。
ああ、なんてもったいことを!!!
行く前に少しでも聴いていれば向こうでぜ~~~~ったい話題にしてたのに!!!
それに「飲ま飲まイェイ!」って歌えたのに!!

「食わず嫌い」の悪い癖がでて、ほんとに悔しいです・・・

ルーマニアで買った「歯みがきガム」は・・・

2005年09月09日 03時41分08秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
これがルーマニアで買った「歯みがきガム」です。

普段からこの類のもの(もちろん日本製の)をかんでるのですが、旅行前に買うのを忘れてしまい途中でなくなってしまいました。
でも今はどこでもあるんですね。
ブカレスト北駅のスーパーで買い物してる時に思い出して探し回ったらありました。
味はこっちの方がよりスーッとする感じですが、それほど極端に違うものでもなかったので帰国するまで重宝しました。
ちなみにこのガムは「ポーランド製」でした。

あ、言っときますが、毎日朝晩、ちゃんと「歯磨き」はしましたよ!!

せっかくなので、スーパーのことも少し。
ハンガリーは思ったよりも安くありませんでした。
場所にもよるのですが、ブダペストの空港から市内へ使ったバス&地下鉄の乗り継ぎ駅にあったスーパーではポテトチップスが普通の大きさの袋で100円くらいはしたし、ペットボトルのコーラもやっぱりそれくらい。
もう価格はすっかり「西欧化」してました。

一方ルーマニアはまだまだ安かったです。
500mlのコーラは20レイ(約80円)、ミネラルウォーターは15レイ(60円)~20レイ。
ロング缶のビールも15~20レイとお手ごろです!!
だからワインでなくてビールをホテルの部屋で飲んだり、日本に持ち帰りました。


他にも仕事場や友人へのお土産もスーパーで買いました。
もう自分的には「免税店のお菓子やお酒」は全然興味がありません。
現地の言葉で書いてあるパッケージのお菓子やお酒の方がウケるだろう、と思い、最近はもっぱらスーパーで済ませてます。

中身はチョコレートやクッキー、ウェハーやプレッツといったごくごく普通なものですが、「ルーマニア語の文字のパッケージ」なんてそうそう見る機会は無いでしょうからけっこう驚いてくれます。
「ギャグみやげ」といったほうがいいかもしれません。

まあ、「お土産代が安上がりで済む」という財政事情もあるのですが、逆にジモティ感覚でお土産探しができて楽しいと思います。
みなさんも時間があれば、ぜひ現地のスーパーに立ち寄ってください!

さよならルーマニア!!

2005年09月08日 13時11分07秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
↑ルフトハンザの機内食、魚のソテーレモン風味です。
めちゃおいしかった!
他にも「うな丼」や「焼肉丼」もでました。


★6~7日目・いよいよ帰国!

いよいよ帰らなくてはいけない日が来てしまいました。
でもブカレストからのフライトが12:55分で、ホテルを10時頃に出ればよかったので朝は旅行中で一番遅くまで寝てました。
で、起きたのは8時頃。
ただでさえ連日の強行日程で少々体がこたえてたし、長時間のフライトの前だったから少しでも長く寝ておきたかった、というのが本音でした。

朝食を9時までに終わらせ、いよいよ片付け。
3泊してたので、もう部屋は我が家同然。
だんだん慣れてきてすごしやすくなってきたので、ちょっと名残惜しかったです。
出発まで少しできた時間はテレビを見て、ルーマニアの日常の映像を少しでも記憶に残しときました。


チェックアウトを10時頃に済ませ、オトペニ空港までのバスが来るのを待ちました。
ここも地下鉄同様時刻表がなかったので、そばの切符売場でとりあえず切符を買って待ってました。
1時間に2本しか来ないので「どうせすぐには来ないだろう・・・」と思って、あたりの建物を写真にとってたら・・・

なんと5分もしないうちにバスが到着。
もう、不意をつかれた感じであわてて「待って待って!!」と叫んで乗り込みました。
相当あわててたんですね、右の中指がスーツケースの取っ手に食い込みすぎて血がたら~り。
乗ってからしばらくは治療に専念してました・・・
(ーー;)

空港バスといっても見かけも車内も他の路線バスと変わらず、途中で地元の客が乗り降りしていてなんとものどかな雰囲気でした。
ローマ広場からは途中凱旋門やバネアサ空港を経由して約30分ほどで終点のオトペニ国際空港に到着しました。
渋滞も無くスムーズに到着でしてひと安心!

出発ロビーでフライトを確認すると、まだチェックインは始まってませんでしたが、早めに言っても悪くは無いだろうと思い、X線検査をまず終わらせてルフトハンザのチェックインカウンターのそばまでいきました。
するとカウンターがちょうど空いてたので早速チェックイン。
「通路側の席がほしいのですが・・・」と改めて希望を伝えると、「OK!」とすんなり搭乗券を発行してくれました。
ブカレスト→ミュンヘン、ミュンヘン→成田、どちらも通路側。
これで安心して帰れます
ほんとにほっとしました!!!


さらに出国検査、ボディチェックを済ませていよいよ免税品売場へ。
ワインには食指が動いて買おうかどうか迷いましたが、結局止めました。
だって重いんだもん・・・
(--;)
出発まで1時間半もあったので、ちょうどインターネットを使えるコーナーを見つけて、少し使って見ました。
日本を出てから全然電話もインターネットも使ってなかったので、日本の最新情報は全く知らず、まさに「浦島太郎状態」。
15分だけ見ましたが、これだけでもだいぶ情報がつかめて安心しました。
でもこの時間だけで60000レイは高い!!


12時半ころに搭乗開始。
いよいよルーマニアとお別れです。
空港の中も滑走路の辺りものんびりしていて、どこまでもルーマニアらしかった!!
そんなまったりとしたムードも機内に入ってはい終わり。
「グーテンターク!」とまずはドイツモードに切り替えました。(どこが違う?!)
さらにここで1時間の時差を直して、つまり時計を1時間遅らせてミュンヘンタイムに合わせておきました。

1時ころに飛行機は離陸。
しばらくはルーマニアの上空を飛んでました。
時々雲に隠れてたけど広い平原を見ることができて、最後までルーマニアを感じることができました。
そしてハンガリー、オーストリアの上を通って午後2時ころ、2時間半のフライトでミュンヘンに到着。

ミュンヘン空港に来るのは実に11年ぶり。
初めて欧州の大陸に下りたのがこの空港で、その当時は右も左も分からずあわてまくった、そんなちょっと苦い思い出があります。
でも今は大丈夫!
慣れたこともあって落ち着いて乗換ができました。
驚いたのは空港が広く明るく、そしてすごく清潔なこと。
往きに使ったフランクフルトが古く見えたほどでした。

成田行きのゲートの近くに来るといるわいるわ日本人が。
いかにもいっぱい買いました、とばかりに免税店の袋をぶら下げてる人の多いこと!!
自分はどうかって?
買い物はブカレストのスーパーで安く済ませたので身軽でしたよ!
でも1つだけ買いました。
「2006年ドイツワールドカップのオフィシャルロゴ入りの帽子」
バイエルンミュンヘンとどっちにしようかな、と悩んだけど、こっちのほうが話題になるし、それに安かったので(13ユーロ、但し中国製)ゲット!
でも軽いから楽でした。
少しお腹が空いたので近くのウィーン風カフェでケーキを食べました。
覚悟はしてたけど「2.7ユーロ(約370円)」は高すぎる!!
ルーマニア価格に慣れてしまったので、空港価格がべラボーに思えました。
まあ、おいしかったのでOKとしましたが。。。


午後2時半、搭乗開始。
今回はなぜか「ああ、これでいよいよ日本に帰れるんだな」とホッとした気分でした。
それだけ緊張感が続いた旅行だったかもしれません。
体調も万全でなかったし(胃がかなり痛かった・・・)、なにが大きなトラブルにあうかと思ってたし・・・
でも無事にここまでこなせてほんとに信じられない気持ちでした。
あとは日本までのフライトだけ踏ん張ってくれれば・・・

3時ころ出発。
でもこのフライト、往き以上によく揺れた!!
正直だめになっても仕方ない、と思ったほどでしたが、薬の効果もあって体は思ったよりも無難に持ちこたえてくれました。
2度の食事も全部食べたし、途中何度も水やジュースを飲んだので食欲は相変わらず旺盛でした。
出発前の1ヶ月、暑い中自分をいじめてトレーニングしておいた効果があったかもしれませんね。
やっぱり旅行は「体力」だと改めて思いました。

11時間半のフライトを終え、定刻通り成田には朝10時に到着。
タラップを降りたら、思ったよりも暑くない日本の夏に戸惑いました。
むしろ向こうの方が暑かったぞ、って。
黒海や山での強烈な日差しがちょっと恋しかったほどでした。

入国審査を終え、荷物を受け取って、成田エクスプレスの切符を買って、さあ帰るぞ!と思ったら・・・
ハプニングに遭って(8月29日のブログを見てね!)、成田空港で2時間滞在。
ここで「ヨン様」とはねぇ~。
結局立ち席で横浜まで戻り、家に着いたのがごご3時半。
ほんと、最後まで刺激的な旅行でした!!!

最後に・・・
ルーマニアにはぞっこんしちゃいました。
また行きたいです!!!


おわり!!!

ラストはブラショフ!

2005年09月07日 04時32分17秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
旅行の話の前に・・・

Weblogのカテゴリー、幾つかに分けてみました。
一度にやるのは大変だったので少しずつ増やしてみます。
これで私の過去ログが手軽に見れるのでぜひこちらもクリックしてくださいませ。。。
m(_ _)m

では、本題へ・・・

★5日目・ブラショフへ

午後2時、ブチェジ山を降りてシナイア駅に向かう途中、お昼ご飯探し。
でも意外と無いんですね、お手ごろなスタンドが。
なぜか「フランス風」とか「アメリカン~」といったスタンドが目に付きました。

本当はルーマニア風、もしくはケバブの類が欲しかった・・・
でもわがまま言ってられなかったので、偶然見つけた小さなパン屋で買うことに。
「ゴゴシ」と呼ばれる菓子パンのようなものを2つ選びました。
これでたったの2レイ。
なぜかレンジでチンしてくれたのですが、これで空腹から開放されそうで駅で食べることにしました。


でもその前に1つお仕事!
次に乗る「ブラショフまでの指定券」をゲットしなければなりませんでした。
おそるおそる窓口まで行くと愛想のなさそうな女性の駅員がいて、「次のインターシティでブラショフに行きたいんだけど・・・」と切り出しました。
パスと先日の無料のマンガリアへの指定券を見せて「こんな指定券が欲しいんだけど・・」と言ったら、多少時間はかかったけど一応は発行してくれました。

でも問題はその後。
「22,000レイ!」
すかさず抗議しました。
「この前は無料だったけど!」
それでも係員は言います。
「これはインターシティだからこの時の列車とは違うわ!」
このまま続けても終わりそうにないので、本当はいけないけど払うことにしました。
その係員、事情を知らなかったのでしょうがちょっとムッとしました!
しかも貰った切符は手書きで字が殴り書きで読みづらい・・・
    

でも気を取り直してホームのベンチでお昼ごはん。
お腹が満たされるとだいぶご機嫌が直ってきました。
食べてる間にブカレスト方面への急行列車が到着、と思ったらこの列車、ウィーンからの夜行列車「DACIA」号でした。
本来なら正午に着く予定だったので、なんと2時間遅れ!!!
日本だったら「急行料金払い戻し」ですね。
これに乗らなくてよかったです・・・

パンを食べ終えて時計を見るともうブラショフへの列車の来る時間!
汽笛を鳴らして列車が入ってきたのであわてて隣のホームへダッシュ!!
でも号車と席番はしっかり確認できました。
「Buna!」とあいさつしてから座った席は窓側!
インターシティなので窓は開きませんでしたが、思う存分山越えの景色は楽しめました。

シナイア~ブラショフ間は「峠越え」のようでした。
カーブと急坂、そしてトンネルの連続でインターシティといえどもスピードが上がりません。
中央本線や上越線のような山深いところをあえぐように走ってました。
これがイタリアやフランスだったら「チサルピーノ」みたいな振子電車で「サーッ」と駆け抜けるのかもしれないですが、この山景色を見るのにはもってこいの緩やかな速さでした。
途中、小川沿いにキャンプ場が幾つか見られて、こんな緑がまぶしくて空気がおいしい所で過ごせるのがうらやましくて仕方ありませんでした。

午後3時半ころ、ブラショフに到着。
駅前のバスターミナルから4番のバスに乗り、街の中心に行きました。
どこの停留所で降りていいか分からなかったので、近くの初老の男性に地図を見せて聞いてみました。
幸いその人はフランス語が分かったので話しながら確認できました。
そうしてるうちにおじさんが「あれが山に登るロープウェイだ!」と教えてくれたので、「じゃあ、降りなきゃ!」と言い、「メルシィ」とお礼してバスを降りました。

公園を通り抜けて少し進むとこの街の中心のメインストリートに入りました。
さすがに観光の中心の1つだけあって、石畳の道も店もきれいにまとめられてました。
意外だったのは地元の人が多く歩いてたこと。
ここはまた「日常生活」の場所でもあったんですね。

次に向かったのはトゥンパ山。
もちろん上から見たブラショフの街並みがきれいだ、と知ってたので、まずここに行こうと始めから決めてました。
でもそこに行くまでの途中の裏通りの街並みもすてきでした。
先ほどの表通りよりは華やかさはないものの、素朴でぬくもりのある、でもカラフルで生活感のある家が並ぶ通りに思わず目を奪われて、しばしば立ち止まって写真を撮ったり、あちこちぶらぶらしました。
「これは見逃してはいけないな!」って。
思わぬ発見にちょっと興奮でした。


ゆっくり進むうちにロープウェイの駅に着きました。
ここからは一気にトゥンパ山に登りました。
ロープウェイから見たブラショフの街並みはほんときれい!
でもこれはほんの序の口です。
遊歩道を進んで10分ほどで展望台に着いたら・・・

(;^O^)\。。o「ホンマ、むちゃきれいやわっ!!」(思わず関西弁!)

いや、一瞬言葉を失いました。
それくらい感動的な風景が広がってたのです。
もちろん赤い屋根が一面に広がるブラショフの街並み。
その中にぽつんと白く点のようにその存在をアピールしてる旧市庁舎はまるで物語に出てくる「かわいいおうち」のようでした。
「昔の街並みが花のように広がる・・」といったようなガイドブックの表現は嘘ではありませんでした。

でもそれよりも感動だったのは「その先の風景」
つまり街の後ろには広々とした盆地が、さらにその後方に山々が連なる「スケールの大きい風景」が広がってたのです。
この風景については事前に知らなかったので不意を突かれたようで、もう街の景色以上に衝撃的でした。
北海道の富良野をイメージしていただければ分かるかも。
いや、それ以上かも。
とにかく2度の衝撃を味わった展望でした。


少し冷静になってから下に降りて今度はその市庁舎のある広場へ。
さすがにこのあたりは観光客ばかり。
でもほんとおとぎ話の世界のようで、そこにいるだけでも別世界でした。
女の子なら絶対喜びます!
まあ、自分も喜びましたが・・・

夕方5時過ぎ、駅に戻りながらデパートに寄りました。
その地下がスーパーだったので食料品を見てきました。
今回初めて大きな売場に入ったので「持って帰りたい!」と思ったほどの品がイ~~ッパイ並んでました。
しかももちろんメチャ安い!!
でもこれから列車に乗ることを考えてガマンガマン。
水やお菓子、3点ほどに抑えておきました。

6時頃、駅に到着。
ここでも乗る前にブカレストへのインターシティの指定券を求めました。
係員は先ほどのシナイアとは違い、優しそうな30代(←推定)女性。
先ほどと同じように話したら、今度はちゃんと「無料」で発行してくれました。
さすがにほっとしました、感謝感謝です。


ブカレストまでは2時間半かかるので空腹にならないように駅前のスタンドでケバブを買いました。
時計を見るとまたまた列車が来る時間。
小走りにホームに行ってみるともう列車は到着してました。
自分の席のある場所まで行って「Buna」と挨拶して着席。
でも、暑いなぁ~~。

冷房がほんと生ぬるい!!!
クールビスでも耐えられないくらい暑かった!
だからか分からないけど別の席の若いグループは窓を全開にしてました。

あと不思議だったのは車内放送がほとんどない代わりに有線放送かラジオか分からないけど音楽がず~~っとかかってました。
それも最新のものがメイン。
ボリュームもちと大きめで、自分は嫌いじゃないからいいけど、クラシック好きの人は耐えられなかったのではないでしょうか。
それともこれもこの国では「サービス」の内なのでしょうか?
他の欧州の列車では無かったのである意味興味深かったです。

ブカレスト北駅にはほぼ定刻に到着!!
まずお腹が減ったのので昨日と同じ「ルーマニア料理」が出るカジュアルレストランに。
この日選んだのは・・・

「Ciorba De Burta」(牛の胃袋のスープ)
「ピラフ」
「揚げチキン」
・・・でした。
しめて9レイ。
やっぱり安い!!
スープは(多分じゃがいもベース)思ったよりもしつこくなく、牛の胃袋もコリコリした食感がよくておいしかったです。
ピラフは久しぶりのご飯だったので「勢いよく」食べました。
・・・やっぱり日本人ですね。

この後、構内のスーパーでお土産探しを兼ねてお買い物。
そして最後に統一広場へ向かいました。
時はすでに午後10時過ぎ。
途中で突然大声を上げる危ない若者が乗ってきたのでびびリましたが、無事に着きました。
目的はこの辺りにあったアイス屋。
でも・・・もう閉まってました。


ただ、ここまで来れば「国民の館」、ですね。
ライトアップされた建物、しかと見てきました。
ず~~っと慌しかった今回の旅行も、そしてルーマニアの夜もこれで最後。
そう思うと、締めくくりにここへ来て、結果的に良かったかな、と思いました。
あわてモードが一瞬にして「おセンチモード」・・・

「よくここまで無事に来れたな~」
「ここまで来てホンマに良かったぁ~」

巨大な建築物を見ながら、ちょっとしみじみ・・・


ホテルに戻る途中でお茶をして、部屋に入ったのは11時過ぎ。
でも戻る道、ちょっと怪しかった。
いかにも「夜の商売」って感じの女の人がそちこちに。
幸い自分は声はかけられなかったし危険な目にはあわなかったけど、こういう一面もあるから気をつけなければいけませんね。
これから出かける方、ぜひ覚えておいてくださいね。
ちなみにその場所は「ローマ広場駅から大学広場の間の大通り」です。


その夜は荷物の整理。
いろいろ買ったけどどうやらスーツケースには入りました。
「若干の余裕が」あったほどです。
想定の範囲外でしたがほっとしました。
ちゃら~~ん!(全然意味なし・・)

シナイアの山で思わず・・・

2005年09月06日 04時19分23秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
★5日目・トランシルヴァニア地方、シナイア&ブラショフへ。

この日は7時20分頃に起きました。
先日よりは若干早かったけど、やはり8時半の列車に乗るので急いで身支度。
ただ「カギ」はすぐ分かるように置いといたのですぐ朝食は摂れました。

昨日と同様8時少し前にホテルを出発。
で、地下鉄なんですが・・・
きのう以上に電車が来ない・・・
(ーー;)
いくら土曜だからって、一国の首都の地下鉄を10分も待つなんて本当に信じられない!!


そんな具合だったので乗り継いでブカレスト北駅に着いたのは昨日よりも遅くて、もうほんとギリギリでした。
しかもこういうときに限って列車は一番遠くのホームに、しかも前の方に止まってる・・・
昨日は早歩きで間に合ったけど、今日はほんとに走りました・・・


まず向かったのはブカレストから近いカルパチア山脈のリゾート地、シナイア。
この区間はあえて「普通列車」を選びました。
予約不要だし普段着のルーマニア人をこの目で見てみたかったから、というのが理由でしたが、通勤通学の足としてだけでなく観光で乗ってる人もかなりいてほぼ満席でした。

驚いたのは車両のほとんどが2階建て。
でも正直「オンボロ」!!
これもどこかの国の「お下がり」って感じで、最小限の設備がついてるだけ、って感じでした。

そんな普通列車は案の定やや遅れてブカレスト北駅を出発。
そして各駅に停まるのでマイペースに進んでました。
でも、これが自分と波長があって(?!)意外としっくりくる!!
都会っぽいところだけでなく畑や山の中にぽつんとホームだけある駅にも停まるから、急行や特急では味わえない途中駅の雰囲気をじっくり眺められて、「よりディープに」ルーマニアの景色を感じることができました。

11時頃、シナイアに到着。
ここではロープウェイに乗ってブチェジ山に登りました。
途中この町のメインストリートを通ったのですが、ここだけ見ると「スイスのどっかの町」みたいな小ぎれいなホテルや店ばかり並んでいて、ルーマニアにいるような感じがしませんでした。

歩いて約20分、ホテルモンタナの裏手にあるロープウェイ乗場に到着。
さすがにこの国を代表する観光地、行列はありましたが、ロープウェイが割と頻繁に動いてたので15分程度待っただけで乗れました。
(時刻表では30分に一本程度でしたが、あって無かったようなものでした。)

まずここから1400mの所まで上りました。
出てすぐ眼下にシナイアの町が広がり、それが段々小さくなって緑の山と風景が同化するシーンはわくわくものでした!!
そして気がつけば足元がすくむほどの高さまで。
向かいの山の尾根と同じくらいまで登ってました。
その尾根がはるか彼方まで続く姿が見えたときは思わず「お~~~っ!!」と日本語で驚きをあげてしまいました。

約10分でまずは一つ目のロープウェイの終点へ。
駅の前の緩やかな崖ではトレッキングや観光の人々がほんとうにのんびりしながら座ってました。
ここでゆっくりしようかな、と思ったのですが、さらに上に行くロープウェイがすぐ来るとのこと。
ここも混んでなかったので、「チャンス」と思い2000メートルまで一気に行くことにしました。

10分くらい待った程度でロープウェイに乗り、さらに上へ。
今度は今まで目線の高さだった山々が下に見えるようになり、シナイアの町もほんとに豆つぶ。
空気もだんだん涼しいから少しずつ「寒く」なってきて、いよいよ「山」に入ってきてる、という感じでした。
手を伸ばせば雲に届くような所まで来て、その雲も下で見るよりももくもくしてすごい迫力。
山の醍醐味を早速楽しんでました。


このロープウェイは7分程度で終点に着きました。
さすがに標高2000メートル、ちょっと寒かった!!
でも景色はいうまでもなくよかったです。
これは駅での感想。
もちろんこれでとんぼ返りするのはもったいないので、少し進むことにしました・・・

そしたら・・・
もう、もう・・・
「?????????」状態!!!!!
見渡す限りのカルパチア山脈の山々が視界いっぱいにひろがってました。
(上の写真)

今までこんな景色見たこと無い!!

思わず「うわぁ~~~、すげ~~~!!!」

/(^O^;)))・・・キョロキョロ・・・(((;^O^)\

何回言ったか分からないくらい我を忘れて感激してしまいました!!!

もう「私はだ~~れ、ここはどこ??」状態。
そんな感激、しばらくしたことありません。
もしかしたら旅行先では初めてかも?!
これが「天国」だったらいいなぁ~、なんて不謹慎ながらそう思ったほどの絶景でした。


せっかくなのでさらに進んでみました。
山の頂上のテレビ塔のそばを通り抜けると(注・この付近は写真撮影禁止、軍兵が監視してます)これまた雄大な風景がひろがってました。
はるばるここに来た人にだけが手にできる風景。
そんなビッグなご褒美に甘えて、時間を忘れてしばらくリラックスタイム。
この時、自然と一体になれたような気がしました。

それに「人間なんて自然の中ではちっぽけな存在」って言葉がこんなに当てはまるのかって、ここに来て初めて実感しました。
緑豊かな山々、青い空、白い雲、そしてまぶしい陽射しに抱かれると、人間素直になってしまいますね。
どんな形容詞をどれだけ使っても足りないほど。
そう表現するしかない、そんな風景にただうっとりでした。
    

午後1時頃、後ろ髪を惹かれる思いで下山。
ロープウェイに乗ろうとしたら辺りがガスに覆われて視界が無くなりました。
本当に良いタイミングでもどったんですね。
山の神様に感謝、感謝でした。
でも本当にもっと、もっと長い時間いたかった!!!
自分の人生の中で一番印象的だった、そう言っても過言で無いほどのすばらしい山でした。