ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

一日遅れの追憶

2009-08-06 21:41:27 | 昔話
 8月6日は広島の日です。原爆が投下された日です。

 昨日書きたかったのですが、いろいろありましたから、今日書きます。

 いま事務所でパブロ・カザルスのチェロの演奏を聴いています。
  
 「鳥の歌」彼が1971年10月24日に国連の会議場で演奏をしたのです。
 彼の作曲した「国際連合への賛歌」が演奏され、さらにアイザック・スターンとシュナイダーによる演奏が披露された最後に、彼はこう言ったのです。

「私はもう14年もチェロの公開演奏をしていませんが、今日は弾きたくなりました。」といって運ばれて来た彼のチェロを抱きながらさらにこう言ったのです。
「これから短いカタルーニャの民謡「鳥の歌」を弾きます。私の故郷のカタルーニャでは、鳥たちはピース・ピースと鳴きながら飛んでいるのです。」
「私の故郷カタルーニャの魂なのです。」
 そういって彼は鳥の歌を演奏したのです。静まり返っていたであろう会場の雰囲気を表現することは難しいのですが、大きな感動が会場を包んでいただろうことは容易に想像がつく。聞くものの心を揺さぶったであろうことはね。

 短い曲ですが、何時 聞いても黙ってしまう。

 表現者の最高峰だと思う。それを聞ける幸せがある。そう思う。

アナログ渦巻き

2009-08-06 15:47:50 | 日記
 夏になると、間違いなく暑くなって、挨拶まで「暑いですね。」になります。

 時として風が吹いてくれると、来たきた!!っていう感じになります。
 水をまいてみたり忙しいことです。

 毎年のことですが、我が家では未だ蚊取り線香は渦巻きなのです。一度コンセントに入れる奴を買っては見たものの、何となく落ち着かないのです。効果があるのやら、ないのやらよくわからないのです。効かない事はないとは思うのですが、なんとなく、違和感があるのです。時としてまともに煙に捲かれて、目が真っ赤になりしょぼしょぼしたりしますが、それがいいのです。

 今日、また買ってきました。渦巻きです。安心します。

 薮蚊だかなんだか知らないが、これでやっつけてやる。

 あいも変わらずアナログです。昔ながらの心地よさです。
 もちろん手には団扇。
 ただ、流れている歌声はミージア(Misia)ポルトガルファドの歌姫です。
 これはいいのです。つんと澄ました横顔が妙にいい。
 もちろん今日もこれを魚にビールがうまいことでしょう。

 演出は蚊取り線香にマッチで火をつけることから、詳細な指示があります。
 いい時間です。
 要らぬ電話などかかってきませんように。
 切っとくかな。