ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

知られている存在なんだろうか。

2010-03-23 13:30:21 | 好きなもの
 形がいい。

 陶磁器は好きなものの中でも、ランクは高いのです。
 なぜだかわからないのですが、好きですねえ。

 手で撫でさすりながら、手がその形を記憶してゆきます。
 あとで目が確認するのですが、大きな違いを感じたことはありません。

写真は青井戸茶碗 銘 柴田。

 東京 根津美術館にあるはずです。当然手にとることは出来ません。
 見にいったのは随分と前になってしまいましたが、記憶は、はっきりしています。

 一応重要文化財になっているのです。織田信長が柴田勝家に贈った事から、銘は柴田となっているのです。緊張感のある端正な姿かと思います。
 口が大きく開いた姿は、美しいなとおもいます。見込みは渦状になって、外側も目あとが残って、いい感じなのです。

 来歴は、はっきりしているし、茶碗の名品の一つです。

 16世紀朝鮮で作られたもののようですが、いいですねえ。
 ときどきイベントなどでお茶をいただくのですが、掌の上で形状を楽しめる器って少ないのです。