尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

笑いがぶらさげている神経の糸の先の錘について

2009年08月26日 23時58分48秒 | 詩の習作
われわれはいつも
幾分かは絶望しているのである
しかしそれが露わになるのは
悲嘆、つまり泣いている時ではない
笑うときである

悲嘆においては
見えない希望の回りをぐるぐる回っているのである
馬鹿笑いであろうが追従笑いであろうが苦笑いであろうが
その時われわれの顔面の筋肉は
幾分かの絶望という錘をぶらさげた神経の糸によって
痙攣させられている

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中之島・夜

2009年08月26日 23時47分44秒 | 尾崎まことの「写真館」

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