尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

写真とは…(一行詩)

2009年09月14日 23時52分00秒 | 詩の習作
この瞬間をほんの少し死んでみる、そのオルガスムス

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詩とは…(一行詩)

2009年09月14日 23時47分40秒 | 詩の習作
薄目を開けてもうちょっとだけ生き延びてみる

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愛について

2009年09月14日 01時37分14秒 | 詩の習作
愛は
ある
とかないとか
ではない
愛は
いつも
花よりも無防備に
愛してしまった
ということである

人はそれを
失うことさえできないだろう
わずかに
忘れることだけができる
その人は
忘れたままで生まれてきて
ある瞬間
夢のなかで蜃気楼のように思い出し
ふたたび
生活に戻り
愛の忘却の
すなわち砂漠のような一生を生きる

われわれの宇宙は
この体のように
いつしか果ててしまうだろう
しかし
われわれは
花よりも無防備に
ウサギや野ネズミよりも
もっと裸になって
愛してしまったのである
あなたを!

それだけが
宇宙の意味である

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