真冬に真黒に煤けた男は
目のやけにきれいな男だったね
地下道ですれ違ったとき
眼が合ってさ
奴と自分の生きているという
3.2.1.メートル
距離の狂いから腹の底から
不気味に笑いあげるものがいて
おれが笑ったさ
笑っている間だけは
おれは正気だったね
まとも
とは何だろう?
すましていられることさ
詩なんか書いてさ
目のやけにきれいな男だったね
地下道ですれ違ったとき
眼が合ってさ
奴と自分の生きているという
3.2.1.メートル
距離の狂いから腹の底から
不気味に笑いあげるものがいて
おれが笑ったさ
笑っている間だけは
おれは正気だったね
まとも
とは何だろう?
すましていられることさ
詩なんか書いてさ