尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

早春の花火

2008年02月11日 12時15分10秒 | 少年詩集
北風が
雪の荷物を背負って
帰っていきました
朝の早くから
ぽぽんぽ ぽんぽん

空をさえぎる
煙はないけれど
音だけが
澄んだお空を
まっ青な楽譜にして
ぽぽんぽ ぽんぽん
音符のように
揚がっております

人には見えない
聞こえないけど
花火大会
虫さんたちは
大喜び
ぽぽん ぽんぽん
花のつぼみが
開いております

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« しぶい顔 | トップ | 「亀山博士/ひとつの矢」(決... »
最新の画像もっと見る

少年詩集」カテゴリの最新記事