SENDAI Airport
空と海の間で
未来へのDeparture
出逢いと別れの季節
それぞれの春
止まったままの時計は
巻き戻すコトさえ叶わず
忘れ去られるとは
再びの失う哀しみ
慰めの詞も見つからぬまま
今日の私も
ただ 掌を合わせていた
ざわつくココロも
零れ落ちる泪も
肚の底深く閉じ込めた
女だてらに
もののふの姿にも似て
あの日から4年。今日で五回忌を迎えました。
哀しみは癒えるコトなく
ますます浸潤していくようにも感じながら過ごしています。
年月を重ねるという事は問題も多様化してくること。
想いを言葉にすることが
年々 難しいように想えてもきています。
震災で亡くなった方 1万5891人
行方不明の方 2584人
その後の体調悪化や自殺などによる関連死 3194人
その現実を決して忘れる事なく
私たち遺された者達は前へ進むしかないのです。
心を寄せてくださった方々に
この場で感謝を伝えたいと想います。
風化が進む中 復興への道のりは
まだまだ遥か遠いものです。
どうぞこれからも
応援よろしくお願い致します。
合掌
時はあの日に止まったまま。
寂しさや哀しさ憤りや焦り
それらが月日と重なるほど鎧の様に足取りを重くする。
お彼岸でもお盆でもないのに 供花の小菊がいっぱいに並ぶ被災地の産直。
このたくさんの花束でも足りぬ程の今日の命日。
それが 3.11。
どうして目を背ける事ができようか・・・・
それでもなお 希望の光を探すべく歩む決意をする節目の日。
それぞれの 3.11。
先に逝った人達と遺された私達。
いつも共に在ると感じながら
今を私は過ごしています。