DEEP SEAα

ココロの軌跡

Beautiful Colors

妙なる法の蓮華経

2006-02-28 | 遠い日の海(過去エントリー)
法華経を
わが得しことは
薪こり
菜つみ
水くみ
仕えてぞ得し

(国王が教えを求めたところ仙人から申出があった。国王は位を譲り一奴僕となって仙人の為に仕えた。
水を汲んだり,薪を拾ったり,果実をとったりと,千年の間仙人に仕えることによって,妙法蓮華経の経法を得て仏になることができた。)


―提婆品―






『籠の中の鳥がなけば空の鳥が集まり
空の鳥が集まれば籠の中の鳥が出ようとするように
南無妙法蓮華経の呼び声によばれて
我々の心の内にある仏性が
かつて仏様の教えをうけた縁をもって
それが呼び覚まされる』



―日蓮聖人―



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海と二人の子ども / いわさきちひろ

2006-02-24 | 遠い日の海(過去エントリー)
『子供なんて大嫌い』

ずっとそう思ってた。

うるさくて,無礼で,残酷で。

色んな理由をつけた。

そんな私なのに,何故か子供は馴ついた。

あの子もこの子も。

でも・・・

子供なんて大嫌い。


数年前,[いわさきちひろ展]に誘われた。

『あぁ,あのわざとらしい子供の絵の人?』

嫌々ながら付き合った。
ボンヤリと観て歩くうちに,胸の奥から何か熱い物がこみ上げてくる。

柔らかな肌,フワフワした髪,濁りのない瞳,花びらのような唇,溢れる生命力。

『あなたもわかるでしょう。
子供はこんなにも可愛らしいのよ。』

ちひろさんの声が聞こえた気がした。

─ 私は,過去の忌まわしい記憶から身を護るために,子供を愛する感情に蓋をしてきたのだ ─

そう気付いた。

だけど,慕ってくれる子供達はその濁りのない眼差しで,とっくに見抜いていたのだろう。

ギャラリーを後にするとき,以前とは明らかに違う私がいた。

絵画とは,芸術とは‥時に根底から何かを変える事もある‥そんな力を持つものなのだろう。


その日から私の部屋には,楽しそうに海で遊ぶ可愛い可愛い子供達がいる。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お座主さま

2006-02-22 | 遠い日の海(過去エントリー)

今日2月22日は,私が大好きな山田恵諦大僧正の御命日です。

山田恵諦様は,延暦寺の第253世天台座主でした。
私達は親しみを込めて,『お座主さま』と呼んでいます。

お座主さまが御遷化なさったのは,平成6年,数え歳100歳の時でした。
今年は13回忌にあたります。

残念ながらお座主さまとお会いすることは叶いませんでしたが,分かり易い言葉で仏教を説いてくださるお座主さまが,昔も今も大好きです。

亡くなられた今でも,ご本でならばいつでもお話を聞くことができますから。


兎角,堅苦しく汲々に物事を考えてしまう私に,
『真実は白か黒ではないよ。柔軟な心を持ちなさい』
と,分かり易い喩えで諭してくださいます。

『明るく,楽しく,たくましく』と・・・。

勿論,仏教の真髄を噛み砕いての表現法であることは,言うまでもありません。


沢山の御著書が出版されていますので,興味を持たれた方は読んでみる事をお勧めします。


『この世もまんざら悪くないナ』と,思えるかもしれません。。。

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デトックス

2006-02-20 | 遠い日の海(過去エントリー)
久々に海に行ってきました。



ひと月振り位かな?



ここ何日かの陽気で,道路の圧雪もようやく無くなったので…。



これからの時期は,一年のうちで一番,海水の冷たい季節。



雪解けの水が入ってくるので,魚もほとんど釣れない。



そして,一番透明度の高い季節でもあって。



底までスッキリと見えて,それはそれは美しい三陸の海なのです。



何度となく深呼吸をして,エネルギーをチャージ。





ウミネコが帰って来初めていました。



春はもうすぐです。。。


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

午後の日常

2006-02-13 | 遠い日の海(過去エントリー)

午後は殆ど,クラシックを聴いて過ごす。




FMを流しっぱなしに。



別の番組が始まれば,CDで。




私が好んで聴くのは,アリアとピアノ。




平穏な時間が,曲と一緒に流れていく。




言葉の呪縛にかかる危うさを,アリアに乗せて流してしまう。




覚醒に伴う自虐な行為から,身を護るために見つけた習慣。





そして・・・




pm5:00




一人の時間を無事に終え,気だるくなった頭の中に新鮮な酸素を送る。




綿菓子のようにまとわりつく,甘い旋律を拭い去る。




いつものGrungeがリムーバー。




退廃的な音楽にこそ見つけられる己の個性。




一人の時は禁じている快楽の瞬間。




それが私の日常…

 

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする