引越しの理由

昨日、一昨日と『引っ越しおばさん』の初公判が話題になっていた。何度見ても凄い迫力!

実は、私の家の隣にもあのおばさんみたいな人がいる。大音量の音楽は鳴らさないが、飼ってる沢山の犬を常に吠えさせてる。財産争いに負けた結果、自分がもらえなかった隣の土地に建てられたアパートが気に入らない。勿論、住人も。そのアパートに暮らす私達は目の敵にされ「早く出て行け!」と言われている。大家や警察にも皆で相談したが、その大家や警察も被害を受けているという。年々エスカレートしていく隣人は、時には刃物を持ち出しウロウロしたりする。しかし現行犯でなければ逮捕されない。数々の奇行を皆が恐れているがどぅにもできない。何故なら彼女は精神科に通院歴があるから…。

彼女の気に障らないように、息を潜めて暮らすしかなかった。

ところがとぅとぅ彼女は逮捕された。私の上の階の部屋の人が突然殴られたのだ。被害者が通報したので大捕り物の末、逮捕。しかし、すぐ釈放。警察の説明によるとやはり精神科通院が引っかかりになり、被害者は泣き寝入りしなければならない率が高いと言う。　

やられたらやり返す主義だが、私には守るものがあるからそれも出来ない‥。
やはり、引っ越すしかなさそうだ。これまで色々な事情で動きが取れなかったが、今ならなんとかなりそぅ。

しかし、彼女をあそこまでさせるものは何なのだろう。一生、人を恨み、恨まれて生きていくのだろうか…。なんだか哀れにさえ思えてくる。

これまで、知人に彼女の話をするとみんな半信半疑だった。

でも、奈良の『引っ越しおばさん』が話題になってからは、すんなりと信じてもらえるよぅになった。


なんだか、複雑な気持ち…(苦笑)

きつねのおしろい

ニセアカシアの花が終わる頃、所々白くなった葉っぱが目につくよぅになる。
それは《きつねのおしろい》なんだと、子供の頃教わった。きつねが人を化かすときの必需品は[葉っぱのお金]とゆぅのは、みんな知ってると思うけど、おしろい？ 白粉って、人間の女の人が男の人を騙す時使うものじゃないの？

私は、きつねが嫁入りの時、必死であの葉っぱを使ってお化粧してる姿が思い浮かんで、とても愉快になった(実は私はきつねの嫁入りを見た事がある)

正式な名前はわからないけど、《きつねのおしろい》って呼び方が私は大好き

おとぎの国に迷い込めるこの季節が、毎年とても待ち遠しい…

シーツの匂い

夏になると蛍がたくさん飛ぶ、川の側に住んでた。私は虫が大好きで、特に蛍が大好きな子供だった
夜、蚊帳を吊ってもらうと開け放った窓から、蛍がふわりふわり‥と入ってくる。何匹も何匹も…。まさにトトロの世界‥。
父も母も楽しそぅだった。
私はずっと蛍が見ていたくて、カゴの中に入れた。「短い命なんだから放してあげなさい」母の言う事を聞かずにそのままにしてた‥朝、みんな死んでいた。子供心にとても後悔した。
思い出すと胸がキュンとなる。

糊のきいたシーツの匂いは、今でも蛍を思い出させる。
大切な夏の思い出

自戒

むかひて愛語をきくは、おもてをよろこばしめ、こころをたのしくす。

むかわずして愛語をきくは、肝に銘じ、魂に銘ず。

しるべし、愛語は愛心よりおこる、愛心は慈心を種子とせり。
愛語よく廻天のちからあることを学すべきなり。

(正法眼蔵 四摂法)

願わくは

人々みな道を得ることは衆縁による。

人々自ら利なれども道を行ずることは、衆力を以てするが故に、今心を一つにして参究尋みゃくすべし。


( 正法眼蔵随聞記)