DEEP SEAα

ココロの軌跡

Beautiful Colors

A Beautiful Lie

2011-03-30 | 東日本大震災




















嘘は罪だろうか

ひとつの愛のカタチなのだろうか




知る権利を奪われてはならないが
冒されてはならぬものもある





日本人は
慮る事に 優れた民族で

宗教観の違い以前に
とても優しい人々だから



だけど ..................









東北の人達が命と引きかえに
その他の者を守ったのだ

とか

驕り高ぶるから
自然からしっぺ返しを喰らうのだ

とか

動物達の住む場所を奪ってきたのを
同じ痛みで体験してるのだ

とか

我欲は津波で洗い流したらいい

とか





あの
沢山の柩の前でも
同じ言葉を言うのだろうか











『 人間の尊厳 』







今一度

考えて欲しい












New York Times が公表した多くの画像では
真実が伝えられています

報道規制のある日本国内では公になる事はないでしょう


自己責任でご覧下さるようお願いします



[ 死と悲しみ、残された者の営み ]












夜中にベッドで目を開けて
自分の人生について考えてみてくれ
君はそれを違うものにしたいと願うだろうか?
真実から手を放そうとしながら 繰り広げる幼い自分との戦い
これはただのゲームにすぎないのだから


それは美しい嘘で
それは完全な拒否
信じるにはあまりにも美しい嘘
美しい 美しい嘘が俺を形作る


今こそ過去を忘れる時
何があの最後の時に起こったのか 消し去り
空っぽな表情のうしろに隠れよう
そんなに多くを尋ねないで ただ言えばいい
これはただのゲームにすぎないのだから


それは美しい嘘で
それは完全な拒否
信じるにはあまりにも美しい嘘
美しい 美しい嘘が俺を形作る


誰もが俺を見ている
ねえ 俺は堂々巡りをしてるだけなんだね
静かな絶望が広がっていく
ああ思い出したよ
これはただのゲームにすぎないんだ



あまりにも美しい 
美しい…


それは美しい嘘で
それは完全な拒否
(なんて美しいんだろうか)
信じるにはあまりにも美しい嘘
美しい 美しい嘘が俺を形作る















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貪・瞋・癡(とんじんち)

2011-03-29 | 東日本大震災



『 ラジオ福島 』のブログからの転載です








ある方の日記です。首都圏の方に是非、聴いて欲しいので転送させて頂きました。

東京電力福島第一・第二原子力発電所。福島県の浜通りに位置しています。
東北電力ではないことに注目してください。

福島県の浜通りには東京電力の発電所がこのほかに「広野火力発電所」があります。
この地域で発電された電気は、全て関東へ運ばれ、首都圏の方々が利用します。
一切地元ではこの発電所で作られた電気は利用されていません。
首都圏の電気の3分の1は福島県で作られている現実をもっと報道してください。

計画停電が首都圏で実施されていて、文句を言っていたり「被災地に電気を送るためだから我慢します」と言っているインタビューを良く見受けますが、何見当違いの事を言っているのですか?
東京電力が計画停電を行っているのは、首都圏の消費電力より供給電力が下回りそうだから突然停電を避けるために予め時間と区域を決めて停電を行っているのです。
首都圏で節電してこちらに電気が送られるなら、何故東北電力まで計画停電を行わなければならないのでしょう?自分のところの電気が足りなくなっているから自分らが我慢しているだけ、なんです。

この重要な2点をマスコミは何故報道しないのですか?
首都圏の人のために建設された発電所のために地元がこれだけ苦しんでいる現実を、何故広めようとしないのですか?

しかし、冷静になって考えてみると、地元にも雇用や補助金で還元されてきた面はあり、その点は感謝します。
でも、マスコミは「福島は危険」「放射線は身体に悪影響」しか報道されていない節があります。
後付で「このレベルでは身体に害はありません」と言うだけ。パニックを抑えるなら言う順序が逆では?
「放射線の数値が通常より若干高い値を示していますが、体に影響のある数値ではありません。
各地の数値は~」と言うのが報道の仕事ではないのでしょうか?

はじめに断っておきます。
首都圏の方々を敵視しているわけでも、悪いと糾弾するつもりも毛頭ありません。でも、あまりにも酷すぎる。

首都圏で「放射線が怖いからカッパを買いました」「マスクを買いました」「とろろ昆布を買いだめしました」と言っている方がTVに映っていました。
放射線が怖い?何キロ離れてるの?
じゃぁ私達福島県民はどうしたらいいの?
あなたがたが今まで40年利用してきた電気を作っていた発電所を作ったためにこういったことが起こったって事はご存知なんですか?
いつでも逃げられるようにガソリンを買いだめ?
私達福島県民は逃げたくても逃げられないんです。
首都圏の方々のせいとは言いませんが、ガソリンがないため逃げられないんです。
もっと言えば、ガソリンや軽油がないので救急車もバスも、救援物資を運んだトラックも動かない。灯油がないから暖もとれない。
仮に救援物資を運んだトラックが近くまできても「放射線が~」で引き返している現状です。それが現状です。

現在観測されている放射線数値は人体に全く問題のない数値です。
X線やレントゲン、温泉の方がよっぽど高い数値を示しています。

仮にこのまま何もなかった、普通の生活に戻った、としましょう。今度は風評被害が間違いなく起こります。

福島県出身です。っていうだけで「放射線は大丈夫?」って思わないでください。
福島県出身の女の子だからって、子供を生む時は大丈夫なの?って思わないでください。

福島県産の野菜はとても美味しいです。
福島県産の果物もとても美味しいです。
福島県産のお米もとても美味しいです。

お肉も、魚も、みんなが頑張って作ったりとったりしたものです。
でも、福島県産、ってだけで毛嫌いしないでください。

他の自治体や国はしっかりこの点も含めて被災地の復興を
バックアップしていただきたいと思います。



復興には人の力がどうしても必要です。
一日でも早く復興するためには皆さんの力が必要なんです。

物資の援助もお願いしたいですが、このことも是非頭に入れておいてください。お願いします。











  * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *





『うつくしまふくしま』




福島はへはよく遊びにいっていて
よい想い出がたくさんあります


昨年の暮れ 南相馬にドライブに行った時は
新しい道路が開通されたばかりで
新しい道の駅もできていて
地元の人達もなんだか嬉しそうな様子に見えました


「アクアマリンふくしま」は
世界でも大変珍しい サンマの水槽がある水族館
規模も大きく とても貴重な施設でした


アクアマリンでは 地震の被害により 
海獣達を 東京の水族館に避難させたとの事

魚達は 電力や燃料が供給できないため
助け出す事はできないのだそうです

数年前に新しい施設が完成して
ますます活気づいて来た矢先でした


私も この夏
再訪の予定をたて楽しみにしていました



そのアクアマリンからの帰り道に
『福島原発』があります













虚偽情報・電力会社を名乗る節電要請メールなどのチェーンメール
ソースのない情報からの寄付
どうかご注意ください



被災地のほとんどの場所では
自治体・法人以外の方の支援物資等の搬入はお断りしています
また法人であっても 事前の連絡のないものは受け入れられないようです


被災地は想像を遥かに越えた惨状です
寝る場所はもちろん
食事・トイレなどもまだまだ不足しています

情報不足のため 現地とボランティアの方達とのすれ違いが
多々 あるようです
「行けばなんとかなる」などというレベルではありません
助けたいという気持ちはとても有り難いのですが
しっかりと現状を把握してから行動していただく事をお願いしたいです

災害ボランティアの活動を希望する方は
まずは登録を




根拠のない風評による買い占め・買い控え
目に余るものが多いように感じています
自分や家族を守りたいのであれば
正しい知識・情報を得る努力も惜しまないでください
被災地以外の日本に暮らしていて 情報が得られないというのは
単なる怠慢かアタマが逝かれてるかでしかないです


被災して営業を休止している岩手のミネラルウォーターの会社に
首都圏からの注文が殺到しているそうです

あまりに嘆かわしい現実です












・ 貪・瞋・癡 (三毒)
三毒(さんどく)とは 仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩を
毒に例えたもの

貪(とん):貪欲(とんよく) むさぼり(必要以上に)求める心
瞋(しん):瞋恚(しんに) 怒りの心 「いかり」・「にくい」と表現する
癡(痴・ち):愚癡(ぐち) 真理に対する無知の心 「おろか」と表現する































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なみだのゆくえ

2011-03-28 | 東日本大震災






悪夢であってほしいと願いながら目覚める事も
今ではもう なくなってしまいました



夜中でもとどまる事なく地鳴りが聴こえ続け
大きな余震に何度もベッドから飛び起きます

ウトウトした途端に恐ろしい夢に泪が流れて
そして ヘリコプターと航空機の轟音に
現実に引き戻されつつ 目覚めるのです













沿岸で働く友人から
津波の起きた翌日に撮影した画像が送られてきました





































ひと目で何処の場所かわかってしまうのが
余計に寂しく 胸が引き裂かれる思いです















過去に私は
ナースの道を志した時がありました

その時の教務だった方は 第二次大戦の折 
従軍看護婦を経験された方でした

そして1971年 岩手県雫石町で起きた
全日空機墜落事故(162名全員死亡)でも
救護活動に携る経験もされていました



何れ医療従事者として活動を始める私たちに
有事の際の現場とはどんなものか
そして 医療従事者としてどのような心構えで臨むべきかと
経験を交えて事或る毎に聴かされたものでした

それはあまりにショッキングで 背筋が寒くなるような話ばかりで
武者震いしたのを想い出します



災害はいつ自分の身に降り掛かるかわからないのです


いま 医療スタッフとして
被災地で働いていたあるナースのブログが注目を浴びています



「想像以上に現場は壮絶。
  甘い考えやボランティア精神の人は
  ここでリタイアしてください」とリーダーの挨拶。

 「現場ではどんな状況下でも絶対に泣かないこと。
  私達は同情しに行くんじゃない。
  看護、医療を提供しに行く。
  あなたたちが泣きたい気持ちなんかより、
  現地の方々はどんなに泣きたいか」



と 続けられています




そう その文言と同じコトバを
かつて私は耳にし そして胸に刻みました

今ではもう その壮絶な命の現場とは隔てられた境遇で生活をしていますが
そのナースの胸の内を想うと
とても人ごととは思えないです

現場の現実を リアルに伝えてくれているブログです

私も 少し泣きました。。。





いま 心が折れそうになっていて
哀しい現実はもう懲り懲りだと感じている方は
いくらかでも心が落ち着きを取り戻してから読まれる事をお勧めします

現実から眼を逸らす事は 時にご自分を守る事になるということを
知っていてください



此処にリンクを貼っておきますが
どうか無理をしない程度にご覧下さい






[ JKTS]









みんなの努力と流した涙が報われるときが
いつか必ず来ますように




私も切に祈ります















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震災後2週間を経て

2011-03-25 | 東日本大震災





大地震 大津波が起きてから
今日で2週間経ちました

被災地で暮らす私にとっては
何かとても長い長い2週間だったように感じます


各地で続く度重なる余震や放射能に対する不安
電力不足や買占めなどによる物資不足
そして風評被害


懸念される問題が山積し
前進しているのか後退しているのか惑うほどで
何を信用してよいのか混乱する日々が続いています




皆さんのご尽力により被災地は
僅かずつながら復興への道へと進み始めていますが
沿岸地方ではいまだライフラインの復旧は進んでおらず
物資や食料も充分ではありません

津波による瓦礫などで道路が寸断されてしまっているため
孤立している集落が数多くあると思われています


医療体制もなかなか万全とはいかず
死亡者が日に日に増えて来ています

国による支援が追いついていないように
皆が強く感じています




治安も悪く
強盗や窃盗 詐欺 略奪 レイプ .......

被害は少なくありません




我が家では地震後 車への給油を自粛していますが
GSでは連日 ガソリンを求める人々で長蛇の列ができて
緊急車両の通行の妨げになったりもしているようです



物資の流通に関しても 一部の心ない人達の行いによるしわ寄せが
目に見え始めているのも事実です

あらたに昨日あたりから
ミネラルウォーターが品薄になってきてしまいました



残念なことです






その一方で
被害が少なかった地域では
何か力になれる事がないだろうかと
歯がゆい思いをしている人が少なくないようですが
具体的 直接的な援助ができなくとも
いずれ必ず 必要とされる時がくるはずです

今は 自分の足元をしっかりみつめて
正しい目と聡明さを持って行動したいものです














* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *







『考えない練習』などで有名な 月読寺住職の小池龍照師が 
ご自身のHPで今回の震災に対するmessageを出してくださっています

私は信徒ではありませんが 共感する部分がありましたので
抜粋して掲載させて頂きます    

合掌










「災害にあうこと」=「嘆かわしいこと」。このような計算式が、現在の日本をすっぽりと覆いつくしているように思われます。しかし実際はよくよく見つめてみますと、「災害にあうという事実そのもの」と「それを頭の中で嘆かわしいものとして情報加工すること」との間には、厳然たる差があるのです。

私たちが何らかの精神的ダメージを受けるとき、それは必ずと申してもよいほど最初に受けた被害に対して、心が「とても自分をおびやかす、よくないものだ」と情報加工することによって成り立っています。最初の被害に対して、心の中でおこなう否定的感情によって、それが強烈な二次被害の化け物となって私たちをおびやかし、苦しめるのです。最初の被害状況が同じレベルだとしても、この否定的感情による二次被害を起こす度合いが大きいほど、私たちは致命的な状況へと追い込まれてしまいます。

誤解を恐れずに率直に申しますと、あいにく今の日本社会にはこの二次被害を(無意識的にですけれども)奨励するかのような空気が充満しているように思われます。もっと、悲しむべきだ、暗い気分で「自粛」すべきだ、と。

素直に喜ぶことや楽しむことを「不謹慎」とみなし「自粛」を求めることが暗黙の了解としてこの国を支配しているように見出されます。その背景として「私たちは悲しくて暗い気持ちでいなければならない、そうでないと薄情だ」といったような前提があるように推察されます。

私たちは弱い生き物ですから、困った人へのせっかくの善意にしても、こうした二次被害に駆られながらおこなうと必ずしもよい結果をもたらしません。焦った気持ちで冷静さを欠いてしまうと、的外れな善意の押しつけをする偽善者になってしまうこともあり得るでしょう。

感情的になるあまりに、自分の善意に同調しない人々に対して怒りがわいてきたりするようでしたら、それもまた心の二次災害にやられているのです。あるいは、誰かが楽しんでいるのを「自粛すべきだ」と罵りたくなるとき、そこには死者を大事にすることを名目にして、精神的荒廃が生じているのです。

ですから何がしかの善意に身を乗り出すにしても、まずは心の混乱であるところの二次被害をじっくり点検して静めてから、おこないたいものです。現在のような異常事態だから善意がわいてくる、という一時的なものでも、慈悲の出発点としては良いでしょう。しかしその一時的な善意を慈悲へと拡張していこうとするなら、平常時からごくふつうの身近な人々や動物に対して優しくなれるように育てあげていきたいものです



いざ災難に直撃されてしまったときは心の二次被害を起こさないように、あくまでも自分の心を見張っているということ。そうして二次被害を防いだうえで、余裕があったら、慈悲の心をつくる練習に取り組みたいものです。

もちろん、小さな子供をはじめとして、あまりの事態に茫然としてひたすら悲しみに暮れてしまう方々も、たくさんおられることでしょう。そういった方々に対しては、大人やまわりの余裕のある人々が、慈悲の心で寄り添って差し上げることが苦しみを少しなりとも緩和することにつながります。

つまりありのままの事実を見つめて、心の反応を静めるというのは、決して薄情になることを推奨しているわけではありません。ただ、慈悲の背景には必ず、冷静さ(=「捨」)が必要なのです。実際に被害にあって苦しんでいる方々に寄り添おうとするにしても、自分勝手に感情的になり騒ぎ立てても、必ずしもうまくいきません。自分の心を静めて温かい慈悲の心持をつくることによってはじめて、相手の苦しみに耳を傾けることもできるのですから。



現在のこの国の暗い雰囲気から読み取れる、これから先への希望を記しておこうと思います。先に述べた「自粛」をしたくなる無意識的風潮はデメリットをももたらす他方では、その風潮の中には、いくばくかの真理の要素も混ざっているように、見てとれるようにも思われます。

それは、こういった重大事態に接すると世の中の娯楽や芸術を楽しんだりする気持ちになれなくなるのなら、それらは「今は」やってられないような、必要ないものだということです、・・・が、それのみならず、それを突きつめますと別に「今だけ」でなくて、いつだって娯楽や芸術や過剰な経済的繁栄といった余剰物は、「そもそもやってられない、精神的な幸福にとってそもそも必要ない、なくても良い」ものだということを、人間の追いつめられた直感が教えてくれている、とも申せるかもしれません。

そういう意味ではこの「自粛」の中にある最良の精神をすくいあげるなら、私たちの文明のあり方そのものを問い返して、今回の被害をきっかけに今までとは別の方向へ再生してゆける力がそこにはこもっているとも思われます。その精神を汲みあげてあげない限り、一カ月か二カ月かの無自覚的「自粛」の果てに、なんとなく互いの監視がゆるむ中で、ふたたび狂気のような娯楽と経済闘争の騒ぎが、復活するだけのことでしょう。


いたずらに暗い気分に沈みこまず、こうして痛い学びを汲み上げてこれから先を見据えてゆくことによってこそ、今回の一連の出来事から最良の教訓を得ることになると思うのです。




















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東日本大震災によせて

2011-03-22 | 東日本大震災




 



この度の震災によりお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます


 



 


長らくの間 closeしていたココ DEEP SEAα でしたが
今回の東日本大震災に際しまして 
被災した私をお心に留めて頂いた皆さま
温かなコメントを残してくださった皆さま
そして メールをくれたみんな

心より感謝致しております

厚く御礼申し上げます




ご心配いただきましたが
おかげさまで padmaは無事です

私の暮らす場所は
大津波に襲われ壊滅的被害の三陸沿岸からは離れた地域の
内陸部です


未だ余震が続き 燃料や物資等の不安はありますが
インフラはほぼ整い
有り難くも暖かなベッドで休ませて頂いております





地震の起きた3月11日 
体調が優れなかった私は 自宅で休んでいました

大きくそしてあまりに長い揺れの中
リビングのテーブルの下にもぐり
なす術もなく震えていました


長い長い揺れ ....

津波地震だと予想できました

そして その後すぐ ラヂオから「大津波警報」の発令を耳にし .....






以前から此処に来てくださっている方々はご存知でしょうが
私は海が大好きで
週に一度以上は海岸で過ごすという日々を送って来ました


親戚 友人 知人
大好きなお店や施設

たくさんのご縁が三陸にあります



そんな大切な場所が
一瞬にして 波にのみ込まれてしまったのでした


家や会社を 津波や火災で奪われた友人
避難所で寒くて不便な生活を強いられている知人がたくさんいます

交通規制が敷かれ
ガソリンの調達もできずにいる今 移動さえ足止めされているので
いまだ 安否のわからない人たちもいます



三陸は過去にも多くの津波の被害を受けてきました
住民達は皆 過去の痛みを教訓とし 伝え継ぎ協力しながら生活して来ました

皆がそれぞれ防災の意識を持ち 決して行政任せにはせず
避難道の整備 防波堤 防潮堤 水門 監視カメラの設置 
そして 津波の発生を想定した避難訓練を頻繁にしてきました

世界一を誇る「スーパー防潮堤」は10Mもの高さで2Kmもの長さがあり
世界各国から防災の専門家が視察に訪れるほどでした


当初 津波の備えを主張する住民に対して
「費用がかかる」「景観を損ねる」等の反対意見がずいぶんありましたが
住民は 悲劇を繰り返してはならない
人命第一の信念のもと 最善を尽くして備えて来たのです 


その10Mのスーパー防波堤を一瞬で越える津波が襲う事を
誰が予想できたでしょうか

ジャンボジェット25機が時速1000Kmでぶつかった程の破壊力
私には到底 想像できません

自然の驚異はあまりに残酷でした





私は今 停電からようやく逃れられたおかげで
TVなどで情報を得られるようになりましたが
連日連夜 放送されている地震関連の番組の中での 
わざとらしい美談や お泪頂戴のドラマ仕立ての報道に吐き気がします

現実はそんなに単純な結末などに至ってはいないのです


悲惨です 地獄です
原爆か隕石が落ちたようです
遺体がいたるところに散乱し 悲鳴や鳴き声がずっと聞こえていたそうです

今はたくさんのご遺体の多くが 激しく腐敗し始めていて
その埋葬のメドも立たないでいます 
心が引き裂かれるような惨状の連鎖が続いているのです


阪神大震災の時も取材で現状を見ていた方が仰ったそうです

「阪神も悲惨だった だが.. 規模が違いすぎる」 と ........





そんな惨状の中 心ある有志の方達が
続々と被災地に詰めかけてくださっています

そして 優しい心の持ち主達の温かな励ましといたわりの言葉と
尊い祈りの気持ちが届けられています

連鎖したかのような各地の様々な災害(人災も)に 
ご不便な思いをされている方も多いことでしょう

そんな中にありながら 心を痛め共に泪してくださりそして
激励してくださっている事
とてもとても ありがたく思っています
そんな皆さんの思いが 私たち被災地の者たちの力となっています

本当にどうもありがとうございます


私自身 様々な深い思いから
正気を保つだけで精一杯の日々を送っていますが
皆さんの尊い優しさのお気持ちに応えたい思いから
今回この記事をエントリーしました

そして 折に触れ何か発信出来たらと
思うところもあります










ずっとずっと 泪が止まりませんでした

ですが今 私はもう泣いてはいません

後ろは見ず 前を向いて歩きはじめました


今回の震災に遭った事で 学ぶべき事は何か
私には何ができるか 何をすべきかと模索しながら 
この試練を力に変え「一日一生」の思いで活きています


願わくばこれから先も 皆さんのお心を僅かでも傾け続けて頂けたら
復興に向かう私たちの 何よりの励みとなる事と思います



そしてそんな私たち被災者の活きる姿が
応援してくださる皆さんの力ともなれますよう
頑張りたいと思います







   
padma 拝
























セカイヂュウノミナサンアリガトウ。。


































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