北国の春の訪れは
驚くほどのドカ雪から始まる.
水気の多い心なしか温もりを含んだ雪は
土を潤し、芽吹きの呼び水ともなって。
やがて閉ざされたmonochromeの世界からは
新しい色が産まれ華やかに彩り始める。
桜の季節の薄紅色の空気を先取りしたくて
pinkのルージュを唇に纏った。
春はすぐそこ … 。
降り出した雪はまるで
息急き切っているかのようで
夜半には辺りをすっかり白く染めて
夜の帳が触れる事さえ拒んでいるように
漆黒の闇の中
ひと筋の光のように私を包み込んでは
しみじみと凍てつく指先
やがてはその足跡さえも白く覆い隠し また
深い夜に溶けていってしまうのでした
「 今でも Rockな女 してるの? 」
grunge Rockが好きな 仲間のうちのひとり
Kurt Cobainを崇拝していた彼は
ダメージのデニムに ボロボロのカーディガンを羽織っていた
いまは Pink Floydを掘り起こしてるんだ ....
そんなコト あの頃は言ってた
grungeファッションのまま過ごすには
少々 大人になってしまった今の私たちだけれど
えぇ 私なら
相変わらず
Rockをとってしまったなら
あまり残るものはないだろう
私だから ........
永遠に Rock 'n' Roller のまま
不完全さはその人の美しさであり
狂気はその人の才能であって
すごくつまらない人間でいるよりは
すごく変わった人間でいる方が
ずっといいわ
マリリン・モンロー