哀しみも 寂しさも
悔しさも 苦しみも
欲しいものも したいことも
痛かったことも 傷ついたことも
黙っていよう 忘れてしまおう
そうすれば
誰の悲しい顔も
見なくていい
私が いなければ
あるはずもなかった ココロたち
云わなければ
無かったことと 同じに成る
生きていくことは
哀しいことをたくさん受け入れること
そして その中から
大切な何かを見つけ出すこと
そんなのは あたりまえのこと
たとえ泪が溢れそうになっても
ほっぺたを奥歯で噛みしめていれば
いつの間にか 時は流れていく
だから .....
執着も未練も ないけれど
私には
まだ
逝きたくない 事情がある
より添う命と
私だけは
決して忘れやしない
小さな命のため
今日は
あの子の 命日。。
命を懸けた あの子が逝って
何故 私がまだ此処にいるのか
いつでも いつまでも わからないけれど
私が こうしていることは
あの子が この世に存在した
確かな事実の 延長だ
そう 言い聞かせながら 生きていこうと
あの日に 決めたから
辿ってきた 獣道さえ
見知らぬ世界のフリをしながら
今日も此処から
ひっそりと歩んでいく
そんな
あまりに冷酷で 熱過ぎる
私の人生