否めない 違和感
いつだって
私が見え 聴こえ 感じ 昂るものに
響き合えない悲哀
諦めだけの過去
所詮 わかりっこない
お喋りだった少女は
極端に無口な女になった
移ろいゆく 下劣な虚像を求め
安い酒に身を浸し
その場しのぎの悦楽に酔う
そんなものには 吐き気を催す
だから私は
いつだってoutlaw
つまらない女
刹那とは
与えられるのであって
迎えにいくものじゃない
何故 皆
それに気付かないのだろう
私が怖いのは
独りきりの夜なんかじゃなくて
hyenaだらけの群れの中
それでもどこかに
救いがあるような気がして
諦めきれず
手を差し伸べる
同じキズを背中にもつ人が
どこかにきっと
いるような気がして...
昨夜 メールをくれた彼女は
私より 少し年下
大都会の真ん中で
女性を綺麗にする 仕事をしてきたヒト
賢くて 勝気で 美しくて
そして とても感性が豊かで
人に依存したり 媚を売るなんてコトは皆無
完璧 姫キャラな彼女
そんなヒトなのに
時々
折れかけの翼で 私の元に降り立つ
蓮華が結んだ 縁
” 存在してくれていることがうれしい ”
ココロから 言ってくれたヒト
そんな 彼女に
私は ナニをしてあげられるだろう
物心ついた頃から
差別 の意味を考え続けてきたヒト
だからこそ 人の本性に敏感で
時々 バランスを崩すことを
知り合ってスグに 打ち明けてくれたヒト
私は 貴女に対して
正直な 女だろうか ...?
彼女のようなヒトに 巡り逢うたびに
女の哀しさを つくづく想う
安心して 身を委ねられる胸がないのならば
何も言わずに 私が 抱きしめよう
私が 貴女を 抱きしめよう 。。。
壬生義士伝などの影響で
盛岡といえば 一本桜 が有名だけど
私が幼い頃から大好きな桜
それがこの 石割桜
もうすぐ 逢える
推定樹齢350年以上の老桜
盛岡の官庁街
岩手県庁脇の地方裁判所の前庭に 堂々と鎮座している
染井吉野よりも早い時期に咲く
エドヒガン桜だから
盛岡市民は この桜が開花するのを何よりも待ちわびている
実はこの桜
これまで何度も瀕死の状態に追い込まれてきた
そのたびに 市民ボランティアや樹木医の手厚い保護によって
どうにか 今の状態を保っているのだという
それでも 長年 管理をしている 庭師さんの話によると
中は空洞でスカスカ
本来 この状態は
生きているとは言わないのだそう
それなのに何故 毎春
美しい 満開の花を咲かせるのか 不思議でたまらない
これは ひとえに 桜自身の生命力
そして 愛でる人たちの 想いが通じているのに他ならないだろうと
そう仰っていたのが 鮮烈に心に残っている
私は 毎年
必ず 必ず この桜さまを見に出かける
木の芽時のこの時期 体調が思わしくない事も多いけど
必ず傍に行く
たくさんの 観光バスやカメラマンをかきわけ
傍に行く
そして 涙を浮かべ ひと泣きする
人に話せば 大げさだと笑われるだろうけど
私にとっては
一年が廻り ジブンの足でそこに立てる歓びは
この上ない 幸せだから
何度も死にかけ
寝たきりになった日々もあった
想うようにならず
ヤケになって
花など絶対に見ない日々もあった
そんな時 この桜は
いつもと 何等 変わらず
瀕死になりながらも
人びとのために
健気に花を咲かせていた
御仏の慈悲を
そこに 見た
だから 私の 人生の師の一人だ
涙なしに 愛でられるハズがないというもの
はやく 逢いたい 。。。