京都東山 ・円山公園の枝垂桜
大好きな桜
残念ながら 実際に見たことはないけれど
樹齢80年の老木にも関らず
その妖艶さには息を呑むほどなのだそう
円山公園の一角に居を構える
由緒ある寺の住職と 数年来の友人で
桜の季節になると 枝垂桜の様子を知らせてくれる
兄のような存在の人
彼の寺のご本尊は 薬師如来様
伝教大師様が建立したという
霊験灼なお薬師様
大好きな仏さま
事ある毎に祈祷していただいている
人の縁というものは
どこまで不思議なものなのだろう
一度として 足を踏み入れたことのない
遠い土地の人と
ココロを通わすことができたり
煩悶している友人を想うときには
私の心までもが びしょ濡れになってしまったりする
それは
未だ見ぬ 枝垂桜に
焦がれてやまぬ人びとが 群がるように
突き動かされて抗えない
説明のつかない衝動と
似たようなものなのかもしれない
それでも
例えば
私の場合は
桜を見て 満たされて
祇園に繰り出して行けるような
浮き足立つ情緒なんかではなくて
魅入られたからには
その下にて死なん と詠んだ
西行の想いと
同化したい誘惑に
打ち勝つことにこそ必死になるのは 眼に見えてる
艶やかで 妖しくて
そして 儚くて
あまりにも危険な
そんな 季節
だから 。。。。。
昨日の今日だというのに
朝からTelで起されて machineguntalkの炸裂
私は 基本 無口 なんだから
いい加減にしてほしい（苦笑）
昨日は久々に 多人数のなかにいた
事務的な話題だけなら 何等ストレスはないんだけど
”指 メチャメチャ綺麗ですね
どんなお手入れしてるんですか？”
若い女の子が口火を切ると
堰を切ったように 質問攻めが始まる
キタか ...... (困)
このテの賛嘆は もう 聞き飽きた
メンドいのよ
嫉みが交じり合うコトバに
素直に歓べるハズもなく
”ありがとう
でも 特別ナニもお手入れしてないのよ（ニッコリ）”
あぁヤダ
嫌な女だ 私 ..
所詮 人は ”ミテクレ” なんだなと
今更ながら 呆れてみたり
打ち合わせで行ったファミレスで
女を忘れた主婦達の集団が
大口をあけて バカ笑いしてたり
一緒に行った業者の彼女が
sweetsを頬張るのを横目で見ながら
マズイespressoがイヤで
ミネラルウォーターを飲んでた私
ようやく自由になれた 待ち時間の車の中
近頃オキニの INCUBUSを 大音量で聴きながら
降りしきる雪を 見ていた
解放された帰り道
久々にスタバに行って
行き交う人波をぼんやりと眺めながら
自分の生き方に間違いはなかったんだと
密かに確信してたりする
そんなeccentricなシンデレラは
零時をまわる前に 家路に着きました とさ
