パンと雑貨と音楽と

かつて須坂市役所の隣にあったパン屋「こるぷ」のオーナーねぼすけパン屋のブログ再開いたします。

敗者と勝者

2013年10月15日 | 日記
最近は人生を「勝ち組」「負け組」なんて言葉で表現されます。でも、人間って、皆「敗者」になるんです。
「死」には絶対に勝てないんです。
どんなお金持ちも、どんな優れた人も、どんなに強かった人も「死」には勝てないんです。
でも、どんな人も負けてしまう「死」に一つだけ勝てる物があります。
それは「思い出」。
亡くなる前に、走馬灯のように駆け巡ると言われる「思い出」、それを見られたならばきっとその人は人生の勝者なのでしょう。
そして、命の旅を終えた後に、いつまでも人々の心に生き続け、語り継がれる。その人はきっと、「敗者」でも「勝者」でもなく、「永遠の命」を与えられた人なんでしょうね。
今の業界に足を踏み入れた時、初めて作ったキャラパンは「アンパンマン」でした。余った生地で特大のアンパンマンを作って姪っ子の喜ぶ姿の写真で元気を貰いました。
僕は「勝者」でも「敗者」でも構わない。
笑顔で走馬灯を観ていたいです。
やなせたかし先生のご冥福を心から祈ります。