When I Dream

~気侭な戯言日記~

レバノン

2007-05-26 23:35:35 | 社会の出来事
レバノンの首都であるベイルートは、昔から・・・テロによる爆破が繰り返されてきてて、治安状態はいいとは言えないんじゃないかと思うけど、近年はテロや武装組織が、な~んか昔とは違うような気がする。イスラム社会と、パレスチナ社会が、複雑に絡んでいるだろうし、歴史背景はlevieには解らないけど、この頃は、アルカーイダの影がチラついているようにも思えるし、イランやシリアの影が色濃くなってきているように思えてならない。
現在は一時的に休戦してるみたいだけど、レバノン北部のトリポリ近郊にあるパレスチナ難民キャンプで、レバノン治安部隊と武装組織“ファタハ・イスラム”が衝突して、16000人もの人が別のキャンプ地へ脱出/避難したけど、現場は凄い惨状みたいだ・・・。

レバノンには、反シリア派と親シリア派がいて、現政権は親米路線を取っているけど、でも実際にはシリアの影響は強いだろうし、そのシリアはイランの影響を強く受けている。シーア派大国のイランは、スンニ派が多いイラクと、戦争をしてた事もあるけど、もしかすると、パレスチナを巻き込んで、アルカーイダの影響を匂わせて・・・武装派のシーア派と武装派スンニ派の・・・シナリオ通りに進んできているのかもしれない。←と素人は思った

レバノンのシニオラ首相は、イスラム教スンニ派武装組織“ファタハ・イスラム”について、数カ月前に陸路で密入国したイスラムとは全く関係のないテロ組織と位置付けてる・・・。レバノンの国防相は、政府軍と戦闘を続けるイスラム教スンニ派武装組織“ファタハ・イスラム”に対して、投降しなければ、軍事的手段を取ると述べている・・・
これに対して・・・イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの指導者“ナスララ師”・・・は、テレビ演説で「国家の統一を守るレバノン軍を全面的に支持する」と・・・レバノンが米国とアルカイダとの戦場になる事を懸念するコメントを出し、レバノン軍による攻撃には反対で、交渉による解決を求める考えを表明したんだけど・・・う~む、よく解らんわ・・・

ナスララ師が率いるレバノン南部のシーア派民兵組織ヒズボラは、イランの息が掛かっていて、資金や武器支援を受けて、イスラエルと小競り合いをしてたし、ヒズボラに武装解除を迫っていた国連レバノン暫定軍“UNIFIL”とレバノン政府軍とは敵対関係だったけど・・・今回はイスラム系スンニ派を敵と見なした政府とは利害が一致するって事かな??

“ファタハ・イスラム”はトリポリ近くのパレスチナ難民キャンプ、ナハル・アレバリドを拠点にしてて、パレスチナの地でユダヤ人と戦うために、若者を訓練しているらしいし、思想的にアルカーイダの指導者オサマ・ビンラディンに共鳴していると非難もされている。パレスチナ社会と、イスラム社会が・・・複雑にからんでいそうでよく解らないなぁ。

脱出した人によると・・・“ファタハ・イスラム”は昨夏、イスラエルとシーア派組織ヒズボラの戦闘でキャンプの警備が手薄になった時に入りこみ、ほとんどが外国人で武装しているから怖くて文句が言えなかったそうだし、逆らう事は死を意味したんだと思う。当然の事ながら、武装組織側を支持する声はあがっていないそうだけど、“レバノン軍は、去年イスラエル軍がレバノンでやったことと同じ事をしてる”と、レバノン国軍の包囲作戦に対する反感も高くなってきているんだとか。いくつか記事を読んだけど、実に生々しい。

やはり・・・パレスチナ社会とイスラム社会が複雑にからんでいて、さらにはイスラムのシーア派とスンニ派の対立図式もあり、対イスラエル対ユダヤでもあり、米国に対するアルカーイダの撹乱作戦の一つとも・・・言えるかもしれないと思った←単なる素人考え

民族とか宗派って根が深いもんな~単純に解決はしないと思うけど・・・武力に武力で対抗すれば・・・さらに武力で多くの血を流す事になると思うし・・・せめて一般庶民は平穏に過ごせるようになって欲しいと思う。

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