When I Dream

~気侭な戯言日記~

体外受精:ピュアベビー

2007-05-27 23:45:45 | 理数系/地学、自然科学など
最初は確か・・・宗教的見地から物議を醸し出していた体外受精だけど、世界初の体外受精児として78年に生まれた英国のルイーズ・ブラウンさん(28)が、昨年12月に自然妊娠後に男児を出産、ルイーズさんの妹で体外受精児のナタリーさんも、99年に出産しているそう。
日本では、国内初の体外受精児は、83年10月に東北大で誕生し、12月に2例目が生まれていて、3例目の女性が、体外受精児の出産としては国内初、2003年8月に自然妊娠で2726グラムの男児を出産していたそう。1例目の女児は、2歳の時に肺炎で亡くなり、2例目の女児はまだ妊娠、出産はしていないそうだけど、ルイーズさんよりも若くして出産していて、世界でもかなり早い時期の出産みたいです。症例みたいに出すのはナンですが、世界でもまだあまり例がないって事かなぁ??でも、不安を抱いている人にとっては朗報ですね!

体外受精とは、未受精卵を体外に取り出し、精子と媒精して受精させ、培養する技術で、受精後の胚は、一定期間(2~5日間)培養した後に子宮に戻します。←胚移植と言う
詳しく知りたい方はこちら → 慶応義塾 ←をどうぞ ※人工授精とは違います

3例目の女性が出産した病院の院長は「体外受精児が、自然妊娠で生まれた子供達と同じように出産した事は、体外受精で子供をもうけた大勢の夫婦に大きな安心感を与えるだろう」・・・とコメントしてて、別の記事では「体外受精で生まれても悪影響がない事の一つの証拠となる」とも書いてあった。男児は健康に育っているそうなのでなによりです。

日本産科婦人科学会によると、04年までに国内で体外受精などの生殖補助医療によって生まれた子供は、およそ13万5000人で、04年だけでも1万8168人が生まれてるそう。

厚生労働省は、体外受精児の親に協力を求めて、先天異常の有無や、年齢ごとの知能、精神の発達状況、6歳になるまでの健康状態や、発育状況を把握する初めての追跡調査する事を決めたみたいです。体外受精で生まれてくる子供の成長を心配する声を受けてなのかな?
海外の調査では、先天異常や奇形などの割合は自然妊娠の場合と変わらないとされてるようですが、事例的にはまだまだ少ないのかもしれませんが・・・。

生命科学の最先端、DNA的にはどうなのか、男児の場合の生殖能力はどうなのか、体外受精児の男女の場合はどうなのか、これから色々と事例が出てくるだろうとは思うけど、体外で受精させても数日で母体に戻すんだし・・・素人考えだけど、成長過程も心配するような事はないんじゃないのかなぁ~と思う。←例えは悪いけど植物の受粉と同じような気が(爆)

それは単に・・・人工的/人為的というモノ・・・に対しての“宗教的/哲学的/思想的”な、人のわだかまりのような感覚に思えるんです←よく解んないけど

体外受精児の記事を読んでいて・・・水星茗さんの漫画に出てくる“ピュアベビー”“純粋培養種”という言葉を思い浮かべてしまった・・・(汗)医学の発達の先には、DNAやクローン技術の発展の先には・・・きっとその世界があると思った。不妊治療として行われている・・・人工授精/体外受精・・・は、何百年後か何千年後には、もしかしたら培養液で人の生命を育てる・・・そんな時代がホントにやって来るのかもしれないなぁっと。

これ以上書いてると、脱線しそうなので止めておきます(爆)

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2 コメント

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思ったより近いもの (ともちゅわん)
2007-05-28 17:39:01
入院してたときに、不妊治療してる人とも同室になって、それまでは本当にお金持ちの一部の人だけが行える治療だと思っていたら、結構普通の人でも手の届くモノなんだと知りました。

赤ちゃんの欲しい夫婦に赤ちゃんを授けるのは「医学の進歩様々」という感じでとてもいいことだと思います。

みんな幸せに育つよ、きっと。
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そうそうそう (levie)
2007-05-28 22:12:55
俺も・・・“高い”って聞いてました。もう10年近く前ですが。
100%授かるものでもなく・・・とも・・・当時は。

随分進歩してきてますよね~

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