5月の世界保健機関:WHOの総会で、海外渡航移植が制限される見通しなんだそう。これまでに、多くの人の援助を得て、アメリカで心臓移植を受けた人がいるけど、制限されたら・・・助かる可能性の命が助からなくなる。そう言う意味で、臓器移植法の改正を国は急いでいるみたいだけど、人の死の医学的な定義の議論を、とことんまで話し合ったと言えるのだろうか??脳死による臓器移植が報道で取り上げられて話題になったのって何年前だったっけ??確かその当時、・・・人の死・・・の定義が問題になって、結果的に、脳死の臓器移植は数える程度しか行われなかったと思う。生命科学者でも、・・・人の死の定義は難しいところだ・・・という人が多いと思うんだけど、それを、医学のド素人の国会議員の議論なんかで決めようとするのが、そもそもの大きな間違い・・・とも言えるような気がするんだけどなぁ。
アメリカでは、人の死を・・・心臓死・・・としていたんだったかな??確か、心肺機能が止まって、脳に血が流れなくなると・・・脳が死ぬ・・・って、臨場感溢れる日本でも人気のドラマ・・・“ER”・・・で、そんなシーンが何度も出てきたような気がする。そのアメリカでは、確か、臓器が新鮮なうちに移植をする事が普通で、人の死の判定を・・・心肺停止・・・としていたような気がするけど、現在では、死の定義についての論争が再燃しているらしい。興味のある人は→近年の米国における死の定義をめぐる論争←のPDFファイルをお読み下さい。
さて、画像を見ると、臓器移植法は一番上が・・・現行・・・で、改正案として与党の自民党と公明党の有志が作ったのが・・・A案とB案・・・で、野党の民主党と社民党の有志が作ったのが・・・C案・・・だって。
現行では、臓器の提供は15歳以上になっているけど、制限を取り払うか、12歳以上にするかがポイントになっているようで、日本移植学会の寺岡慧理事長は、・・・『多くの患者が移植を受けられず亡くなっている現状はA案でしか解決できない』・・・と述べたそうで、移植関連団体は、小児も含めて脳死移植の機会を拡大できる、・・・「A案」・・・の速やかな採決を求める声明をだしたそう。
一方では、与野党の一部の議員が、・・・“A案を修正して年齢制限を撤廃する一方で、15歳以上は現行通り本人の生前の意思表示を必要とする”・・・という第4の改正案の提出を目指しているそうで、国会議員の中でも・・・死の定義と臓器移植については・・・意見が多々あってまとまっていないよう。
移植学会が・・・A案・・・を望むのは、現行では、本人の書面同意と家族の同意が必要だけど、家族の同意で可能になるからかな??・・・臓器提供・・・待っている多くの患者さんがいるから。
でも仮に、A案が通ったとしても、家族が同意するとは限らないよねぇ。そもそも日本人は、人の死というものの考え方がね・・・。法医学で、亡がらを切り刻む事を嫌がる民族性があるよねぇ。臓器を提供したら故人が成仏できないという考え方もまだ根強いと思うんだけど。それ故に、臓器移植があまり進んでいない現状なんだと思うけどなぁ。←今後もそれは変わらないような気がするなぁ
現状の日本の法医学では、人の死の定義を、・・・“生存に最も重要な心 (循環)、肺 (呼吸)、脳 (中枢) 機能の不可逆的停止で判断=心停止、自発呼吸停止、瞳孔散大”・・・というガイドラインにしてまとめているみたいだけど、アメリカで人の死についての定義が再び議論されているようだから、仮に改正案が通ったとしても、数年後にはまた議論されて作り直す事になるんじゃないのかなぁ。一応→法医学講義 死の定義・判定、脳死←を貼っておきます。興味のある方はどうぞ。
どうなるんでしょ??
アメリカでは、人の死を・・・心臓死・・・としていたんだったかな??確か、心肺機能が止まって、脳に血が流れなくなると・・・脳が死ぬ・・・って、臨場感溢れる日本でも人気のドラマ・・・“ER”・・・で、そんなシーンが何度も出てきたような気がする。そのアメリカでは、確か、臓器が新鮮なうちに移植をする事が普通で、人の死の判定を・・・心肺停止・・・としていたような気がするけど、現在では、死の定義についての論争が再燃しているらしい。興味のある人は→近年の米国における死の定義をめぐる論争←のPDFファイルをお読み下さい。
さて、画像を見ると、臓器移植法は一番上が・・・現行・・・で、改正案として与党の自民党と公明党の有志が作ったのが・・・A案とB案・・・で、野党の民主党と社民党の有志が作ったのが・・・C案・・・だって。
現行では、臓器の提供は15歳以上になっているけど、制限を取り払うか、12歳以上にするかがポイントになっているようで、日本移植学会の寺岡慧理事長は、・・・『多くの患者が移植を受けられず亡くなっている現状はA案でしか解決できない』・・・と述べたそうで、移植関連団体は、小児も含めて脳死移植の機会を拡大できる、・・・「A案」・・・の速やかな採決を求める声明をだしたそう。
一方では、与野党の一部の議員が、・・・“A案を修正して年齢制限を撤廃する一方で、15歳以上は現行通り本人の生前の意思表示を必要とする”・・・という第4の改正案の提出を目指しているそうで、国会議員の中でも・・・死の定義と臓器移植については・・・意見が多々あってまとまっていないよう。
移植学会が・・・A案・・・を望むのは、現行では、本人の書面同意と家族の同意が必要だけど、家族の同意で可能になるからかな??・・・臓器提供・・・待っている多くの患者さんがいるから。
でも仮に、A案が通ったとしても、家族が同意するとは限らないよねぇ。そもそも日本人は、人の死というものの考え方がね・・・。法医学で、亡がらを切り刻む事を嫌がる民族性があるよねぇ。臓器を提供したら故人が成仏できないという考え方もまだ根強いと思うんだけど。それ故に、臓器移植があまり進んでいない現状なんだと思うけどなぁ。←今後もそれは変わらないような気がするなぁ
現状の日本の法医学では、人の死の定義を、・・・“生存に最も重要な心 (循環)、肺 (呼吸)、脳 (中枢) 機能の不可逆的停止で判断=心停止、自発呼吸停止、瞳孔散大”・・・というガイドラインにしてまとめているみたいだけど、アメリカで人の死についての定義が再び議論されているようだから、仮に改正案が通ったとしても、数年後にはまた議論されて作り直す事になるんじゃないのかなぁ。一応→法医学講義 死の定義・判定、脳死←を貼っておきます。興味のある方はどうぞ。
どうなるんでしょ??
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