ガンバの至宝、宇佐見クンがドイツのビッグクラブ「バイエルン」に移籍がほぼ決まったようだ。18才で世界でも指折りのクラブに。そして数日後には、「なんで?」U-22代表から落選してしまった。天国と地獄だ。
中学1年で3年生に、3年生で高校生に。17才でトップチームに。常にガンバのジュニアでは飛び級で天才少年扱いされてきた。全国区で都市伝説さながらにガンバジュニアにはすごい選手がいるらしいと噂される。ガンバファンの僕としてはうれしい反面、こんなに早く天才扱いされてちやほやされると、つぶされるのではないかと心配だった。
ガンバ大阪にはユース出身の選手が他のクラブと比較すると非常に多い。それだけ指導育成が優秀でJリーグのクラブでも抜きんでている。ガンバユース出身には日本代表選手だけでも宮本、稲本、新井場、二川、橋本、大黒、安田、家長、本田(ジュニア)など蒼々たるメンバーである。その中心コーチだった上野山コーチは後にJリーグの技術指導者として中央に引っ張られる。
そんな歴史の中で「ガンバの至宝」と言われ若くしてトップチームに上がり、人材の豊富なガンバですでにレギュラーに定着している。年齢的に見ても天狗になる要素充分である。取材で天才と言われることに「天才なんていないですよ。そう言われて勘違いしている選手は消えていってると思うし。サッカーって、ほんま努力したやつが勝っていく世界。努力して、うまくなった結果で天才って呼ばれるんやと思う。だから、天才と呼ばれることは自分が努力してきたことの結果なんで、うれしいっちゃうれしい ですけどね。」
18才でこう言える選手、すごくない?
「小さい頃から飛び級ばかりしてきたからじゃないですかね。そこで考えるクセがついた。小1で小4のチームに放り込まれたり、中1で中3に交じったり。当然、相手のほうが大きくて速い。そのなかでどうやったら活躍できるかを考え続けてきたから。今でも常にサッカーのことは考えています。日々の練習も振り返る。悪いプレーの反省はもちろん、よかったプレーも『なぜ、できたのか』を考える。まあ、もともと考えるのが好きなんでしょうね。だから、自然に自分の中で膨らんでいったというところですね。」
中田、本田に共通する生意気さに、奢りを越えて自分自身を鼓舞する反発心と
常に前向きで目標を定め、実現させるんだという心意気を感じる。
U-22の代表監督がチームと融合しないと言う理由でメンバーから外した。チームプレーが日本の強さの源と言うことでわからなくもないが、A代表で世界との限界が知れた今、アジアだけならいざ知らず、「個」の力の融合でチームを作る時期なんではないか。思い切った代表の方向をCHANGEする姿勢が必要な気がするが。宇佐見クンに世界と真剣勝負が出来る、経験と成長のチャンスがなくなったのは残念だ。
こうなれば、ガンバのジュニアユースで上のクラスにあがれず星陵高校に移ったかっての本田選手が、その悔しさをバネに日本のトップ選手になったように、宇佐見クンにこの悔しさを大きな飛躍の第一歩にしてほしい。がんばれ、宇佐見!
中学1年で3年生に、3年生で高校生に。17才でトップチームに。常にガンバのジュニアでは飛び級で天才少年扱いされてきた。全国区で都市伝説さながらにガンバジュニアにはすごい選手がいるらしいと噂される。ガンバファンの僕としてはうれしい反面、こんなに早く天才扱いされてちやほやされると、つぶされるのではないかと心配だった。
ガンバ大阪にはユース出身の選手が他のクラブと比較すると非常に多い。それだけ指導育成が優秀でJリーグのクラブでも抜きんでている。ガンバユース出身には日本代表選手だけでも宮本、稲本、新井場、二川、橋本、大黒、安田、家長、本田(ジュニア)など蒼々たるメンバーである。その中心コーチだった上野山コーチは後にJリーグの技術指導者として中央に引っ張られる。
そんな歴史の中で「ガンバの至宝」と言われ若くしてトップチームに上がり、人材の豊富なガンバですでにレギュラーに定着している。年齢的に見ても天狗になる要素充分である。取材で天才と言われることに「天才なんていないですよ。そう言われて勘違いしている選手は消えていってると思うし。サッカーって、ほんま努力したやつが勝っていく世界。努力して、うまくなった結果で天才って呼ばれるんやと思う。だから、天才と呼ばれることは自分が努力してきたことの結果なんで、うれしいっちゃうれしい ですけどね。」
18才でこう言える選手、すごくない?
「小さい頃から飛び級ばかりしてきたからじゃないですかね。そこで考えるクセがついた。小1で小4のチームに放り込まれたり、中1で中3に交じったり。当然、相手のほうが大きくて速い。そのなかでどうやったら活躍できるかを考え続けてきたから。今でも常にサッカーのことは考えています。日々の練習も振り返る。悪いプレーの反省はもちろん、よかったプレーも『なぜ、できたのか』を考える。まあ、もともと考えるのが好きなんでしょうね。だから、自然に自分の中で膨らんでいったというところですね。」
中田、本田に共通する生意気さに、奢りを越えて自分自身を鼓舞する反発心と
常に前向きで目標を定め、実現させるんだという心意気を感じる。
U-22の代表監督がチームと融合しないと言う理由でメンバーから外した。チームプレーが日本の強さの源と言うことでわからなくもないが、A代表で世界との限界が知れた今、アジアだけならいざ知らず、「個」の力の融合でチームを作る時期なんではないか。思い切った代表の方向をCHANGEする姿勢が必要な気がするが。宇佐見クンに世界と真剣勝負が出来る、経験と成長のチャンスがなくなったのは残念だ。
こうなれば、ガンバのジュニアユースで上のクラスにあがれず星陵高校に移ったかっての本田選手が、その悔しさをバネに日本のトップ選手になったように、宇佐見クンにこの悔しさを大きな飛躍の第一歩にしてほしい。がんばれ、宇佐見!