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宇佐美貴史ラストゲーム

2011-07-14 11:53:20 | ガンバ大阪・日本代表、がんばれ!
会社の終業時間前からそわそわ、営業のヤツ、つまらん急ぎの仕事終業間際に持ってくるなよ、と何となくこちらに向かってくる営業と目が合うときつく見返してしまう。こういう営業2人程いるんだよね。彼らが外回りから帰ってくる前に脱出してやる。今日は特別な日やから。
60過ぎたオヤジのする事かね(笑)
チャイムの後企画部の一番奥の席から若い連中の席をかき分けてタイムレコーダーにダッシュ。試合開始過ぎも覚悟していたけれど、これだと30分前に入れる、上々。
南茨木からモノレール乗り換えで、もうサポーターの熱気を感じる。公園東口を降り、なんとか横町でホットドッグとドーナツと缶ビールを買う。えっ、ホットドッグ?この列が一番空いてたから何でもええんや。ホットドッグ久し振りだ。ニューヨーク以来かな?えっ!~、いつの話や、そんなに食ってないの。そう言えば、半年位前読んだ本でホットドッグ食べるシーンうまそうやったな。村上春樹の1Q84やったか?横山秀夫の本やったか?久し振りに食べたい思てたもんな。
平日なので思ったよりも混んでいない。いつものようにSBアウェイ席に陣取る。真ん中よりの前から2列目が空いていた。絶好の観戦ゾーンだ。前半宇佐美クンが間近で見れる。大型ビジョンは試合前練習の宇佐美クンを追い続けている、ほとんどがその目的だもんね。しかし,関西はサッカー人気低いね。イヤになる。ガンバの応援もおとなしい、他のチームに比べたら全く迫力ない。100分の1くらいの神戸のサポーターの声の方が大きい、
どうしたんだろ、遠藤選手がでていない。どうしても勝って送り出してやりたいけれど大丈夫かな。選手入場の子どもの中におばさん一人。大型ビジョンに選手と前の子どもが映され、宇佐美クンの前に行くとおばさんが。親孝行なやっちゃな。会場にもそんな笑いのざわめきが。選手の写真撮影にもお母さん同席。
試合開始、いつものようにパスがつながらない、堅そう、動きが無い、それでも若干優位かな。前3人、外人助っ人なのに神戸なにもできず弱すぎ、この調子のあがらないガンバに押されてる。
もちろん、観客の目はほとんどがボールの行くへ半分、宇佐美クン半分。宇佐美の動きもいまいちかな。
前半ロスタイム、流れるようなとは言えないけどシュートのこぼれ球、二川が蹴り込み、1-0。
後半から遠藤選手が出るかと思ったが出ない。前半、早くにイグノが相手を3人引きつけて、完全ノーマークの宇佐美クンにパス、GOOOOOOOOL。なんか、わざと宇佐美クンに得点させたみたいな、どフリーなシュート。それでも観客は大ヒートアップ。
演出されたようなこのシーン。なんや、今日は勝ちやな。気の抜けたような相手に油断したか、カジの安易なフリースローを相手にとられて、あれあれとゴールされてしまった。2-1。俄然神戸が元気になった。動きが良くなり、外人のFWが抜け出して再三危険なシーンが。
と、右に宇佐美クンが抜け出して(今日初めての良い動き)絶妙のセンタリング、イグノにピッタリ。GOOOOOOOOOL。3-1、再び2点差、再び余裕。宇佐美クン、ラストゲームに1ゴール1アシスト、最高の幕引きやんか。
とまた、気が抜けたら、FWにガンバDFが抜かれてしまった。3-2、またまた、1点差。ミスの多いガンバ、引き分けで終わりたくないよ。
遠藤選手が入った。ピィー、ピィー(指笛のつもり)。こんなに変わるの、ガンバのパスがきれいにつながりだす。ポゼッションはほとんどガンバ。これぞガンバのパスサッカー。さすが遠藤選手、日本一や。派手な点を取るFWでもないのに素人でもこのすごさが解る。後ろのアラフォーなお嬢さん3人組もうまいと言ってる位やから。点は入らなかったけど。終了。

宇佐美クンのセレモニーがあった。神戸のサポーターも帰らない。宇佐美クンに両親と嫁さんが出てきて花束。へー、嫁さんってこんな顔してるんや、タレント言う事で派手な娘と思ってたけど、普通で感じのええ娘や。結婚してから元タレントだからとマスコミに出さないのを好ましく思っていたけれど、彼らの考えなんだろうか。宇佐美クンの挨拶は我が愛するガンバへの感謝と愛情いっぱいで、金森社長も聞いててうれしいやろな。昔の稲本と大違いや。ほんとに良いヤツや、口で大きな事言うけど、行動は謙虚な努力家やから、絶対成功すると僕は信じてる。ガンバの選手に何度も胴上げされて、感動的やな。

場内、一周で最初の神戸サポーターの前で拍手されて深々とお辞儀してたな。良いシーンや。日本の宇佐美クンに成るんやから。稲本の時は沢山のサッカーボールをスタンドに蹴り込みながら一周した。だけど後思うと彼にはガンバに愛情が無い。
宇佐美クンからは気持ちが伝わってくる。手を振りながら、僕の左のスタンド席に歩み寄って花束をもらってた。僕の前は手を振りながら通り過ぎると思っていたら、フェイントかけたように反転して僕の目の前に寄ってきた。おお、僕の気持ちが伝わったか、パニックや。僕の前にいた子どもに何か言っていた。残念、ドアップなのに写真失敗。来ると思ってないもんな。一周してガンバのサポーターの席に飛び込んで、ガンバへの思いを何度もサポーターの前で語っている。いつ解放されるんやろ、と思いながら名残惜しいけど、スタンドを後にした。もうこのユニフォームやグッズは作られないと思ったら、買わなきゃと店に行ったら、宇佐美クンの物は全部売り切れでいた。