Penny Lane Music

福岡市中央区赤坂
ピアノ・ボーカル・ギターなど大人のためのポピュラー音楽教室

寒くても・・・

2011-03-17 16:51:32 | つれづれ
 今日も寒い一日になりました。福岡でも春が遠く感じてしまうのだから
被災地のみなさんはどんなにか、この先を不安に感じていらっしゃることと思います。
はやく、せめて少しでも気温が上がりますように。

こんなに寒くても、花はちゃんと咲くのですねぇ、えらいなぁ。

   

 木瓜の花。ウィキペディアによると・・・
「実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に
 転訛(てんか)したとも、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したも言われる。」

 冷たい風、でも時々差し込む明るい日差しにきらきらと輝きながら咲いていました。

 今回のことを、「あの戦争を思い出します」と言われた方がいらっしゃいました。
空襲の後の町、町ごと消えてしまった、あの悪夢、子供のころのその記憶がよみがえる、と。

 小学校3年生の時、平和学習ではじめて原爆のことを知り、何カ月もその恐怖から
逃れられずにいました。そのとき、子供ながらに唯一の救いだったのが「夾竹桃」の花のことでした。
何もなくなってしまった、その大地に咲いた夾竹桃の花、その歌です。
確か、広島の原爆を歌った歌だったと思います。

 今、毎日通る道にピンクの夾竹桃があります。実は毎年その花が咲くたびに、
今もあの原爆学習の恐怖を思い出します。被爆者でも、その家族でもないけれど、
「ゲンバク」というものを勉強した時の、こどものころの恐怖は忘れられません。
そして、そんな中で変わらず咲き続けた夾竹桃の花、自然の強さ・・・難しい感情でなく
小学校3年生のこどもが漠然と、すごいなぁと感じるものでした。

 寒い日、こうして明るく咲いている花を見て、「戦争を思い出す」のコメントをきいて
今朝も目にしたあの津波の映像をみて・・・夾竹桃の花を思い出しました。


 東北のあの町にとっての夾竹桃は、どんな花でしょうか。
いつかきっと、あの町にきれいな花が咲いて、家が立ち並んで、みなさんの元気な生活が戻るはず。
東北のあの町にとっての夾竹桃がこの春、たくさんたくさん咲きますように。


 ブログに向かうとやっぱり書くことはこのテーマになってしまいます。
でもいつも通り、日常は守っています^_^;。私たちにできることは日常を崩さないこと、
これからさき、いよいよ多くの支援が必要になった時、いつでもいいよ、と言えるように
ちゃんと日常を守って、体力を蓄えておくこと、ですね。
 今朝のテレビでそう言ってました。はい、これはちゃんと守りたいと思います。
だって・・・!今からイベントがたくさん待ちかまえています。頑張らなくちゃ!

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