Penny Lane Music

福岡市中央区赤坂
ピアノ・ボーカル・ギターなど大人のためのポピュラー音楽教室

寝ても覚めても・・・

2013-10-30 21:04:36 | つれづれ
数日前のこと、教室近くのバーガー屋さん、
小さなお店なのでテーブルも小さくて狭い・・・
その店内の隅の席に、若いお相撲さんがふたり、髷に着物でバーガー。
ちょっとせまっ苦しそうに、でも若い人らしい笑顔で
それはそれはおいしそうにバーガーを召し上がっていました。

そうね、こういうのたくさん食べて大きな体にしなくちゃいけないものね。
なんておばちゃん気分で、私はそのようすを窓の外から・・・、
思わず、立ち止まって

「撮っていい?」

といいたいくらい^_^;
まさかね、いくらかわいい笑顔とはいえ、そんな無礼はいたしませんが^_^;
あーそんな季節だなぁ・・・と。


そういえば、またこちらもすぐ近所のお食事のお店で
おとなりが小久保選手だったことがありました。
ちょっと意外なくらいすらっと・・・つまりそんなに大きくなくて
あのホームランは決して恵まれた体からでなく努力のたまものだったんだなぁ、
と、いつも画面から感じるお人柄もそうだけど・・・
あーやっぱり、違うわ!と痛感。

今年は、マーくんの夢のような活躍、海の向こうでは上原投手、
わくわくするようなプレイを見せてくれました。
あ、マーくんはもう一回、投げますね!これがもしかしたら
日本で最後の一勝になるかな、来年はきっと・・・!!!

今日も、レッスンが終わってまず、一球速報を開いて・・^_^;
あ、楽天勝ってる!

スポーツでも音楽でも何でも、そのひたむきさが何とも言えない魅力で
そこに引き込まれていきます。

昔お付き合いがあった女性がよく妹さんのお話をなさっていました。
陸上部の選手、とても小柄な方だったようでハードルの選手でした。
大きな大会にも出られてたようですが、若くして亡くなられました。

「小さいからね、みんなよりもっとすれすれに飛ばなきゃ勝てない」
「ハードルにぶつかるくらいの気持ちで飛ぶの」
彼女の口癖だったそうで、当時、なんとなくへぇーっと聞いてました。

「一緒に歩いてたら、目の前を走って行った猫の姿勢を見てね、急に
 猫になりたいって言ってみたり、足の付け根の角度をかえれないかなぁとかね
 とにかく、おかしなことばっかり言ってたわ」

自分がこうして仕事をするようになってこの言葉をよく思い出します。
というより、やっと理解できるようになりました。
ふーん、へー、おかしいなぁ、くらいに聞いていたけど
学生のことからそんなふうにすべてがひとつに絞られてるって
すごいことだったんだなぁ・・と。

何を見てもハードルをぎりぎりで飛ぶことだけを考えていた。

寝ても覚めても・・・ってまさにね。
そういう人たちが一流と呼ばれる選手になるのだろうなぁ。
そんな普段の努力(と、本人は思ってないからすごいけど)は
人には見えませんからね。
でもそんな小さな毎日の積み重ねが例えばその美しい姿勢や
ちょっとした言葉や、表情やそういうところに見え隠れする。
だから私たちはきっとその魅力に取りつかれてしまう。

お相撲さんの姿をあちこちで見るようになると、
ハードルの彼女を思い出します。
なぜって
「おすもうさんの瞬発力としなやかさは最高!」
とその彼女は言ってたそうで^_^;
そのころはほんとにさっぱりわからない話でしたが
なるほど、年をとればよくわかります。

ハードルの彼女は若かったのにそんなふうに考えてたんだなぁ。

今日もお相撲さんにお会いしました。
ハードルの彼女、お会いしたことはなかったけれど・・・
今も雲の上で、猫のようにしなやかにハードルを飛んでるのかなぁ。



じぇじぇじぇじぇじぇ!なに!?今見たら同点になってる。
盛り上がるなぁ、日本シリーズ!
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