Penny Lane Music

福岡市中央区赤坂
ピアノ・ボーカル・ギターなど大人のためのポピュラー音楽教室

今年のお月見は・・・

2009-09-25 18:08:50 | つれづれ
すっかり秋の風です。
夕方になると、肌寒いほどの風が入ってくるようになりました。

この時期になると、和菓子屋さんの前が素通りできなくなります^_^;
お月見のお菓子が並ぶんだもん・・・
きれいだし・・・おいしそうだし・・・

今年の十五夜、所謂中秋の名月(芋名月ともいうのですね)は
10月3日、土曜日だそうです。
でもって十三夜のお月見、栗名月とか豆名月とかっていうのは
10月30日の金曜日。

週末だし、ゆっくりどちらも見れそうです。
かたっぽだけにならないように・・・^_^;
この片月見(片見月)にならないように、なんて習慣、
まるでバレンタインとホワイトデーみたいで
なんだか、どこかのお菓子屋さんが言い出した、策略^_^;
なのではないかと思ってしまうけど
そんなわけなくて、やっぱり昔の人が縁起が悪いって嫌ったとか。

そういわれても・・・なんとなーく腑に落ちなくて・・・
調べてみたのですが、どうも、これ、吉原の慣習みたいで^_^;

以下、wikipediaより・・・
「江戸時代の遊里では、十五夜と十三夜の両方を祝い、
 どちらか片方の月見しかしない客は「片月見」または「片見月」
 と言って遊女らに嫌われた。
 二度目の通いを確実に行うために、十五夜に有力な客を誘う
 (相手はどうしても十三夜にも来なければならないため)
 風習があった。」

なるほど・・・なんだ、やっぱりお菓子屋さんの魂胆と一緒なんだわ。
ふふふ、これ、本当はどこからきたのでしょう。
だって、こんな色里の慣習を、いまやなんとなくみんなが風情というならば
江戸の遊女たちはきっと面白がってることでしょうね。

まぁ片見月はおいといて^_^;
もともとこのお月見は豊作をお祝いするお祭り。
日本人はきっと月が好きなんですね。
月にまつわる歌も昔からたくさん詠まれているし・・・

月々に月見る月は多かれど月見る月はこの月の月

なんてのは有名な早口言葉、じゃなかった
中秋の名月を詠ったものですね。

十七夜のあと、立待月(たてまち)居待月(いまち)に
寝待月(ねまち)、更待月(ふけまち)

日本人の感性と、日本語の美しさにため息が出ます。
ちなみに・・・個人的な趣味を言いますと・・・^_^;
月といえば…
中原中也の「月夜の浜辺」です。
これがいちばん・・・何より好きな月のうたです。

さて今夜の月は・・・ビルばかりの妙な明るさの夜しか来ない
このあたりでも、この季節はいくらかきれいに見えるのです、
秋の月らしく。
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