Penny Lane Music

福岡市中央区赤坂
ピアノ・ボーカル・ギターなど大人のためのポピュラー音楽教室

テレビ

2012-01-05 20:40:04 | つれづれ
 お正月休みは糸島で過ごしていましたが、休みの間日常と一番違うのは
テレビです。厳密に言うとテレビを見る時間です。

所謂、ゴールデンタイムにテレビを見ることができない生活ですので
休み中のテレビは珍しいものがいっぱいです。話題の俳優さんや歌手も
こういうときに名前と顔が一致します。

今年の休み中、もっとも長々とテレビの前に座ったのは・・・
お正月明けの「日本の話芸」の特番でした。これ4時間くらいあったような・・・^_^;
しかもNHKで席も外せないっ^_^;

噺好きにはたまりません。小さんの長屋噺からはじまって上方は文枝の宿屋仇、
江戸は文治の浮世床、講談では赤穂浪士の三村の薪割りなどなど・・・。
日本の話芸とはよく言ったもので、このリズム、五七の語りのテンポの良さ、
そして何より、昔のことばの美しさ。本当にため息が出ます。
間と勢い、音楽と同じです。見事な語りでした。

昨日はおくりびとです。
映画はほとんど見ません。学生時代授業をさぼってみて以来、ほんとうに
年に1本・・・くらいです。テレビも同じですが時間が長いという色気のない
情けない理由です。というわけで、お正月休みってことになります。

例によって久石譲のサントラ、CDはあります。
映画は見てなくても音楽だけ聴いてるという・・・妙なことがいつもおこります^_^;
もっくんはさすがにきれいで、素敵だなぁと思いながら見ましたが
山崎努、余貴美子のお二人が大好きです。とくに余貴美子さんは大好きな女優さんです。
この顔ぶれだけでもいいなぁと思ってみれましたが、
やっぱりその納棺師というその職人芸です。
こんな言い方はとても不謹慎かもしれませんが、美しいと思ってみていました。
世の中には多くの種類の仕事がありますが、こういう方もいらっしゃるのですね。
ある一部の地方での慣わしと聞きましたが、美しい慣習ですね。

小学校のころ、父の葬儀や火葬場はやはり印象的なことでした。
小学校四年生のこどもにとってはなかなかインパクトのある出来事で、
断片的ではありますが、いまも鮮明に刻まれていることが多くあります。
祖父母、弟、と近いものを送るたび、その最期の光景はまた蘇り、あらたに
くっきりと縁取りをつけて記憶の引き出しに大事宝にしまいこむことになります。

葬儀や火葬場で、幼い子供に手を差し伸べてくれたおとなたちのことを、
それはいつまでも覚えているものです。
映画の中に出てくる職人さんたちがあの時、記憶に刻まれた大人たちとだぶって
私は子供に戻ってなんとなく、ありがとうって思ったり。
こうして消化できてる記憶をますます美しく表紙をつけてくれたもっくんには
格別に感謝です(*^_^*)
母は劇場で見てるのでずいぶんカットされていると言ってましたが、なるほど
たしかに淡泊になってしまっていて、そうだろうなぁと思うとこもありました。
きっとオンエアが難しい切り口のところもあったのかもしれません。
難しいテーマだなぁとも感じました。
でもいいお話でした。



お正月、テレビ満喫。
さぁ、お仕事です。明日から少しずつレッスンもスタート。録音や打ち合わせと
ありがたいことにいつものレギュラーのお仕事メンバーと早速一緒です。
今年もいいスタートがきれそうです。
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