やっぱりエリーゼ

　「エリーゼのために・・・とか・・・」

体験レッスンにおみえの方のことばでやっぱりこれが一番。
ピアノ経験がない方の多くが、一番の弾きになってみたい曲は何ですか？
の質問、ベスト１は「エリーゼの為に」です。

　そうですよね、ピアノ＝エリーゼ、くらいピアノ曲では一番有名で
何といってもちょっとせつない美しい旋律ところころと転がる音が
とってもピアノらしくてすてきですものね。

　せっかくおみえですから、さわりのところはみなさん弾いていただきます。
最近は、パソコンをされる方が多いので指先を動かされることも日常で
以前に比べて、特に男性のみなさんの指が軽くいて柔らかくなっているような
気がします。女性はもともと、およそ指先を使われるので、未経験のみなさんも
比較的やわらかくて馴染みやすいのですけど。

　保育園などでの演奏の時も、ちびっこギャラリーたちはエリーゼの曲は
やっぱり知ってます。最初の「タララララララララ～♪」を弾きだすと
「しっとー」「ぼくもしっとー」「エリーゼのためにやん」
「ベートーベンやろー」と・・・なかなかリアクションがあります^_^;

　かつてはピーナツが「情熱の嵐」と歌い、ヴィーナスが「キッスは目にして」
と歌いオールディーズブーム再来を巻き起こしたり・・・

　最近のクラッシックブームを盛り上げてるのは新生ピアニスト辻井伸行さんですね。
彼の演奏は楽しそうです。とてもとてもピアノが好きという気持ちが
見てる私たちに伝わってきて、自分も弾いてみたくなるって、そんな気がします。
それがきっと彼の魅力ですね。

　まったくといっていいほどピアノの練習はしなかったけれど、
それでもピアノの先生は、小学校の６年生のあるレッスンの日、
エリーゼのピースを用意してくれて、「がんばりましょうね」と言ってくださいました。

　ふふふ、そりゃー練習しました(^_^;)だってかっこいーって思います。
上手に弾けるようになって学校でひいちゃろっ！ってね、思いますもん(^_^;)

　懐かしい曲です。今でも、毎年夏はどなたかが演奏してるような、そんな人気の曲。
何百年たっても、これからもずっと、やっぱりピアノを弾く人の憧れナンバーワン
なのでしょうね。ベートーベン、喜んでくれてるかしら。
それとも・・・「あのーあれ、テレーゼって書いてたんだけど」ってやっぱり
こだわって眉間にしわ寄せてるかなぁ(^_^;)