ain't no sunshine

昨日、久しぶりにＦＭを聴いていたら、
懐かしい曲のカヴァーが流れてきました。
ボーカルの名前を聴きそびれてしまったけど、
スティング、シンディなどもカヴァーしていて・・・
その雰囲気から推測・・・



おそらくこのアルバムを紹介していたと思う。

Eva Cassidy、３３歳の若さで亡くなった米国ボーカル、ギタリスト。
初めて聴くボーカルでしたが、なんとなく耳に残りました。
それはこの曲の懐かしさが勝っていたかもしれないけど。

　ａｉｎ’ｔ　ｎｏ　ｓｕｎｓｈｉｎｅ　　　ｅｖａ



もう３０年前のこと、学生だったころ
エレクトーンのレパートリーの選んだ曲でした。
確か、こんなジャケットのＬＰを買ってきたような・・・。
実家にあるかなぁ。



１９くらいのときになんでこの曲だったのかなぁ…と思いますが
きっと、とにかく大人っぽい曲が弾きたかったんだろうなぁ。

　ａｉｎ’ｔ　ｎｏ　ｓｕｎｓｈｉｎｅ　　ｂｉｌｌ

大人になりたくてなりたくてたまらなかったころの
なんとも稚拙な背伸びの、今思えばマンガみたいな短絡的な
顔が赤くなるような、でもそのおかしさがかわいい
そんなまさに青春まっただ中のころを思い出します。

学校を卒業して仕事をして、一人前と言われたい・・・
早く独立して・・・そう家を出て、ひとりで生活する・・・
そんな、青いなぁ・・・というころ、
くすぐったいけれど、二度と来ない若くて若くて
それだけ、たったそれだけが武器だったあのころを
この背伸びした曲を聴くたび思い出します。

音楽にはその時代の背景をすべて蘇らせる力があるといいますが、
確かにその通りです。
レッスンルームのようす、並んで授業を受けてた友人たち
好きな先生、苦手な先生、みんなみんな鮮やかに浮かんできます。
そして今ではすべて楽しかったこと。


ＦＭなんてどれだけぶりに聴いたかなぁ。
ラジオも、青春そのものですね、我々の世代はとくに。
第２期ラジオ世代だそうです(^_^;)
ずっとずっと、音楽がそばでなぐさめてくれた。
そんなこと、なんだかノスタルジックになりました。